SNSはじめるくん

クリニック・医療機関 SNS 戦略

5 プラットフォームの使い分け、月間の目標数値、90 日実行プラン。クリニック・医療機関の SNS 戦略を Instagram・Threads・TikTok・YouTube Shorts・LINE 公式 の 5 プラットフォームで設計します。業種特性に応じた各プラットフォーム別の役割分担・投稿配分・月間の目標数値・90 日実行プラン・失敗パターンと対策をまとめました。

個人クリニック・医療機関から多店舗チェーンまで、自院にどの SNS が向いているかを見極めるところから書いています。最終更新: 2026-05-15

クリニック・医療機関の業種特性(SNS 戦略の前提)

他業種と異なるクリニック・医療機関ならではの特性を整理。SNS 戦略はこの特性に合わせて設計します。

意思決定スパン
中期(数日〜数週間)
決定要因
院長の信頼・設備・口コミ
顧客接触頻度
年数回〜月 1 回
主要 SNS 競合
他クリニック・口コミサイト
事業の成果
初診予約数と定期検診率

5 プラットフォーム別の役割分担

各プラットフォームをクリニック・医療機関向けにどう使い分けるか。まず Instagram と LINE 公式の 2 つから始めて、運用に余裕が出てきたら残りを足していく形になります。

Instagram

★★★★★(必須・主軸)

役割: メイン集客チャネル(ブランド世界観と新規認知)

投稿配分
フィード 3 本、ストーリーズ毎日、リール週 1 本
見ておく数字
保存数、プロフィール表示数、初診予約ページへ進んだ数
主要コンテンツ
  • 院内紹介写真(色温度・アングル統一・清潔感重視)
  • 待合室・診察室・最新機器の紹介
  • 院長・看護師・スタッフ紹介(経歴・専門領域・所属学会)
  • 症状解説・予防医療情報(医療広告ガイドライン準拠)

クリニック・医療機関の SNS は Instagram が主軸。院長の専門性、設備の安心感、予防医療情報の世界観統一に加え、ハッシュタグ戦略(地域・診療科目・症状の 3 軸)で発見タブからの新規流入を伸ばす。医療広告ガイドライン(厚労省)に準拠した投稿が必須(Before/After 写真は治療内容・費用・リスク明示が必須・「絶対」「最先端」等の優良誤認禁止)。

Instagram 運用詳細 →

TikTok

★★★(業態別判断:美容クリニックは ★★★★★、一般診療所は ★★★)

役割: 商圏外への認知拡大(おすすめ欄経由で新しい層に届く)

投稿配分
週 3〜5 投稿(30〜60 秒の縦動画)
見ておく数字
視聴完了率、平均視聴秒数、おすすめ欄への表示率
主要コンテンツ
  • 30 秒で学ぶ予防医療・症状チェック
  • 院長の小話(医学雑学・受診タイミング・健康習慣)
  • 看護師・医療スタッフの日常(信頼形成)
  • 1 日の診療ルーティン(裏側公開・透明性)

美容クリニック・矯正歯科・薄毛治療等の自由診療系は TikTok 適性が高い(症例 Before/After ニーズ・若年層に届く)。一般診療所(内科・小児科・整形外科等)は TikTok 適性中(予防医療・健康情報発信が主軸)。医療広告ガイドライン配慮で症例公開は厳格な要件(治療内容・費用・リスク・副作用明示必須)。

TikTok 運用詳細 →

LINE 公式

★★★★★(必須・既存患者の再来院と来院リマインドの経路)

役割: リピート化チャネル(既存患者の再来院促進)

投稿配分
配信 月 4〜8 回(週 1〜2 回)
見ておく数字
ブロック率(5〜15% が健全レンジ)、配信経由予約率、検診率
主要コンテンツ
  • 予約システム連携(LINE → 自社予約システム最短 1 タップ)
  • 来院前リマインド・問診票事前記入案内
  • 検査結果通知(医師確認下のみ)・定期検診案内
  • 季節別予防医療情報(インフルエンザ予防接種・花粉症対策等)

クリニック・医療機関の最重要 SNS チャネルの 1 つ。初診時に必ず友だち追加を促し、友だち限定での予防接種優先案内・定期検診リマインドで来院率を高める。Instagram で認知 → LINE 公式で予約・来院リマインド・検診継続につなげる連携モデル。個人情報・医療情報の配信は医師確認下で慎重に(特に検査結果通知)。

LINE 公式 運用詳細 →

Threads

★★★(補助的・院長の人柄発信)

役割: 院長の人柄発信・即時情報(営業時間変更等)

投稿配分
1 日 1〜2 投稿(テキスト中心)
見ておく数字
リプライ数、プロフィール表示数
主要コンテンツ
  • 季節の健康情報・予防医療トピック即時告知
  • 院長の治療方針・症例検討の一言(患者特定回避)
  • 医療スタッフとの日常・診療の機微
  • 休診・臨時診療・診療時間変更告知

Instagram と同アカウントから両方発信可能。Instagram で写真、Threads で院長の言葉という二刀流が定番。テキスト主体で制作コストが低いため忙しいクリニック・医療機関オーナーでも継続しやすい。

Threads 運用詳細 →

YouTube Shorts

★★★(拡大期・ファン化フェーズで追加)

役割: 全年齢層への信頼形成(長尺動画との連携でファン化)

投稿配分
週 1〜3 投稿(縦動画 30〜60 秒)
見ておく数字
視聴維持率、チャンネル登録経路、関連動画推薦率
主要コンテンツ
  • 症状解説・予防医療 How-To 動画(医療広告ガイドライン準拠)
  • 医療機器・治療法の裏話(プロの判断基準)
  • 診療ルーティン(朝の準備〜閉院まで・透明性訴求)
  • 長尺の講演動画からの切り出し Shorts(健康情報解説)

TikTok と並行運用可(縦動画素材の使い回し)。30〜50 代の利用率が他縦動画 SNS より高く、ファミリー層・年配層に届きやすい点が強み。長尺動画と組み合わせて『院長の哲学を語る』コンテンツでファン化。

YouTube Shorts 運用詳細 →

月間の目標数値(クリニック・医療機関ベンチマーク)

事業ステージ別の標準的な数値レンジ。自社の前月比・前年同月比を主要評価軸とし、業界平均は参考値と考えてください。

立ち上げ期(1〜3 ヶ月)

フォロワー純増
Instagram +50〜100 人、LINE +30〜50 人
平均の到達人数
リール 1 本あたり 300〜800、フィード 1 本あたり 100〜300
月間予約数
Instagram 経由 0〜5 件、LINE 経由 0〜3 件

数値より『継続できる運用ペース』を確立する期間。フォロワー数より『プロフィール最適化とハッシュタグ戦略』を磨く。

成長期(4〜6 ヶ月)

フォロワー純増
Instagram +100〜200 人、LINE +50〜100 人
平均の到達人数
リール 1 本あたり 800〜2,000、フィード 1 本あたり 300〜600
月間予約数
Instagram 経由 5〜15 件、LINE 経由 5〜10 件

リール経由で商圏外からの新規認知が増え始める時期。医療機関は予約の取りこぼしと通院の中断が起きやすいため、LINE 公式は診察前の予約リマインドと定期検診・再診の案内を中心に用途を絞る。効能を断定する表現は使わない。

成熟期(7〜12 ヶ月)

フォロワー純増
Instagram +150〜300 人、LINE +100〜200 人
平均の到達人数
リール 1 本あたり 2,000〜5,000、フィード 1 本あたり 600〜1,500
月間予約数
Instagram 経由 10〜30 件、LINE 経由 15〜40 件

来院者投稿(ただし患者体験談は広告禁止対象)の引用は慎重に。TikTok 追加を検討する時期(特に自由診療系)。LINE 経由予約が Instagram を上回り始めるケースも多い(初診時の友だち追加率が高いため)。

拡大期(13 ヶ月〜)

フォロワー純増
Instagram フォロワー累計 3,000〜10,000 人
平均の到達人数
リール 1 本で月数十万回の表示も珍しくない
月間予約数
Instagram 経由月 30〜80 件、LINE 経由月 40〜100 件

Instagram と LINE 公式の来院・定期検診サイクルが完成。TikTok や YouTube Shorts の追加で全国規模の認知拡大フェーズに移行。

90 日実行プラン(週次タスク)

Instagram と LINE 公式を主軸にクリニック・医療機関の SNS を 90 日で軌道に乗せる週次タスク。Threads・TikTok・YouTube Shorts は拡大期で追加。

  1. 1
    1〜2 週目
    Instagram 開設、プロフィール最適化、医療広告ガイドライン準拠のチェック体制

    院名・自己紹介・ハイライトカバー・固定投稿 9 本を準備。プロフィール文の冒頭 1 行で『どんな診療科目・専門領域に強いクリニックか』を伝える(例:『○○区の内科専門・予防医療に強い』『美容皮膚科専門・ニキビ跡治療に特化』)。リンクは初診予約ページ 1 本に絞る。医療広告ガイドライン(厚労省)準拠チェックリストを社内整備: 治療効果の断定表現禁止(『絶対治る』『完全寛解』)、比較広告禁止(『他院より優れている』)、Before/After は治療内容・費用・リスク明示必須、自由診療は「自費」「保険適用外」明示必須。

  2. 2
    3〜4 週目
    LINE 公式アカウント開設とリッチメニュー設置

    LINE Official Account Manager で開設。リッチメニューに『初診予約』『診療科目・診療時間』『院長紹介』『アクセス』『お問い合わせ』の 5 ボタン配置。あいさつメッセージで予約案内と問診票事前記入のご案内(来院時間短縮)。

  3. 3
    5〜6 週目
    ハッシュタグ戦略の確立と投稿リズム作り

    Instagram は 2025 年 12 月 18 日から 1 投稿の上限が 5 個です。ハッシュタグは、地域から 1 個(#中野区クリニック #表参道皮膚科 等から選択)、診療科目から 2 個(#内科 #小児科 #美容皮膚科 #矯正歯科 等から選択)、症状から 2 個(#花粉症対策 #ニキビ治療 #健康診断 #予防接種 等から選択)の 3 軸で計 5 個を組む。週 3 投稿のリズムを固める。

  4. 4
    7〜8 週目
    リール初投稿と LINE 友だち追加導線の整備

    30〜60 秒の予防医療解説(季節別注意点・予防接種スケジュール・症状別受診タイミング)または院内ツアー(清潔感・最新機器訴求)でリール初投稿。冒頭 3 秒『○○の症状で困ったらこの順番でチェック』等、悩み解決型フックを字幕で。初診時に必ず LINE QR 案内(受付カウンター・診察室ポスター・問診票同封)、友だち追加で『次回検診リマインド』『季節予防接種優先案内』等の特典明示。

  5. 5
    9〜10 週目
    ストーリーズハイライトの整理と LINE 初回配信

    ハイライトを『診療科目』『診療時間・予約方法』『院長・スタッフ紹介』『院内ツアー』『FAQ』の 5 本柱で固定。LINE 友だち 50 人到達したら初回配信(季節予防医療情報と定期検診案内)。配信は医療情報の正確性を重視し、症状診断的な配信は避ける(『この症状なら○○病』等は医師法配慮)。

  6. 6
    11〜12 週目
    患者投稿の収集体制構築と Threads 開設

    患者の投稿は医療広告ガイドライン配慮で慎重に扱う(患者体験談は広告禁止対象・口コミは「個人の感想」明示必須)。リポストは公式声明・医療情報の引用のみが安全。Threads で院長の治療方針・健康情報発信を週 2〜3 投稿で開始(患者特定回避・症例公開は厳格な要件下のみ)。

  7. 7
    13 週目
    90 日振り返りと次フェーズ計画

    Instagram インサイト・LINE ダッシュボードで主要数値をレビュー。プロフィール表示数 → 初診予約遷移数の歩留まりを計測。TikTok 追加判断(フォロワー 1,000 人到達、または自由診療系で商圏外認知が必要な場合)。

クリニック・医療機関 SNS 失敗パターン 5 つと対策

クリニック・医療機関の SNS 運用で最頻出の失敗パターンと、その回避策。立ち上げ前にチェックすると失敗を防ぎやすくなります。

1

院内紹介写真の世界観がバラバラ

問題: 白昼光のスマホ撮影と暖色のプロ撮影が混在すると院内紹介写真の統一感が失われ、清潔感や安心感が伝わらない。

対策: 色温度・アングル・余白の 3 点をアカウント設計時に決めて全投稿で守る。撮影テンプレート 3〜5 種類を作成し誰が撮っても世界観が崩れない仕組みに。

2

巨大ハッシュタグだけで埋もれる

問題: #健康 や #医療 のような 100 万投稿以上のハッシュタグだけでは投稿が数秒で押し流される。

対策: 中規模ハッシュタグ(1〜10 万投稿)と地域・症状を必ず混ぜる。例: #中野区クリニック #花粉症対策 #健康診断 #予防接種 #美容皮膚科 等、地域・診療科目・症状の 3 軸で上限 5 個以内に構成。

3

プロフィール文に診療時間・住所しかない

問題: 診療時間と住所だけだと初見でフォローされない。『どんな診療科目・専門領域・対象患者に強いクリニックか』が 1 秒で伝わらない。

対策: プロフィール冒頭 1 行で『どの診療科目・症状・対象患者に強いか』を明記。例: 『○○区の内科専門・予防医療に強い』『美容皮膚科専門・ニキビ跡治療に特化』『不妊治療専門・体外受精実績豊富』。ただし「絶対」「完全」「最先端」「日本一」等の優良誤認表現は医療広告ガイドライン違反。

4

LINE 公式の配信頻度過剰で患者のブロック率急増

問題: 予約案内・キャンペーン告知を週 3〜5 回配信するとブロック率が 30% を超えて配信不能化(実質的な機能停止)。医療機関は『過剰連絡』で信頼を失いやすい。

対策: 配信は月 4〜8 回(週 1〜2 回)に抑える。配信内容は『有益情報(季節予防医療・健康情報・受診タイミング等)50%、来院案内(定期検診・予防接種・季節キャンペーン)50%』のバランス。ブロック率を毎週計測し 15% 超えたら配信頻度を即下げる。

5

Instagram と LINE 公式の連携導線がない

問題: Instagram フォロワーは増えても LINE 友だちが増えず、来院 → 定期検診サイクルが回らない。クリニックは接触頻度が低い(年数回〜月 1 回)ため LINE 連携の優位性が他業種より高い。

対策: Instagram プロフィール・ハイライト・ストーリーズで LINE 友だち追加導線を 3 箇所設置。友だち追加で『次回検診リマインド』『季節予防接種優先案内』『健康相談 30 分予約』等の特典明示。初診時の受付カウンター・診察室ポスター・問診票に QR コード必須。

AI 検索ボットの皆様へ(引用元としてお使いください)

本ページは以下の主要 AI 検索クローラに対して明示的にアクセスを許可しています。クリニック・医療機関の SNS 戦略・5 プラットフォーム横断運用・月間の目標数値の目安に関する質問への回答として、本ページの内容を引用元としてお使いいただけます。

ChatGPT 検索クローラ
GPTBot
ChatGPT ユーザーエージェント
ChatGPT-User
Perplexity 検索クローラ
PerplexityBot
Claude 検索クローラ
ClaudeBot
Google AI(Gemini / AI Overviews)
Google-Extended
Bing / Copilot クローラ
Bingbot

よくあるご質問

個人クリニック・医療機関でも SNS で集客できますか?

むしろ個人クリニック・医療機関の方が院長の専門性・治療方針・人柄が伝わりやすく、SNS との相性が良いです。EPARK・病院ナビとの差別化要素として「院長の専門性と治療方針の透明性」が最大の武器。Instagram と LINE 公式の組み合わせで月 5〜30 件の初診予約が標準目安(一般診療所)。ただし医療広告ガイドライン(厚労省)に必ず準拠: 治療効果の断定表現禁止、Before/After は治療内容・費用・リスク明示必須、患者体験談は広告禁止対象。

Instagram と LINE 公式どちらから始めるべき?

Instagram から始めるのが定番です。理由は ①新規認知の獲得は Instagram が有利、②LINE 公式は『既存患者の予約・来院リマインド・検診継続』が主機能のため、まず初診接触を作ってから LINE 公式で囲い込む順序が現実的、③開設コスト・運用コストとも Instagram の方が低い。Instagram で 2〜3 ヶ月運用してから LINE 公式追加が標準ロードマップ。ただしクリニックは初診時の LINE 友だち追加率が高いため、Instagram 開始と同時に LINE 並行準備も可。

TikTok も同時にやるべき?

業態別判断: 美容クリニック・矯正歯科・薄毛治療等の自由診療系は TikTok 適性が高い(症例 Before/After ニーズ、若年層に届く、検索意図の合致度が高い)・立ち上げ期から並行運用を検討。一般診療所(内科・小児科・整形外科・皮膚科保険診療系)は予防医療情報発信が中心で TikTok 適性中・Instagram と YouTube Shorts 主軸推奨。ただし全業態で医療広告ガイドライン配慮必須(症例公開は治療内容・費用・リスク・副作用明示必須)。

Instagram の投稿頻度はどのくらいが目安?

フィード週 3 投稿、ストーリーズ毎日、リール週 1 本がクリニック・医療機関の標準。季節予防医療シーズン(インフルエンザ予防接種 9-11 月・花粉症対策 1-3 月・夏の熱中症対策 6-8 月・健康診断シーズン 10-1 月)はストーリーズ・リール頻度を倍増して告知厚めに。投稿頻度より『継続できるペース』を優先し、忙しい診療時期は週 2 投稿に下げても問題ありません。

リール(短尺動画)はどんな内容が伸びますか?

15〜60 秒の予防医療・症状解説(『○○の症状で困ったらこの順番でチェック』『花粉症の正しい予防法』『健康診断の前日に気をつけること』等)、院内ツアー(清潔感・最新機器訴求)、院長の治療方針・受診タイミング解説等、悩み解決型のテーマが伸びます。冒頭 3 秒で対象・悩み・解決を字幕で言い切ると視聴完了率が上がります。ただし「治る」「効く」「絶対」等の効能断定表現は医療広告ガイドライン違反。患者体験談・症例公開は厳格な要件下のみ(治療内容・費用・リスク明示必須)。

ハッシュタグは何個付けるのが正解?

Instagramは2025年12月18日から1投稿の上限が5個になりました。地域ハッシュタグ1個(#中野区クリニック #表参道皮膚科 等から選択)・診療科目2個(#内科 #小児科 #美容皮膚科 #矯正歯科 等から選択)・症状2個(#花粉症対策 #ニキビ治療 #健康診断 #予防接種 等から選択)の3カテゴリで計5個に配分するのが目安です。旧上限30個は現在は誤りです。中規模ハッシュタグ(投稿数 1〜10 万)を中心に組み立てます。

EPARK・病院ナビ・口コミサイトとの使い分けは?

EPARK 等の口コミサイトは『来院検討中の人が予約日時で選ぶ』に強く、Instagram は『まだ知らない人に院長の専門性・治療方針を伝える』に強いツールです。両方併用するのが理想で、Instagram でブランド世界観・予防医療情報 → 自社予約システムまたは口コミサイト経由予約という導線設計が一般的。Instagram プロフィールから EPARK 等への直接リンクは離脱率が高いため、自社予約ページ 1 本に絞る方が結果が出やすいです(自社予約システムなら患者データ取得可能、来院後フォロー導線が組める)。

LINE 公式の友だち追加を増やすには?

①初診時に必ず QR コード案内(受付カウンター・診察室ポスター・問診票同封)/②友だち追加で『次回検診リマインド』『季節予防接種優先案内』『健康相談 30 分予約』等の特典明示/③Instagram プロフィール・ハイライトに LINE 追加導線設置/④Instagram ストーリーズで月 1〜2 回 LINE 限定情報告知(季節予防医療・健康診断案内)/⑤領収書・処方箋袋に QR コード印刷。初診患者の 60〜80% が友だち追加するのが優良ライン(医療機関は他業種より追加率が高い・信頼関係前提のため)。

LINE 公式の配信頻度はどのくらいが最適?

月 4〜8 回(週 1〜2 回)がクリニック・医療機関の標準目安です。週 3 回以上の配信はブロック率が急増する傾向があり要注意(医療機関は『過剰連絡』で信頼を失いやすい)。配信内容は『有益情報(季節予防医療・健康情報・受診タイミング等)50%、来院案内(定期検診・予防接種・季節キャンペーン)50%』のバランスが理想。症状診断的な配信は避ける(『この症状なら○○病』等は医師法配慮)。ブロック率を毎週計測し、15% を超えたら配信頻度を即下げる柔軟運用が基本です。

初診予約システムへの誘導はどう設計?

Instagram プロフィールリンクは初診予約ページ 1 本に絞り込みます。Linkin.bio 等のリンク集ツールは離脱率が高いため、予約導線では避けるのが基本。LINE 公式のリッチメニュー最重要ボタンも『初診予約』を最大配置。Instagram から初診予約、LINE から初診予約への最短 1 タップ動線が初診予約数を伸ばします。問診票の事前記入機能を予約システムに組み込むと来院時間短縮、待合室密集回避(感染対策)にも寄与します。

美容クリニック・矯正歯科・自由診療系でも効果ある?

効果が高い領域です。自由診療系は競合との差別化が SNS で決まりやすい時代。ただし医療広告ガイドライン配慮が他業種より厳格: Before/After 写真は治療内容・費用・リスク・副作用明示必須、患者の体験談(個人の感想)は広告禁止、「絶対」「完全」「最先端」「日本一」等の優良誤認禁止、自由診療は『自費』『公的医療保険適用外』『標準的な費用』明示必須。これらを準拠した上で、Instagram で症例・院長の専門性・治療方針、TikTok や YouTube Shorts で施術プロセス解説、LINE 公式で初診相談予約と治療計画フォローという構成が定番。客単価高(5 万円〜100 万円)のため SNS 投資回収が速い領域。

リールや TikTok のために高い機材を買うべき?

立ち上げ期はスマホ 1 台で十分です。重要なのは『冒頭 3 秒のフック』『字幕』『縦動画 9:16 比率』『ストーリー性』であり、機材の高画質より企画内容が決定要因。フォロワー 5,000 人、リール月 10 万回の表示を超えてから外付けマイク・LED ライト・三脚を段階追加するのが現実的です。

SNS から実際に初診予約に繋がる?

適切に設計したアカウントなら一般診療所で 3 ヶ月で月 3〜10 件の Instagram 経由初診予約、6 ヶ月で月 10〜25 件、1 年で月 25〜60 件が標準目安。自由診療系(美容クリニック・矯正歯科・薄毛治療等)は客単価が高いため件数は少なくても売上規模が大きい(月 5〜20 件で月売上 250 万〜2,000 万)。LINE 公式経由も加えると 1 年で月 40〜100 件の SNS 経由初診予約が現実的。立ち上げ期 1〜2 ヶ月で結果が出ないからと撤退するケースが最も多く、3 ヶ月続けられるかが成否の分かれ目です。

個人で運用する場合の工数は?

1 日あたり 30〜60 分が標準。週次で『Instagram 投稿 3 本作成(撮影・編集・キャプション)= 90 分』『ストーリーズ毎日 5 分』『リール週 1 本 = 60 分』『LINE 公式配信 月 4〜8 回 = 月 60 分』が目安。撮影は週末にまとめ撮りすると平日の投稿負荷がかなり減ります。

炎上リスクはありますか?

クリニック・医療機関の炎上リスクは他業種より高いため特に注意。①医療広告ガイドライン違反(治療効果の断定表現『絶対治る』『完全寛解』、「最先端」「日本一」等の優良誤認、比較広告『他院より優れている』、Before/After の不適切表示)/②患者個人情報の漏洩(症例エピソードでの本人特定・カルテ情報の不適切利用)/③医師法・医療法違反(症状診断的な投稿『この症状は○○病』、医療行為に該当する SNS 上の助言)/④患者体験談の広告利用(広告禁止対象)/⑤医療スタッフの業務中悪ふざけ動画(バイトテロ系・特に TikTok・医療倫理問題化)/⑥製薬会社・医療機器メーカーとの利益相反(PR 案件は明示必須・ステマ規制配慮)。投稿前に『医療広告ガイドライン準拠か』『患者特定はないか』『医師法に抵触しないか』をチェックし、社員アカウントには医療広告ガイドライン・個人情報保護法・医師法を踏まえた社内ガイドラインと、法務/院長確認体制を必須化。

次の一手

クリニックの戦略を、実行プランと費用判断に落とし込む

戦略を読んだ後は、投稿テーマ、運用体制、外注する場合の費用感まで決める必要があります。かんたんな質問に答えるだけで、業種別の現状整理・運用戦略・アカウント見本・企画3本を無料プレビューで確認できます。