ハッシュタグ設計
クリニック・医院が実際に付けているハッシュタグ
実際に運用されているクリニック・医院のInstagramアカウント47件の投稿1,166件を集計しました。ハッシュタグなしの投稿が127件あり、ハッシュタグを付けている投稿だけで見ると平均9.7個・中央値5個・最大31個です(この集計には2025年12月18日のInstagramの上限変更〈1投稿5個まで〉より前の投稿が含まれます。現在は5個までです)。47件のうち41件が地域名のハッシュタグを、40件が診療科名のハッシュタグを使っていました。以下は集計に出てきたハッシュタグを、使う枠ごとに分けたものです。厚生労働省の事例解説書はハッシュタグも医療広告に相当するとしており、投稿内容と関係のないハッシュタグで人を集めるのは不適切だと明記しています。中身に合うハッシュタグだけを付けてください。
付け方の手順
- 自分の診療科のハッシュタグを1個。#耳鼻科 と #耳鼻咽喉科 のように書き方が分かれるものは探されやすい方を選ぶ(ハッシュタグは探される言葉で、看板に掲げる診療科名とは別)
- 自分の医院名のハッシュタグを1つ作る。正式名称と略称のどちらか拾われやすい方を毎回付ける
- 地域のハッシュタグを1個。〈市区町村名〉か地名+診療科名をつなげた形のどちらかを自分の地名で作る
- その投稿で扱った症状の名前を1〜2個。扱っていない症状のハッシュタグは付けない
- 人を採るための投稿にだけ、募集している職種のハッシュタグを上記のいずれかと入れ替える。患者さん向けの投稿には付けない
- 合計5個以内に収める。Instagramは2025年12月18日から1投稿の上限が5個になりました。ハッシュタグを付けている投稿だけで見た集計上の中央値も5個でした
- 厚生労働省の事例解説書は、投稿内容と関係のないハッシュタグによる誘引を不適切としている。中身に合うハッシュタグだけを付ける
診療科名のハッシュタグ
47件中40件が使っていた枠。#耳鼻科 は119投稿・9アカウント、#耳鼻咽喉科 は100投稿・7アカウント、#小児科 は91投稿・8アカウント、#内科 は43投稿・7アカウントで使われていました。
#内科 #小児科 #皮膚科 #耳鼻科 #耳鼻咽喉科 #整形外科 #産婦人科 #眼科 #心療内科 #美容皮膚科 #糖尿病内科 #小児眼科 #内科クリニック #小児科クリニック #クリニック
#耳鼻科 と #耳鼻咽喉科 のように、同じ診療科でも探す側の書き方が分かれます。どちらで検索されるか分からないので、両方付けておきます。なお、看板に掲げられる診療科名は医療法施行令で決まっており(耳鼻科であれば「耳鼻いんこう科」)、探されるための言葉としてハッシュタグに使うことと、診療科名として看板や名前欄に掲げることは別の話です。混同しないでください。扱っていない診療科のハッシュタグは、どちらの意味でも付けないでください。
症状・悩みの名前のハッシュタグ
診療科名より多くのアカウントに共通していた枠。#花粉症 は10アカウント、#副鼻腔炎 は5アカウント・45投稿、#睡眠時無呼吸症候群 は5アカウント・38投稿、#舌下免疫療法 は5アカウント・37投稿でした。
#花粉症 #花粉症対策 #アレルギー性鼻炎 #副鼻腔炎 #めまい #難聴 #補聴器 #補聴器外来 #睡眠時無呼吸症候群 #舌下免疫療法 #糖尿病 #生活習慣病 #腎臓病 #心臓病 #白内障 #緑内障 #近視 #眼瞼下垂 #ニキビ #ニキビ治療 #肌荒れ #虫刺され #手足口病 #熱中症 #インフルエンザ #予防接種 #健康診断 #企業健診 #日帰り手術 #リハビリ #離乳食
患者さんは診療科名ではなく症状の名前で探します。投稿1本につき、その回に扱った症状を1〜2個だけ選んでください。扱っていない症状のハッシュタグを付けると、事例解説書が「投稿内容と関係のないハッシュタグによる誘引は不適切」としている状態に近づきます。
地域のハッシュタグ
47件中41件が使っていた枠。#福岡市 は30投稿・3アカウント、#目黒区 は26投稿・2アカウント、#京都宇治 は24投稿、#稲沢市 は22投稿でした。
#福岡市 #目黒区 #世田谷区 #江東区 #杉並区 #港区 #京都市 #宇治市 #稲沢市 #所沢市 #柏市 #高槻市 #寒河江 #藤沢 #水戸眼科 #尼崎耳鼻科 #西宮耳鼻科 #茨城眼科
ここは自分の地域名に置き換える枠です。上のハッシュタグをそのまま使うのではなく、「〈市区町村名〉」「〈都道府県名〉」を自分の地名で作ります。#尼崎耳鼻科 #西宮耳鼻科 #水戸眼科 のように、地名と診療科名をつなげたハッシュタグを自分で作っている例が複数ありました。地域で探されたいなら、この形を1つ作って毎回付けます。
医院名のハッシュタグ(自分の医院の名前で1つ作る枠)
47件のうち35件が、自分の医院名のハッシュタグを作って使っていました(機械照合。地名だけが一致した1件は除いています)。他の医院のハッシュタグを付けるためのリストではなく、「自分の名前でも1つ作る」と読む枠です。
#べっぷ内科クリニック #おおこうち内科クリニック #高輪マリンこどもクリニック #中山小児科クリニック #山田耳鼻咽喉科医院 #阿部整形外科クリニック #川村産婦人科医院 #小沢眼科内科病院 #しののめクリニック #田辺眼科クリニック
医院名で検索したときに、自分の投稿がまとまって出てきます。実測では、正式名称のハッシュタグと略称のハッシュタグの両方を作っている医院がありました(例:「小沢眼科内科病院」と「小沢眼科」)。患者さんがどちらで書くか分からないので、両方を自分の投稿に付けておきます。
人を採るための枠
47件のうち12件が採用系のハッシュタグを使っていました。ただし採用系のハッシュタグが付いた投稿は1,166件中38件で、全体から見ると小さい枠です。#理学療法士募集 9投稿、#看護師採用 8投稿、#医師採用 8投稿、#小児科医募集 7投稿。
#医師採用 #看護師採用 #看護師募集 #看護師求人 #ナース求人 #理学療法士募集 #作業療法士募集 #医療事務求人 #医療事務募集 #小児科医採用 #小児科医募集 #スタッフ募集
求職者は職種名で探します。実測でも #看護師 #理学療法士 #医療事務 のように、募集している職種の名前がそのままハッシュタグになっていました。募集していない職種のハッシュタグは付けないでください。この枠は、患者さん向けの投稿には付けません。
地域の医療者どうしがつながる枠
患者さんではなく、同業や連携先に向けて使われていた枠。#地域医療 は7アカウント、#勉強会 は6アカウント、#学会 は4アカウント、#ケアマネジャー は3アカウントでした。
#地域医療 #勉強会 #学会 #かかりつけ医 #ケアマネジャー #訪問看護 #訪問診療 #在宅医療 #看護師 #管理栄養士 #言語聴覚士
在宅医療のクリニックでよく使われていた枠です。紹介元の医療機関やケアマネジャーに存在を知ってもらう経路になります。患者さんを集めるためのハッシュタグとは目的が違うので、投稿単位で使い分けてください。
集計元: 実際に運用されているクリニック・医院(内科・小児科・皮膚科・耳鼻咽喉科・整形外科・産婦人科・眼科・心療内科・在宅医療)のInstagramアカウント47件の投稿1,166件(2026-08-06 取得)。ハッシュタグなしの投稿が127件あり、ハッシュタグを付けている投稿だけで見ると平均9.7個・中央値5個・最大31個です。上に載せたハッシュタグはすべてこの集計に実際に出てきたもので、当サイトが作った例ではありません。地域名と医院名のハッシュタグだけは、自分の地名・医院名に置き換えて使う前提で載せています。自由診療(美容医療)が主のクリニック6件は、使い方が違うため別に集計し、この47件には含めていません。この集計には2025年12月18日のInstagramの上限変更(1投稿5個まで)より前の投稿が含まれます。現在は5個までです。