SNSはじめるくん

歯科医院のインスタグラムの始め方

歯科医院のInstagramを、開設からプロフィール、ハッシュタグ、医療広告のルールの読み方まで順番にまとめました。そのままコピペして使えるプロフィール文5例と、実際に運用されている歯科医院39アカウントの投稿969件から集計したハッシュタグを載せています。ルールの部分は、厚生労働省と法令の原文を実際に開いて読めた範囲だけを書いています。

個人開業医院・矯正歯科向け

医院のプロフィール実例と実測ハッシュタグ、自由診療を出すときの条件【2026年版】

歯科医院のInstagramには、他の医療機関より1つ重い事情があります。実測した39件の投稿969件を集計すると、上位に来たのは #マウスピース矯正(187投稿・16アカウント)、#審美歯科(145投稿)、#インプラント(126投稿)、#インビザライン(119投稿)、#ホワイトニング(118投稿)でした。これらはすべて自由診療です。そして自由診療のことを広告に書くときは、治療の内容と費用、そして主なリスク・副作用の情報提供が医療法施行規則で求められます。さらに厚生労働省の事例解説書は「SNS上の1つの投稿は、単独で1つの広告として取り扱われる」としているため、その説明は同じ投稿の中に入れる必要があります。歯科でいちばん出したくなる話題が、いちばん条件の多い話題だということです。何がOKで何がNGかを先に押さえてから開設するほうが、あとで書き直す手間がありません。

最終更新: 2026-08-06

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歯科医院が開設前に知っておくこと

最初に決めること
自由診療を出すのか、保険診療の範囲でいくのか
実測のリンク先
医院側のページ31件・予約は2件(39件中)
広告として見られる範囲
プロフィール・投稿・返信・ハッシュタグ
ルールの出どころ
医療法と医療広告等ガイドライン

開設〜運用開始までの4ステップ

アカウント開設からプロフィール設計、最初の投稿、運用リズムまでの順序。上から順に進めれば迷いません。

ステップ 1

アカウントを開設する

開設後すぐにプロアカウント(ビジネス)へ切り替えます。切り替える前に、下の「自由診療を出すときだけ、条件が増える」を読んで、自由診療をどこまで出すか決めておいてください。

  • 設定 →「アカウントの種類とツール」→「プロアカウントに切り替える」を選ぶ
  • カテゴリは候補の中から歯科医院に近いものを選ぶ
  • ユーザーネームは医院名+最寄り駅名か、医院名+地域名にする
  • 自由診療(矯正・インプラント・ホワイトニング・セラミック)を出すかを先に決める

歯科医院ならでは: 実測した39件では、名前欄または自己紹介に最寄り駅名・路線名を入れていたのが21件で、市区町村名の17件、都道府県名の9件より多い結果でした。歯科は通いやすさで選ばれるため、駅からの距離が効きます。名前欄に入れるのは「医院名+駅名」が実測でいちばん多い形です。なお標榜できる診療科名は医療法施行令で「歯科」と、これに小児・矯正・口腔外科などを組み合わせた名称に限られており、医療広告等ガイドラインは「インプラント科」「審美歯科」を広告できない名称の例として挙げています。

ステップ 2

プロフィールを設計する

プロフィール欄そのものが医療広告として扱われます。下に5パターンの完成文を置いてあるので、自分の医院に近いものを選んで〈 〉の中だけ書き換えれば埋まります。

  • 下の「そのまま使えるプロフィール文5例」から自分の医院に近いものを選ぶ
  • 1行目に最寄り駅と地域名、扱っている診療内容を入れる
  • 「絶対」「必ず」「100%」など結果を保証する言葉は使わない
  • 「日本一」「No.1」「最高」「最安」などの最上級の表現は使わない
  • 「痛くない」のように治療の体感を断定する言い方は避ける
  • ハイライトは「診療案内」「院内のようす」「初診の流れ」の3枠から始める

歯科医院ならでは: 実測した39件の自己紹介欄は、改行・空白を除いて中央値131文字・最大146文字でした。診療時間を時刻まで書いていたのは3件だけです。歯科は「土日やっているか」「何時までか」で選ばれるので、ここは空いている枠になります。専門医・認定医・指導医の資格名を書いていたのは10件でしたが、広告できる資格名は厚生労働省が公表している一覧で決まっています(本文参照)。

ステップ 3

最初の10投稿を準備する

投稿のテーマは下の「最初の10投稿」を順番に使います。矯正・インプラント・ホワイトニングなど自由診療に触れる投稿は、条件を満たしているか公開前に必ず確認してください。

  • 院内・スタッフ紹介の投稿を先に揃える(患者さんが写り込まないので出しやすい)
  • 自由診療に触れる投稿には、治療内容・費用・主なリスクと副作用・問い合わせ先を同じ投稿に入れる
  • 患者さんの体験談は載せない(医療法施行規則第1条の9第1号で禁止されている)
  • ハッシュタグは下の実測リストから、診療内容・地域・医院名の3枠を固定する

歯科医院ならでは: 歯科でいちばん反応が取りやすいのが症例写真(治療の前後)ですが、ここが最も条件の多い領域です。医療広告等ガイドラインは、治療前後の写真に通常必要とされる治療内容、費用等に関する事項や、主なリスク・副作用等に関する事項の詳細な説明を付した場合はこれに当たらない、と書いています。説明をリンク先や小さな文字に逃がすことは認められていません。

ステップ 4

運用リズムを固定する

最初の10投稿を出し終えたら、無理のないペースで継続します。1週目から4週目に何をやるかは下の週別のまとめを見てください。

  • 投稿する曜日・時間帯をあらかじめ決めておく
  • 公開前に、結果を保証する表現・最上級の表現になっていないか毎回見直す
  • コメントへの返信も広告として見られるので、返す前に同じ目で読む
  • 1週間続けたらインサイトでプロフィール表示数を確認する

そのまま使えるプロフィール文5例(一般歯科・矯正・小児歯科・インプラント・採用)

〈 〉の中を自分の情報に置き換えれば、そのまま貼って使えます。実測した39件の自己紹介欄は、改行・空白を除いて中央値131文字・最大146文字でした。5例とも101〜124文字で、その最大値の内側に収めています。結果を保証する言葉と最上級の表現は5例とも1つも使っていません。実測した39件のプロフィールでも、結果を保証する言い方が入っていたのは1件だけでした。

1. 一般歯科・かかりつけ(家族で通ってほしい)

虫歯・歯周病・クリーニングなど、保険診療が中心の歯科医院向け。

名前欄

〈医院名〉|〈駅名〉徒歩〈◯〉分の歯医者

自己紹介欄(107文字)

〈市区町村〉の〈医院名〉です。〈◯◯駅〉から徒歩〈◯〉分。
〈一般歯科〉〈予防歯科〉〈小児歯科〉〈歯周病治療〉に対応しています。
〈平日20時まで/土日も診療〉〈駐車場◯台〉〈キッズスペースあり〉
ご予約は下のリンクから

リンク欄

予約ページ1本(初診の枠が選べるもの)

実測した39件のうち、プロフィールのリンクを予約につないでいたのは2件だけで、31件は自院サイトなど医院側のページ(うち1件は採用サイト)でした。ここは差が付きやすい箇所です。診療時間を時刻まで書いていたのも3件だけなので、「何時まで」「土日は」を先に書いておくと、探している人が知りたいことがすぐ分かります。

2. 矯正歯科(マウスピース矯正を扱っている)

マウスピース矯正・ワイヤー矯正など、矯正が中心の医院向け。全て自由診療になる。

名前欄

〈医院名〉|〈駅名〉の矯正歯科

自己紹介欄(107文字)

〈市区町村〉の矯正歯科です。〈◯◯駅〉から徒歩〈◯〉分。
〈マウスピース矯正〉〈ワイヤー矯正〉〈部分矯正〉に対応しています。
費用・治療期間・リスクは各投稿とハイライトに記載しています。
無料相談のご予約は下のリンクから

リンク欄

相談予約ページ1本

矯正は自由診療なので、費用と主なリスク・副作用の情報提供が必要になります。プロフィール欄だけでは説明しきれないため、どこに書いてあるかを1行で示す形にしています。実測でも #マウスピース矯正費用 #部分矯正費用 のように、費用を正面から扱っているハッシュタグが出てきました。ごまかさずに書くほうが、結果的に条件も満たします。

3. 小児歯科(保護者に見つけてもらいたい)

小児歯科・小児矯正・フッ素塗布など、子どもの患者さんが中心の医院向け。

名前欄

〈医院名〉|〈市区町村〉の小児歯科・こども歯科

自己紹介欄(108文字)

〈市区町村〉の〈医院名〉です。おとなもこどもも通える歯医者です。
〈小児歯科〉〈フッ素塗布〉〈シーラント〉〈小児矯正〉に対応しています。
〈キッズスペース〉〈ベビーカーのまま入れます〉〈土日も診療〉
ご予約は下のリンクから

リンク欄

予約ページ1本

保護者は「子どもを連れて行けるか」で選びます。実測では #小児歯科(87投稿・8アカウント)、#小児矯正(53投稿・6アカウント)、#マイオブレース(30投稿・4アカウント)が使われていました。ベビーカー・キッズスペース・土日診療のように、連れて行く側の不安に答える情報をプロフィールに先に置いています。

4. インプラント・口腔外科(費用の大きい治療を扱う)

インプラント・親知らずの抜歯・外科処置を扱う医院向け。自由診療の割合が高い。

名前欄

〈医院名〉|〈市区町村〉のインプラント・口腔外科

自己紹介欄(124文字)

〈市区町村〉の〈医院名〉です。〈◯◯駅〉から徒歩〈◯〉分。
〈インプラント〉〈親知らずの抜歯〉〈口腔外科〉〈入れ歯〉に対応しています。
〈CT〉〈マイクロスコープ〉を導入しています。
費用・治療期間・リスクは各投稿に記載しています。ご相談は下のリンクから

リンク欄

相談予約ページか問い合わせフォーム1本

費用が大きい治療ほど、患者さんは比べてから決めます。実測でも #インプラント(126投稿・16アカウント)、#マイクロスコープ(21投稿・5アカウント)が使われていました。設備は実際に導入しているものだけを一般的な名称で書きます。「インプラント科」は標榜できない名称なので、名前欄にも入れないでください。

5. 人を採るために始める(歯科衛生士・歯科助手を募集したい)

歯科衛生士・歯科助手・歯科医師を募集したい医院向け。実測ではこの型の専用アカウントが実在した。

名前欄

〈医院名〉|〈市区町村〉/スタッフ募集中

自己紹介欄(101文字)

〈市区町村〉の〈医院名〉です。所内の一日と、スタッフの雰囲気を投稿しています。
〈歯科衛生士〉〈歯科助手〉〈歯科医師〉を募集中です。
〈時短勤務あり〉〈研修制度あり〉〈ブランクOK〉
募集要項は下のリンクから

リンク欄

採用ページか募集要項1本

実測した39件のうち3件は、アカウント名そのものに「採用公式」「求人採用公式」「recruit」と入れて、診療のアカウントとは別に採用専用のアカウントを立てていました。採用系のハッシュタグを1回でも使ったのは39件中18件で、#歯科衛生士募集中(41投稿)、#歯科衛生士求人(27投稿)、#歯科医師求人(24投稿)が並びます。ただしこの39件には採用寄りの母集団が混ざっており、内訳は本文の「患者さんに来てもらうためか、人を採るためか」にまとめています。用意していない制度をハッシュタグにすると、入ってきた人との間で食い違いが起きるので、実際にあるものだけを書いてください。

  • 〈 〉で囲んだ部分だけが差し替え箇所です。それ以外はそのまま使えます。
  • 表示している文字数は改行・空白を除いた実測値で、〈 〉を自分の言葉に置き換えると前後します。実測した39件の中央値は131文字、最大は146文字でした。
  • 「絶対」「必ず」「100%」のように結果を保証する言い方は使わないでください。実測した39件のプロフィールでも、この種の言葉が入っていたのは1件だけでした。
  • 「日本一」「No.1」「最高」「最安」などの最上級の表現も使えません。医療広告等ガイドラインは、客観的な事実であっても禁止される表現に該当すると書いています。実測ではこの種の表現が入っていたプロフィールが3件ありました。
  • 「痛くない」のように治療の体感を断定する言い方は避けてください。医療法第6条の5第2項は誇大な広告を禁止しています。実測にも #痛くない歯医者 のようなハッシュタグが出てきましたが、当サイトでは推奨しないため下のハッシュタグ一覧には入れていません。
  • 自由診療(矯正・インプラント・ホワイトニング・セラミック)をプロフィールに書く場合は、費用とリスク・副作用の説明が別途必要になります。下の「自由診療を出すときだけ、条件が増える」を先に読んでください。

自分の医院の診療内容と地域に合わせたプロフィール文と投稿企画は、ヒアリングに答えると無料で作れます。

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ハッシュタグ設計

歯科医院が実際に付けているハッシュタグ

実際に運用されている歯科医院・矯正歯科のInstagramアカウント39件の投稿969件を集計しました。ハッシュタグなしの投稿が151件あり、ハッシュタグを付けている投稿だけで見ると平均9.8個・中央値5個・最大54個です(この集計には2025年12月18日のInstagramの上限変更〈1投稿5個まで〉より前の投稿が含まれます。現在は5個までです)。39件のうち37件が診療内容のハッシュタグを、25件が地域名のハッシュタグを使っていました。以下は集計に出てきたハッシュタグを、使う枠ごとに分けたものです。厚生労働省の事例解説書はハッシュタグも医療広告に相当するとしており、投稿内容と関係のないハッシュタグで人を集めるのは不適切だと明記しています。中身に合うハッシュタグだけを付けてください。

付け方の手順

  1. #歯医者 か #歯科医院 のどちらか1個を毎回付ける。実測で最も多くの医院が共通して使っていた枠
  2. 自分の医院名のハッシュタグを1つ作る。正式名称と略称のどちらか拾われやすい方を毎回付ける
  3. 地域のハッシュタグを1個。〈地名〉+歯医者、〈駅名〉+歯医者 の形を自分の地名で作る
  4. その投稿で扱った診療内容を1個。扱っていない治療のハッシュタグは付けない
  5. 自由診療のハッシュタグ(矯正・インプラント・ホワイトニング・セラミック)や採用目的の職種ハッシュタグは、上記のいずれかと入れ替える。自由診療のハッシュタグを付ける投稿には、治療内容・費用・主なリスクと副作用・問い合わせ先を同じ投稿に入れる。採用ハッシュタグは患者さん向けの投稿には付けない
  6. 合計5個以内に収める。Instagramは2025年12月18日から1投稿の上限が5個になりました。ハッシュタグを付けている投稿だけで見た集計上の中央値も5個でした
  7. 厚生労働省の事例解説書は、投稿内容と関係のないハッシュタグによる誘引を不適切としている。中身に合うハッシュタグだけを付ける

医院そのものを表すハッシュタグ

最も重なった枠。#歯医者 は327投稿・27アカウントで、39件中いちばん多くの医院が共通して使っていました。#歯科 は133投稿・13アカウント、#歯科医院 は91投稿・14アカウントです。

#歯医者 #歯科 #歯科医院 #デンタルクリニック #一般歯科 #歯医者さん

#歯医者 と #歯科医院 は探す側の言い方が分かれるので、両方付けておきます。#歯医者 は最も競争が激しいハッシュタグでもあるので、これだけに頼らず、地域名や診療内容と組み合わせてください。

保険診療の診療内容のハッシュタグ

虫歯・歯周病・クリーニングなど、保険で受けられる診療の枠。#予防歯科 は82投稿・15アカウント、#歯周病 は56投稿・9アカウント、#虫歯 は52投稿、#クリーニング は21投稿・7アカウントでした。

#予防歯科 #歯周病 #歯周病治療 #歯周病予防 #虫歯 #むし歯 #虫歯予防 #クリーニング #歯のクリーニング #メンテナンス #入れ歯 #親知らず #口腔外科 #噛み合わせ #歯磨き #歯ブラシ #オーラルケア #歯科検診 #訪問歯科

保険診療の範囲の話題は、費用やリスクの追加説明が要らないぶん出しやすい枠です。開設直後はここから始めると、確認に時間をかけずに投稿を積み上げられます。

矯正のハッシュタグ(すべて自由診療)

実測で最も存在感があった枠。#マウスピース矯正 は187投稿・16アカウント、#インビザライン は119投稿・15アカウント、#矯正歯科 は104投稿・10アカウント、#ワイヤー矯正 は39投稿・7アカウントでした。

#マウスピース矯正 #インビザライン #invisalign #ワイヤー矯正 #矯正 #矯正歯科 #歯列矯正 #歯科矯正 #部分矯正 #小児矯正 #マイオブレース #見えない矯正 #歯並び #歯並び改善 #口ゴボ

この枠はすべて自由診療です。これらのハッシュタグを付ける投稿には、治療の内容・費用・主なリスクと副作用・問い合わせ先を同じ投稿の中に入れてください。実測にも #マウスピース矯正費用 #部分矯正費用 のように費用を正面から扱っているハッシュタグが出てきました。

自由診療の見た目に関わるハッシュタグ

#審美歯科 は145投稿・16アカウント、#ホワイトニング は118投稿・15アカウント、#セラミック は65投稿・8アカウントでした。

#審美歯科 #ホワイトニング #オフィスホワイトニング #セラミック #セラミック治療 #白い歯 #インプラント #インプラント治療

こちらも自由診療です。なお「審美歯科」「インプラント科」は、医療広告等ガイドラインが広告できない診療科名の例として挙げている名称です。診療の内容を説明する言葉としてハッシュタグに使うことと、診療科名として看板や名前欄に掲げることは別の話なので、混同しないでください。

地域のハッシュタグ

39件中25件が使っていた枠。#東大阪歯医者 は31投稿・2アカウント、#世田谷区 は25投稿・2アカウント、#横浜歯医者 は24投稿・2アカウント、#柏市 は23投稿でした。

#東大阪歯医者 #横浜歯医者 #大阪歯医者 #京都歯医者 #世田谷区 #柏市 #堺市 #多治見市 #可児市 #日進市歯医者 #黒川駅歯医者 #東大阪矯正歯科 #横浜矯正 #表参道矯正歯科

ここは自分の地域名に置き換える枠です。#東大阪歯医者 #横浜歯医者 #日進市歯医者 のように、地名と「歯医者」をつなげたハッシュタグを自分で作っている例が多くありました。#黒川駅歯医者 のように駅名で作っている例もあります。実測では駅名を名前欄に入れている医院が21件と最多だったので、駅名の形も1つ作っておくと重なります。

医院名のハッシュタグ(自分の医院の名前で1つ作る枠)

39件のうち24件が、自分の医院名のハッシュタグを作って使っていました(機械照合。一般名詞だけが一致した2件は除いています)。他の医院のハッシュタグを付けるためのリストではなく、「自分の名前でも1つ作る」と読む枠です。

#栗林歯科医院 #りょうき歯科クリニック #ナカノ初芝歯科クリニック #渋谷宇田川デンタルクリニック #上用賀歯科 #ただこし歯科 #シーク歯科 #一宮かみあわせ歯科

実測では、正式名称のハッシュタグと略称のハッシュタグの両方を作っている医院がありました(例:「シーク」「シーク歯科」「シーク歯科矯正歯科」)。患者さんがどちらで書くか分からないので、両方を自分の投稿に付けておきます。

スタッフ・院内のハッシュタグ

#歯科衛生士 は147投稿・18アカウントで、39件中2番目に多くの医院が使っていました。#歯科医師 は115投稿・15アカウント、#歯科助手 は53投稿・9アカウントです。

#歯科衛生士 #歯科医師 #歯科助手 #歯科管理栄養士 #歯科衛生士の卵 #チーム医療 #マイクロスコープ #エアフロー

職種名のハッシュタグは、患者さんに院内のようすを伝える投稿にも、これから働く人に向けた投稿にも使われていました。#歯科衛生士の卵 は学生に向けた枠で、実測では4アカウントが使っています。

人を採るための枠

39件のうち18件が採用系のハッシュタグを使っていました。#歯科衛生士募集中 は41投稿・3アカウント、#歯科衛生士求人 は27投稿・3アカウント、#歯科医師求人 は24投稿・3アカウントです。

#歯科衛生士募集 #歯科衛生士募集中 #歯科衛生士求人 #歯科医師募集 #歯科医師募集中 #歯科医師求人 #歯科助手募集 #歯科助手募集中 #歯科求人 #歯科採用 #新卒ドクター

この枠は求職者に向けた投稿にだけ付けます。患者さん向けの投稿には付けないでください。数字の読み方には注意が必要で、詳しくは下の「人を採るために始めるのか」を読んでください。

集計元: 実際に運用されている歯科医院・矯正歯科のInstagramアカウント39件の投稿969件(2026-08-06 取得)。ハッシュタグなしの投稿が151件あり、ハッシュタグを付けている投稿だけで見ると平均9.8個・中央値5個・最大54個です。上に載せたハッシュタグはすべてこの集計に実際に出てきたもので、当サイトが作った例ではありません。ただし、治療の結果や体感を断定する形のハッシュタグ(#痛くない歯医者 など)と、最上級の表現を含むハッシュタグは、医療広告等ガイドラインの禁止類型に近いため意図的に載せていません。地域名と医院名のハッシュタグは、自分の地名・医院名に置き換えて使う前提です。この集計には2025年12月18日のInstagramの上限変更(1投稿5個まで)より前の投稿が含まれます。現在は5個までです。

自分の医院の診療内容と地域に合うハッシュタグの組み合わせと、投稿する中身まで一緒に決めたい方へ。ヒアリングに答えると無料で設計レポートを作れます。

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医療広告のルールは、どこに何が書いてあるか

歯科医院のSNSでいちばん最初に押さえるのがここです。まとめ記事では「医療広告ガイドライン」と一括りにされがちですが、実際には法律・政令・省令・指針の4層に分かれていて、書いてある場所が違います。以下は2026年8月6日に、厚生労働省の公開文書と e-Gov 法令検索の条文を実際に開いて読めた範囲だけを書いています。確認できなかったものは書いていません。

  1. そもそも何が「広告」に当たるのか(3つの条件)

    医療広告等ガイドラインは、次の3つをすべて満たすものを医療広告としています。①患者の受診等を誘引する意図があること(誘引性)②医業若しくは歯科医業を提供する者の氏名若しくは名称又は病院、診療所若しくはオンライン診療受診施設の名称が特定可能であること(特定性)③医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する内容であること。医院の公式アカウントは、医院名が書いてあり、来てほしいと思って出していて、歯科医療の内容を扱っているので、3つとも満たします。

    医療広告等ガイドラインの正式名称は「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針」で、名称そのものに歯科医業が入っています。医科向けの話ではありません。

  2. 禁止されている広告は8つに整理されている

    医療広告等ガイドラインの第3-1の1に、してはならない広告が並んでいます。(1)虚偽広告 (2)比較優良広告 (3)誇大広告 (4)公序良俗に反する内容 (5)広告可能事項以外の広告 (6)患者等の主観に基づく、治療等の内容又は効果に関する体験談 (7)治療等の内容又は効果について、患者等を誤認させるおそれがある治療等の前又は後の写真等 (8)その他。歯科に置き換えると、(6)は「患者さんの声」の投稿、(7)は矯正やホワイトニングのビフォーアフター、(2)は「日本一」「地域No.1」に当たります。

  3. 「インプラント科」「審美歯科」は診療科名として掲げられない

    医療法施行令第3条の2第1項第2号は、歯科医業について広告できる診療科名を「歯科」と、これに小児・患者の年齢を示す名称、矯正、口腔外科などを組み合わせた名称に限っています。医療広告等ガイドラインはこれを受けて、歯科に関係する名称のうち広告できない例として「インプラント科」「審美歯科」を挙げ、「これら法令に根拠のない名称と診療科名とを組み合わせた場合であっても、その広告は認められない」と書いています。

    診療内容の説明として「インプラント治療を行っています」と書くことと、診療科名として「インプラント科」と掲げることは別です。前者は広告できる内容の話、後者は標榜の話になります。名前欄や看板の表記を確認してください。

  4. 「専門医」と名乗れる資格名は決まっている

    厚生労働省が公表している「医療に関する広告が可能となった医師等の専門性に関する資格名」(令和5年2月17日)では、歯科医師の専門性資格は5つです。日本口腔外科学会の口腔外科専門医、日本歯周病学会の歯周病専門医、日本歯科麻酔学会の歯科麻酔専門医、日本小児歯科学会の小児歯科専門医、日本歯科放射線学会の歯科放射線専門医。あわせて令和3年10月1日からは、日本歯科専門医機構が認定する専門性に関する資格名も広告可能とされています。この一覧に無い名称は、書く前に確認が必要です。

    実測した39件のうち、専門医・認定医・指導医といった資格名をプロフィールに書いていたのは10件でした。「矯正歯科専門医」「インプラント専門医」という名称は、上の令和5年2月17日時点の一覧には含まれていません。当サイトでは個別の可否を判断できないため、自分の資格名が広告できるかどうかは、認定している学会・団体と、所在地の都道府県・保健所の医療広告の担当窓口に確認してください。

  5. 「日本一」「最安」は、事実でも使えない

    比較優良広告の項に、次のとおり書かれています。「例えば、『日本一』、『№1』、『最高』等の最上級の表現その他優秀性について著しく誤認を与える表現は、客観的な事実であったとしても、禁止される表現に該当する」。実際に症例数や価格が最上位であっても書けない、という意味です。実測した39件のプロフィールでは、この種の表現が入っていたものが3件ありました。

    ガイドラインは、費用を強調した広告の具体例として「今なら○円でキャンペーン実施中!」「期間限定で○○療法を50%オフで提供しています」「○○100,000円 50,000円」なども挙げています。自由診療の価格を扱う投稿では、ここに触れやすいので注意してください。

何が決まっているかどこに書いてあるか中身
広告そのものの禁止医療法 第6条の5 第1項「何人も、医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関して…虚偽の広告をしてはならない」。条文に「歯科医業」が名指しで入っています
してはいけない広告の型医療法 第6条の5 第2項他の病院・診療所と比較して優良である旨の広告/誇大な広告/公の秩序又は善良の風俗に反する内容の広告/厚生労働省令で定める基準
体験談とビフォーアフター医療法施行規則 第1条の9第1号=患者等の主観又は伝聞に基づく体験談の広告の禁止/第2号=誤認させるおそれがある治療前後の写真等の広告の禁止
書ける内容の範囲医療法 第6条の5 第3項広告できる事項が第1号から第16号まで限定列挙されています。「厚生労働省令で定める場合を除いては」が、次の限定解除の根拠です
限定解除の4つの条件(自由診療を出すときに効く)医療法施行規則 第1条の9の2①患者等が自ら求めて入手する情報を表示するウェブサイト等 ②問い合わせ先の明示 ③自由診療の治療内容・費用等 ④自由診療の主なリスク・副作用等
歯科の標榜科名医療法施行令 第3条の2 第1項第2号歯科医業について広告できるのは「歯科」と、これに小児・矯正・口腔外科などを組み合わせた名称です
標榜できない名称の例医療広告等ガイドライン 第3-2 4(2)歯科に関係する名称として「インプラント科」「審美歯科」を、広告できない例として挙げています
広告できる専門医の資格名医療に関する広告が可能となった医師等の専門性に関する資格名(令和5年2月17日・厚生労働省)歯科医師は5資格(口腔外科専門医/歯周病専門医/歯科麻酔専門医/小児歯科専門医/歯科放射線専門医)。令和3年10月1日からは日本歯科専門医機構が認定するものも広告可能
SNSの具体的な事例医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説書(第6版・令和8年3月)第2章が「SNS・動画における事例」。プロフィール・投稿・返信・ハッシュタグの扱いが図と例で書かれています
罰則医療法 第87条第6条の5第1項(虚偽広告)などに違反したときは、6月以下の拘禁刑又は30万円以下の罰金

厚生労働省の公開文書と e-Gov 法令検索の条文で確認(2026-08-06 取得)。

  • ここに書いた条番号・項番・条文は、2026年8月6日に厚生労働省の公開文書と e-Gov 法令検索の原文を実際に開いて読めたものだけです。読めなかったものは書いていません。
  • e-Gov 法令検索の通常のページは JavaScript でしか本文が表示されず、条文は公開されている API 経由で取得しました。そのため、取得した条文がどの施行日時点の版かまでは確認できていません。実際に文面を作る前に、最新の条文を確認してください。
  • 専門性に関する資格名の一覧は令和5年2月17日付のものを確認しました。それ以降に更新版が出ているかは確認できていません。また、日本歯科専門医機構が認定する資格名の全一覧までは確認できていないため、このページには書いていません。
  • 医療広告等ガイドラインは令和8年3月30日に最終改正されています。改正の通知番号は、今回は特定できなかったため書いていません。
  • このページは、原文に書かれていることをそのまま引いているだけで、条文の解釈をこちらで断言することはしていません。個別の表現が問題になるかどうかは、所在地の都道府県・保健所の医療広告の担当窓口に確認してください。

出典: 厚生労働省(医療法における病院等の広告規制について)医療広告等ガイドライン(令和8年3月30日最終改正・PDF)医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説書 第6版(令和8年3月・PDF)医療に関する広告が可能となった医師等の専門性に関する資格名(令和5年2月17日・PDF)e-Gov法令検索(医療法)e-Gov法令検索(医療法施行令)e-Gov法令検索(医療法施行規則)

ルールの範囲で何を出すかまで決めたい方へ。ヒアリングに答えると無料で作れます。

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自由診療を出すときだけ、条件が増える

歯科でいちばん反応が取れる話題(矯正・インプラント・ホワイトニング・セラミック)は、全部が自由診療です。実測でも上位ハッシュタグの多くがここに集まっていました。そして自由診療のことを書くときだけ、必要になるものが増えます。この章は歯科医院にとっていちばん実務的な部分です。

  1. 実測: 上位ハッシュタグの多くが自由診療だった

    39件の投稿969件を集計した上位は、#歯医者(327投稿)、#マウスピース矯正(187投稿・16アカウント)、#歯科衛生士(147投稿)、#審美歯科(145投稿・16アカウント)、#歯科(133投稿)、#インプラント(126投稿・16アカウント)、#インビザライン(119投稿・15アカウント)、#ホワイトニング(118投稿・15アカウント)でした。保険診療の言葉である #予防歯科 は82投稿・15アカウント、#歯周病 は56投稿・9アカウント、#虫歯 は52投稿です。自由診療の言葉のほうが、多くの医院で共通して使われています。

  2. そもそも、広告できる内容には上限がある

    医療法第6条の5第3項は、広告できる事項を第1号から第16号まで限定列挙しています。ただし同項には「次に掲げる事項以外の広告がされても医療を受ける者による医療に関する適切な選択が阻害されるおそれが少ない場合として厚生労働省令で定める場合を除いては」という書き方があり、この省令で定める場合が、次の「限定解除」です。矯正やインプラントの費用・治療内容を書けるのは、この限定解除の要件を満たしている場合になります。

  3. 限定解除の4つの条件(医療法施行規則第1条の9の2)

    条文はこうなっています。一、医療に関する適切な選択に資する情報であつて患者等が自ら求めて入手する情報を表示するウェブサイトその他これに準じる広告であること。二、表示される情報の内容について、患者等が容易に照会ができるよう、問い合わせ先を記載することその他の方法により明示すること。三、自由診療に係る通常必要とされる治療等の内容、費用等に関する事項について情報を提供すること。四、自由診療に係る治療等に係る主なリスク、副作用等に関する事項について情報を提供すること。三と四は、自由診療について情報を提供する場合に限る、というただし書きが付いています。

    ガイドラインは、二の問い合わせ先について「電話番号、E メールアドレス等をいう」と補足しています。また、検索結果に費用を払って上位表示させる形のものは一を満たさない、とも書かれています。

  4. SNSでは、この4つを1つの投稿の中に入れることになる

    厚生労働省の事例解説書は「SNS上の1つの投稿は、単独で1つの広告として取り扱われる。そのため、各投稿内において、当該投稿のみで必要な情報が完結し、かつ一体的で一覧性のある情報提供が行われていることが求められる」と書いています。つまり、矯正の投稿を出すなら、その投稿の中に治療内容・費用・主なリスクと副作用・問い合わせ先が揃っている必要があります。「費用はハイライトへ」「詳しくはプロフィールのリンクから」という逃がし方はできません。

    事例解説書には、必要な情報が複数のSNSに分散していて、1つのSNSだけでは確認できない例も、分かりにくいものとして図解されています。Instagramに書いたことの続きを別のSNSに置く分け方も避けてください。

  5. 矯正・ホワイトニングのビフォーアフターを出せる条件

    医療法施行規則第1条の9第2号が禁止しているのは「治療等の内容又は効果について、患者等を誤認させるおそれがある治療等の前又は後の写真等」です。ガイドラインはこれに続けて「術前又は術後の写真に通常必要とされる治療内容、費用等に関する事項や、治療等の主なリスク、副作用等に関する事項等の詳細な説明を付した場合についてはこれに当たらない」と書いています。説明を付ければ載せられる、という書き方です。

    同じ箇所に「リンクを張った先のページへ掲載したり、利点や長所に関する情報と比べて極端に小さな文字で掲載したりといった形式を採用してはならない」とあります。画像の隅に小さく入れる形も認められていません。また「治療効果に関する事項は広告可能事項ではないため、第5に定める要件を満たした限定解除の対象でない場合については、術前術後の写真等については広告できない」とも書かれています。

  6. 診療内容によって、必要なものが変わる

    同じ歯科医院でも、投稿の中身によって条件が切り替わります。虫歯・歯周病・クリーニング・予防歯科の投稿は保険診療の話なので、費用とリスクの追加説明は要りません。矯正・インプラント・ホワイトニング・セラミックの投稿は自由診療なので、上の4つが必要になります。小児歯科は保険と自由診療(小児矯正)が混ざるので、投稿ごとに切り分けてください。

    開設直後は保険診療の話題から始めると、確認の手間が少ないまま投稿を積み上げられます。実測でも #予防歯科 は15アカウント、#歯ブラシ は6アカウントが使っており、日常のケアの話は幅広い医院が出せている枠でした。

出典: e-Gov法令検索(医療法施行規則)医療広告等ガイドライン(令和8年3月30日最終改正・PDF)医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説書 第6版(令和8年3月・PDF)

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Instagramの中で、どこまでが広告として見られるのか

厚生労働省の「医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説書」は、2026年3月の第6版で第2章に「SNS・動画における事例」が入りました。SNSを正面から扱った一次資料はここです。書いてある内容のうち、開設時に効くものをまとめます。

  1. プロフィール・投稿・返信の3つが対象になる

    事例解説書は「メディアによっても異なるが、SNSにおいては概ね次の構成によって医療広告が行われている実態がある。①プロフィール ②投稿(テキスト、画像、動画(一定期間で限定公開されるものを含む))③返信」と整理したうえで、広告が禁止される事項について「①プロフィール、②投稿、③返信、いずれかに含まれていれば違反となる」と書いています。投稿本文だけを気にしていても足りない、ということです。

    「一定期間で限定公開されるもの」と書かれているので、24時間で消えるストーリーズも対象に入ります。消えるから大丈夫、という扱いにはなっていません。

  2. ハッシュタグも広告に相当する

    事例解説書は、医療広告に相当するものとして「『②投稿』や『③返信』内のハッシュタグ(#)によるタグ付け部分」を名指ししたうえで、「※投稿内容と関係のないハッシュタグによる誘引は不適切」と注記しています。人が集まりそうという理由で流行のハッシュタグや関係のない治療名のハッシュタグを付ける使い方は、ここに当たります。

    上のハッシュタグの章に載せたハッシュタグも、その投稿で実際に扱っている内容のものだけを選んでください。#歯医者 と医院名と地域の3枠は毎回付けても中身と一致しますが、治療名のハッシュタグは投稿ごとに入れ替えます。

  3. 字数が足りないから返信で続きを書く、も対象になる

    事例解説書は、医療広告に相当するものとして「『②投稿』に字数制限がある場合に、自らの投稿に対して『③返信』を行うことで、一連の投稿として情報提供を行う場合」を挙げています。自分の投稿に自分でコメントして費用やリスクの説明を足す形も、まとめて1つの広告として見られます。

  4. 院長の個人アカウントも、条件次第で医院の広告になる

    事例解説書は「個人アカウントによる情報であっても、医療機関・医師等への特定性と誘引性をいずれも有する場合」を、医療広告に相当するものとして挙げています。院長個人のアカウントに医院名を書いて来院を促していれば、医院の公式アカウントと同じ扱いになります。個人名義にすれば規制の外、ということにはなりません。

    実測でも、診療のアカウントとは別に症例だけを載せるアカウントを持ち、プロフィールで相互に案内している例がありました。分けても、どちらも同じ基準で見直す必要があります。

  • この章の引用は、厚生労働省「医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説書(第6版)」(令和8年3月)の本文を実際に開いて読めた部分です。
  • 事例解説書は違反の例と適切な例を図で対比する形式で、上に引いたのはその本文部分です。実際の判断は図と合わせて読む必要があるので、公開されているPDFを一度通してご覧ください。

出典: 医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説書 第6版(令和8年3月・PDF)

患者さんに来てもらうためか、人を採るためか

開設前に決めておくと迷いが減る分かれ道です。歯科は歯科衛生士の採用が続く業種なので、この2つが混ざりやすくなります。実測の数字を、母集団の出どころ込みで正直に出します。

  1. 実測: 採用に使われているが、主目的ではない

    39件を機械集計したところ、採用系のハッシュタグを1回でも使ったのは18件、プロフィール文に採用の語があったのは7件、プロフィールのリンク先が採用サイトだったのは1件でした。採用系のハッシュタグが付いた投稿は969件のうち116件です。当サイトが同じ方法で調べた他の業種では、介護施設は8件中5件がプロフィールに職員募集や見学受付の言葉を入れており、アパレル22件・自動車販売17件ではプロフィール文に採用・求人・募集と書いているものが1件もありませんでした(自動車販売の1件だけ、プロフィールのリンク先が採用用の別アカウントです)。歯科はその中間で、介護寄りです。

    この数字には偏りがあります。39件のうち6件は「歯科向けの採用SNS運用代行会社の実績ページ」から見つけたアカウントで、もともと採用目的のものが混ざっています。この6件を除いた33件で見ると、採用系ハッシュタグを使ったのは13件、プロフィールに採用の語があったのは4件、リンク先が採用サイトだったのは0件、採用系ハッシュタグが付いた投稿は819件中55件でした。それでも「4割の医院が採用に触れている」水準です。

  2. 歯科には「採用専用アカウント」という型が実在する

    実測した39件のうち3件は、アカウント名そのものに「採用公式アカウント」「求人採用公式」「recruit」と入れていました。診療のアカウントとは別に、採用だけのアカウントを立てている形です。1つのアカウントで患者さん向けと求職者向けを混ぜるのではなく、分ける選択肢が実際に使われています。

    分けると更新の手間は2倍になります。開設直後から2つ運用するのは現実的ではないので、まず1つで始めて、採用の反応が続くようなら分ける、という順番が無理のない進め方です。

  3. 求職者は職種名で探している

    採用系のハッシュタグは #歯科衛生士募集中(41投稿)、#歯科衛生士求人(27投稿)、#歯科衛生士募集(26投稿)、#歯科医師求人(24投稿)、#歯科医師募集(24投稿)、#歯科助手募集(21投稿)の順でした。歯科衛生士に関するハッシュタグが上位を占めています。あわせて #歯科衛生士の卵(23投稿・4アカウント)のように、学生に向けたハッシュタグも使われていました。

  4. 患者さんに来てもらいたいなら、実測で空いている枠を埋める

    39件のうち、プロフィールのリンクを予約につないでいたのは2件だけで、31件は自院サイトなど医院側のページ(うち1件は採用サイト)でした。診療時間を時刻まで書いていたのは3件です。来てほしいなら、リンクを予約画面に直接つなぎ、診療時間と休診日をプロフィールに書く。この2つは、実測ではほとんどの医院がやっていない分だけ差になります。

  5. 1つのアカウントで両方やるなら、投稿単位で切り替える

    1つにまとめ、ハッシュタグを患者さん向けの投稿では診療内容・地域・医院名、求職者向けの投稿では職種名というように使い分けて、相手を切り替えるほうが続きます。プロフィールには両方の窓口を1行ずつ書きます。1つの投稿で両方に向けて書くと、どちらにも届きません。

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開設1週目から4週目にやること

4ステップを終えたあと、最初の1か月で手が止まらないように週ごとに分けました。自由診療の投稿は確認に時間がかかるので、後ろの週に置いています。

  1. 1.

    1週目: プロフィールと、医院が分かる3投稿

    プロアカウントに切り替え、上のプロフィール実例をもとに名前欄・自己紹介・リンクを埋めます。リンクは自院サイトのトップではなく予約画面に直接つなぎます。投稿は外観、待合室と診療室、院長・スタッフの紹介の3本。この3本は患者さんが写り込まないので、確認に時間をかけずに出せます。

  2. 2.

    2週目: 保険診療の話題と、ハイライト3枠

    虫歯・歯周病・クリーニング・予防歯科など、保険診療の範囲の話題を2本出します。費用とリスクの追加説明が要らないぶん、早く出せます。ハイライトは「診療案内」「院内のようす」「初診の流れ」の3枠を作ります。ハッシュタグは、#歯医者 と医院名と地域の3枠を毎回付ける形にここで固定します。

  3. 3.

    3週目: 初診の流れと、日常のケアの解説

    予約から受付、初診の流れをまとめた投稿と、歯磨き・フロス・定期検診など日常のケアの解説を出します。実測でも #歯ブラシ(6アカウント)、#虫歯予防(6アカウント)、#歯周病予防(6アカウント)と、日常のケアの話題は幅広い医院が使っていた枠です。

  4. 4.

    4週目: 自由診療の投稿を1本と、数字の確認

    矯正やホワイトニングなど自由診療の投稿を1本だけ出します。この投稿には、治療内容・費用・主なリスクと副作用・問い合わせ先を同じ投稿の中に入れます。1本作っておくと、以降はその型を使い回せます。あわせてインサイトでプロフィール表示数を確認し、問い合わせが患者さんと求職者のどちらから来たかを記録します。

  • 自由診療の投稿を最後に置いているのは、必要な情報が最も多く、確認に時間がかかるためです。1本目の型を作るところに時間を使い、2本目以降はその型に沿って出してください。

次に決めたい歯科医院のSNS設計

ルールの範囲を押さえたら、次は何を出すかを決める

プロフィール文とハッシュタグ、自由診療を出すときの条件までそろったら、次は「誰に向けてどの投稿を出すか」です。ヒアリングに答えると、医院の診療内容と地域に合わせた現状整理・運用戦略・アカウント見本・企画3本を無料プレビューで確認できます。

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クリニック・医院の始め方を見る

同じ医療広告のルールの下で、保険診療が中心のクリニックがどう使っているかを実測でまとめています。

クリニック・医療機関のSNS戦略を見る

5媒体の役割分担、月間の目標数値、90日実行プランを整理します(歯科特化ではなく医療機関全般向け)。

SNSの法務ガイドを確認する

医療広告、景品表示、著作権など、公開前に確認したい論点を見られます。

SNS運用の基本を確認する

プロフィールと投稿を、見た人が次の行動へ進みやすい形に整える基本をまとめています。

最初の10投稿で何を出すか

フォロワー0の状態から見た人に「どんな店か・誰がやっているか」が伝わる10本。1日で揃える必要はなく、1〜2週間かけて順番に投稿すれば十分です。

  1. 1.

    医院の外観・入口の写真

    初めて来る人が場所を把握できる外観・入口の写真。実測では最寄り駅名を名前欄に入れている医院が39件中21件と最も多かったので、駅からの道順が分かる写真だと重なります。

  2. 2.

    待合室・診療室の写真

    清潔感と落ち着きが伝わる院内の写真。統一した明るさ・アングルで撮影します。撮影時に患者さんが写り込まないよう、診療時間外に撮ります。

  3. 3.

    院長・スタッフの紹介

    経歴・担当を明記した紹介投稿。実測した39件のうち、専門医・認定医・指導医の資格名を書いていたのは10件でした。広告できる資格名は厚生労働省が公表している一覧で決まっているので、書く前に自分の資格が入っているか確認してください。

  4. 4.

    診療している内容の一覧

    扱っている診療内容を並べた投稿。診療科名として掲げられるのは「歯科」と、これに小児・矯正・口腔外科などを組み合わせた名称に限られます。「審美歯科」「インプラント科」は診療科名としては掲げられません。

  5. 5.

    初診の流れと持ち物

    予約から受付、初診の流れと、保険証・医療証・お薬手帳など持ってきてほしいものをまとめた投稿。初めての人の不安がいちばん減る1本です。

  6. 6.

    歯磨き・フロスなど日常のケアの解説

    毎日のケアの方法を一般的な知識として解説します。実測でも #歯ブラシ #虫歯予防 #歯周病予防 が複数のアカウントで使われていました。保険診療の範囲の話なので、費用やリスクの追加説明が要らず出しやすい枠です。

  7. 7.

    定期検診・クリーニングの案内

    通う間隔、所要時間、どんなことをするかをまとめた投稿。実測では #予防歯科 が15アカウント、#クリーニング が7アカウントで使われており、幅広い医院が出している話題です。

  8. 8.

    導入している設備の紹介

    実際に導入している設備のみ、一般的な名称で紹介します。実測では #マイクロスコープ が5アカウントで使われていました。効果を誇張する表現や、他院より優れているという書き方は使えません。

  9. 9.

    アクセス・診療時間・休診日・駐車場の案内

    地図画像や最寄り駅からの道順、診療時間・休診日・駐車場の有無をまとめた投稿。実測では診療時間を時刻まで書いていたのは39件中3件だけで、探している人が最も知りたい情報が空いていました。

  10. 10.

    自由診療の説明を1本(矯正・ホワイトニング等)

    矯正やホワイトニングなど自由診療の投稿を1本だけ作ります。治療内容・費用・主なリスクと副作用・問い合わせ先を同じ投稿の中に入れてください。ここで型を作っておくと、以降の自由診療の投稿はこれを使い回せます。

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最初の10投稿を出したあとの運用リズム

フィード週2〜3本、ストーリーズ週3〜5回、リール週1本が目安

無理に毎日投稿する必要はありません。継続できるペースを優先してください。自由診療の投稿は必要な情報が多いので、保険診療の話題と混ぜて、負担が偏らないように並べます。ストーリーズも「一定期間で限定公開されるもの」として医療広告の対象に入るので、フィードと同じ目で確認してください。

月間のフォロワー・予約数の目安や90日の実行プランは クリニック・医療機関 SNS 戦略 で詳しく解説しています。

参考にしたい歯科医院の実在アカウント

実際に運用されているアカウントを見ながら、投稿の雰囲気やプロフィールの書き方を確認できます。

@kuribayashishikaiin_official

栗林歯科医院|浦安・丸の内・国東

医院名のハッシュタグと、地域名+歯医者のハッシュタグ(#浦安歯医者 #新浦安歯医者)を両方作っている例です。予防歯科・矯正・小児など診療内容ごとのハッシュタグも組み合わせており、1投稿あたりのハッシュタグの組み立て方が分かります。

@nodashikaclinic

のだ歯科クリニック|高石駅 一般・矯正歯科

地域名+歯医者のハッシュタグ(#高石歯医者)と、市区町村のハッシュタグ(#高石市 #高石市歯科医院)を毎回付けている例です。名前欄にも最寄り駅と診療内容を入れており、地域で探されることを前提にした設計になっています。

@katsubedc

カツベ歯科クリニック

名前欄に最寄り駅と「土日診療あり」を入れている例です。実測では診療時間や診療日を名前欄・自己紹介に書いている医院が少なかったので、探している人が知りたい情報を先に出している形として参考になります。

@kohnodc

医療法人こうの歯科|京都・予防歯科・桂

予防歯科を前面に出し、医院名のハッシュタグ(#こうの歯科)と地域のハッシュタグ(#西京区 #桂 #京都)を組み合わせている例です。保険診療の範囲の話題で投稿を積み上げている形が見られます。

@the_white_dentalclinic

ザ・ホワイトデンタルクリニック|全国8拠点

自由診療(審美・セラミック)を中心に出している例です。プロフィールのリンクを自院サイトではなくLINEにつないでおり、そこから予約に運ぶ形になっています。診療内容ごとにハッシュタグを固定している点と、リンクの設計を見てください。

開設直後にやりがちな失敗

1.

患者さんの声・体験談を投稿してしまう

問題: 医療法施行規則第1条の9第1号が、患者等の主観又は伝聞に基づく、治療等の内容又は効果に関する体験談の広告を禁止しています。医療広告等ガイドラインは「広告が可能な範囲であっても、広告は認められない」と書いており、本人の同意があっても載せられません。他の業種の「お客様の声」と同じ感覚で作ると、最初の10投稿でつまずきます。

対策: 体験談ではなく、こちらが説明する形に書き換える。初診の流れ、治療の回数、通院の間隔など、事実として説明できることに寄せる。口コミサイトやSNSでの体験談の掲載を、こちらから依頼したり便宜を図ったりしないことも合わせて決めておく。

2.

矯正・ホワイトニングの写真だけを投稿してしまう

問題: 医療法施行規則第1条の9第2号が、治療等の内容又は効果について患者等を誤認させるおそれがある治療前後の写真等の広告を禁止しています。反応が取れるので出したくなりますが、写真だけを単独で出すと最も条件から遠い形になります。

対策: その投稿の中に、治療内容・費用・治療期間・主なリスクと副作用・問い合わせ先を入れる。ガイドラインは、説明をリンク先のページに置いたり極端に小さな文字で載せたりしてはならないと書いているので、同じ投稿の見える位置に置く。

3.

費用だけを大きく出してしまう

問題: 医療広告等ガイドラインは「費用を強調した広告」の具体例として「今なら○円でキャンペーン実施中!」「期間限定で○○療法を50%オフで提供しています」「○○100,000円 50,000円」などを挙げています。自由診療の価格を扱う投稿はここに近づきます。

対策: 費用を書くこと自体は自由診療で必要な情報なので、リスク・副作用と治療内容をセットで同じ投稿に入れる。値引き幅や期間限定を強調する形にしない。

4.

「痛くない」「日本一」と書いてしまう

問題: 医療法第6条の5第2項は誇大な広告を、医療広告等ガイドラインは最上級の表現を禁止しています。最上級については「客観的な事実であったとしても、禁止される表現に該当する」と明記されています。実測でもこの種の表現がプロフィールに入っていた医院が3件ありました。

対策: 「痛みを抑えるために〈麻酔の方法〉を使っています」のように、やっていることを事実として書く形に置き換える。順位や実績を示したい場合は、出典・調査の実施主体・調査の範囲・実施時期の併記が必要だとガイドラインに書かれているので、その4つが揃うかを先に確認する。

5.

「審美歯科」「インプラント科」を診療科名として掲げてしまう

問題: 医療広告等ガイドラインは、歯科に関係する名称のうち広告できない例として「インプラント科」「審美歯科」を挙げており、これらと診療科名を組み合わせた場合も認められないと書いています。名前欄や看板に入れると標榜の問題になります。

対策: 診療科名としては「歯科」「小児歯科」「矯正歯科」「歯科口腔外科」の範囲で掲げる。審美治療やインプラント治療を扱っていることは、診療内容の説明として書く。

6.

投稿の中身と関係のないハッシュタグを付けてしまう

問題: 厚生労働省の事例解説書はハッシュタグを医療広告に相当するものとして挙げたうえで、投稿内容と関係のないハッシュタグによる誘引は不適切だと注記しています。#歯医者 は競争が激しいので数を増やしたくなりますが、扱っていない治療名のハッシュタグを足すのはここに当たります。

対策: #歯医者 と医院名と地域の3枠を固定し、治療名のハッシュタグはその投稿で扱ったものだけを入れ替える。実測でもハッシュタグを付けている投稿の中央値は5個で、多く付けるのが主流というデータは出ていない。

よくあるご質問

歯科医院のInstagramも、医療広告のルールの対象ですか?

対象です。医療広告等ガイドラインの正式名称は「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針」で、名称そのものに歯科医業が入っています。医療法第6条の5第1項も「何人も、医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関して…虚偽の広告をしてはならない」と定めています。厚生労働省の事例解説書では、プロフィール・投稿・返信のいずれかに違反があれば違反になると書かれています。

矯正やホワイトニングのビフォーアフター写真は載せていいですか?

条件付きです。医療法施行規則第1条の9第2号が禁止しているのは、治療等の内容又は効果について患者等を誤認させるおそれがある治療の前後の写真です。医療広告等ガイドラインは「術前又は術後の写真に通常必要とされる治療内容、費用等に関する事項や、治療等の主なリスク、副作用等に関する事項等の詳細な説明を付した場合についてはこれに当たらない」と書いています。ただし説明をリンク先のページに置いたり、極端に小さな文字で載せたりしてはならないとも書かれているので、同じ投稿の見える位置に入れてください。

自由診療のことを投稿するときは、何を書けばいいですか?

医療法施行規則第1条の9の2が定める条件のうち、自由診療については、通常必要とされる治療等の内容と費用等に関する事項、そして主なリスク・副作用等に関する事項の提供が必要です。あわせて問い合わせ先の明示も必要になります。厚生労働省の事例解説書が「SNS上の1つの投稿は、単独で1つの広告として取り扱われる」としているため、これらは同じ投稿の中に入れてください。

患者さんの声は載せてもいいですか?

載せられません。医療法施行規則第1条の9第1号が、患者等の主観又は伝聞に基づく、治療等の内容又は効果に関する体験談の広告を禁止しています。医療広告等ガイドラインは「患者等の体験談の記述内容が、広告が可能な範囲であっても、広告は認められない」と書いており、本人の同意があっても掲載できません。

「痛くない治療」と書いていいですか?

避けてください。医療法第6条の5第2項が誇大な広告を禁止しており、治療の体感を断定する言い方はここに近づきます。実測にも #痛くない歯医者 のようなハッシュタグが出てきましたが、当サイトでは推奨していません。「痛みを抑えるために何をしているか」を事実として書く形に置き換えてください。

「審美歯科」「インプラント科」と名乗っていいですか?

診療科名としては掲げられません。医療法施行令第3条の2第1項第2号が、歯科医業で広告できる診療科名を「歯科」と、これに小児・矯正・口腔外科などを組み合わせた名称に限っており、医療広告等ガイドラインは「インプラント科」「審美歯科」を広告できない名称の例として挙げています。審美治療やインプラント治療を扱っていることを、診療内容の説明として書くのは別の話です。

「矯正歯科専門医」「インプラント専門医」と書いていいですか?

確認が必要です。厚生労働省が公表している「医療に関する広告が可能となった医師等の専門性に関する資格名」(令和5年2月17日)では、歯科医師の専門性資格は口腔外科専門医・歯周病専門医・歯科麻酔専門医・小児歯科専門医・歯科放射線専門医の5つです。「矯正歯科専門医」「インプラント専門医」はこの一覧には含まれていません。令和3年10月1日からは日本歯科専門医機構が認定するものも広告可能とされていますが、当サイトではその全一覧を確認できていないため、自分の資格名が広告できるかどうかは、認定している学会・団体と所在地の都道府県・保健所の医療広告の担当窓口に確認してください。

「日本一」「地域No.1」「最安」は、事実なら書いていいですか?

書けません。医療広告等ガイドラインは比較優良広告の項で「例えば、『日本一』、『№1』、『最高』等の最上級の表現その他優秀性について著しく誤認を与える表現は、客観的な事実であったとしても、禁止される表現に該当する」と明記しています。

ハッシュタグは何個くらい付ければいいですか?

Instagramは2025年12月18日から、1投稿・1リールに付けられるハッシュタグの上限を5個に変更しました。実測した歯科医院39アカウントの投稿969件(この上限変更より前の投稿を含む集計)のうち、151投稿はハッシュタグなしでした。ハッシュタグを付けている投稿だけで見ると平均9.8個・中央値5個・最大54個です。まずは #歯医者 と医院名と地域の3枠を固定し、その投稿で扱った診療内容を1個足す形で、上限5個以内に収めるのが実際に多い付け方です。厚生労働省の事例解説書は、投稿内容と関係のないハッシュタグによる誘引を不適切としているので、数を増やすために関係ないハッシュタグを足さないでください。

地域のハッシュタグはどう作ればいいですか?

〈地名〉+歯医者、〈駅名〉+歯医者 の形を自分の地名で作ります。実測では39件中25件が地域名のハッシュタグを使っており、#東大阪歯医者 #横浜歯医者 #日進市歯医者 #黒川駅歯医者 のような形が並んでいました。名前欄に最寄り駅名を入れていた医院が21件と最も多かったので、駅名の形も1つ作っておくと重なります。

プロフィールのリンクは何を入れるのがいいですか?

予約ページ1本です。実測した39件のうち、リンクを予約につないでいたのは2件だけでした。31件は自院サイトなど医院側のページ(うち1件は採用サイト)、5件はリンク集サービス、1件はリンクなしです。来てほしいなら、ここが最も効く差になります。

矯正専門でも、一般の人に届きますか?

実測では #マウスピース矯正 が16アカウント、#インビザライン が15アカウントと、矯正の言葉は最も多くの医院が共通して使っていた枠でした。裏を返すと競争も激しい枠です。#部分矯正 #小児矯正 #マイオブレース のように、扱っている範囲を具体的に示すハッシュタグと、地域のハッシュタグを組み合わせるほうが、探している人と重なりやすくなります。

スタッフ募集にも使えますか?

使えます。実測した39件のうち18件が採用系のハッシュタグを使っており、#歯科衛生士募集中(41投稿)、#歯科衛生士求人(27投稿)、#歯科医師求人(24投稿)が並びました。3件は診療とは別に採用専用のアカウントを立てています。ただしこの39件には、歯科向けの採用SNS運用代行会社の実績ページから見つけた6件が含まれており、採用寄りに偏っています。その6件を除いた33件では、採用系ハッシュタグを使ったのは13件でした。患者さん向けの投稿と求職者向けの投稿は分け、ハッシュタグで切り替えてください。

投稿頻度はどのくらいが目安ですか?

フィード週2〜3本、ストーリーズ週3〜5回が目安です。無理のないペースを優先してください。自由診療の投稿は必要な情報が多いので、保険診療の話題と混ぜて負担が偏らないように並べます。

Googleビジネスプロフィールとどちらが大事ですか?

来院直前の検索ではGoogleビジネスプロフィールが強く、Instagramは「医院の雰囲気とやっていることを事前に知ってもらう」役割で補完する関係です。どちらか一方ではなく、診療時間と休診日はどちらにも同じ内容を載せておいてください。

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実在アカウントの投稿パターン・プロフィール設計を業種別に閲覧

歯科医院のSNS設計を、ヒアリングで完成させる。

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