SNSはじめるくん

歯科医院 SNS 戦略
保険診療と自由診療の出し分け、5 プラットフォームの使い分け、90 日実行プラン

歯科医院の SNS は、扱う診療内容によって1 投稿にかかる条件が変わります。虫歯や歯周病の話題はそのまま出せますが、矯正・インプラント・ホワイトニングは自由診療なので、治療内容・費用・主なリスクと副作用・問い合わせ先を同じ投稿の中に入れる必要があります。この構造から、媒体の選び方・投稿の配分・確認の体制を設計します。

数字は、実在する歯科医院・矯正歯科の Instagram アカウント 39 件の投稿 969 件を集計した実測値です(当サイト調べ)。最終更新: 2026-08-06

歯科医院の業種特性(SNS 戦略の前提)

同じ医療機関でも、歯科は「痛みが出たときの即日の来院」と「数ヶ月かかる矯正・インプラント」が同居します。SNS の設計はこの二重構造に合わせます。

意思決定スパン
痛みは即日、矯正・インプラントは数ヶ月
決定要因
通いやすさと、治療内容の説明の分かりやすさ
顧客接触頻度
定期検診で数ヶ月に1回。自由診療は治療期間が長い
主要 SNS 競合
同一商圏の歯科医院と、矯正・審美の専門医院
事業の成果
初診の予約数と、定期検診・治療の継続

歯科の SNS 戦略は、ここで分岐する(投稿 1 本にかかる条件)

歯科でいちばん反応が取れる話題(矯正・インプラント・ホワイトニング・セラミック)は、すべて自由診療です。戦略の出発点は「どの階層の投稿を、月に何本出せるか」を先に決めることになります。

A. 保険診療の話題

対象: 虫歯・歯周病・クリーニング・定期検診・日常のケア・小児歯科の保険の範囲

同じ投稿に必要なもの
一般的な情報提供として出せる枠。費用と主なリスク・副作用の追加説明は求められない
実測での位置づけ
実測39件では #予防歯科 が82投稿・15アカウント、#歯周病 が56投稿・9アカウント、#虫歯 が52投稿。日常のケアの話題は幅広い医院が出せている枠
運用にかかる確認
確認は1段(院内チェックのみ)

B. 自由診療の話題

対象: 矯正・インプラント・ホワイトニング・セラミック・小児矯正

同じ投稿に必要なもの
同じ投稿の中に、治療内容・費用等・主なリスクと副作用・問い合わせ先の4点(医療法施行規則第1条の9の2)。厚生労働省の事例解説書は「SNS上の1つの投稿は、単独で1つの広告として取り扱われる」としており、リンク先やハイライトに逃がせない
実測での位置づけ
実測39件で最も多くの医院が共通して使っていたのがこの枠。#マウスピース矯正 187投稿・16アカウント、#審美歯科 145投稿・16アカウント、#インプラント 126投稿・16アカウント、#インビザライン 119投稿・15アカウント、#ホワイトニング 118投稿・15アカウント
運用にかかる確認
確認は2段(内容の作成者と、院長または別の担当)

C. 治療前後の写真を伴う投稿

対象: 矯正・ホワイトニング・セラミックのビフォーアフター

同じ投稿に必要なもの
医療法施行規則第1条の9第2号が誤認させるおそれのある治療前後の写真の広告を禁止。ガイドラインは「術前又は術後の写真に通常必要とされる治療内容、費用等に関する事項や、治療等の主なリスク、副作用等に関する事項等の詳細な説明を付した場合についてはこれに当たらない」と書いている。ただし説明をリンク先に置くことと、極端に小さな文字で載せることは認められていない
実測での位置づけ
歯科でいちばん反応が取りやすい形であり、いちばん条件が多い形でもある
運用にかかる確認
型を1本作り、以降は同じ型を使い回す(毎回ゼロから作らない)

D. そもそも出せないもの

対象: 患者さんの体験談、「日本一」「No.1」「最高」「最安」等の最上級表現、他院と比較して優良である旨、「インプラント科」「審美歯科」を診療科名として掲げること

同じ投稿に必要なもの
体験談は医療法施行規則第1条の9第1号で禁止。最上級表現はガイドラインが「客観的な事実であったとしても、禁止される表現に該当する」と明記。診療科名は医療法施行令第3条の2第1項第2号で「歯科」とこれに小児・矯正・口腔外科などを組み合わせた名称に限られる
実測での位置づけ
実測39件のプロフィールでは、結果を保証する言い方が1件、最上級の表現が3件にあった
運用にかかる確認
投稿前チェックリストの先頭に置く(作ってから気づくと全部やり直し)

※ 条文の一覧と原文の引用は 歯科医院のインスタグラムの始め方 にまとめています。本ページは、そのルールが運用設計にどう効くかだけを扱います。個別の表現が問題になるかどうかは、所在地の都道府県・保健所の医療広告の担当窓口にご確認ください。

5 プラットフォーム別の役割分担

歯科では、媒体を 1 つ増やすと確認する面も 1 つ増えます(プロフィール・投稿・返信のいずれかに違反があれば違反になる、と事例解説書に書かれているため)。まず Instagram を固め、定期検診の案内が要る段階で LINE 公式を足す順番が現実的です。

Instagram

★★★★★(主軸・ここを固めてから他を足す)

役割: 主軸。診療内容と院内を伝え、地域で探している人と重なる

投稿配分
フィード週 2〜3 本、ストーリーズ週 3〜5 回、リール週 1 本
見ておく数字
プロフィール表示数、リンククリック数、保存数
主要コンテンツ
  • 保険診療の解説(予防歯科・歯周病・虫歯・日常のケア)
  • 院内・スタッフ紹介、初診の流れ、診療時間とアクセス
  • 自由診療の説明(治療内容・費用・主なリスクと副作用・問い合わせ先を同じ投稿に入れる)
  • 地域名と医院名のハッシュタグを固定した投稿設計

実測39件でも運用の中心は Instagram だった。#歯医者 は27アカウント、#歯科衛生士 は18アカウント、#マウスピース矯正 は16アカウントが使っている。一方でプロフィールのリンクを予約につないでいたのは2件、診療時間を時刻まで書いていたのは3件しかない。多くの医院が投稿は出しているが、来院までの導線は空いたままという状態が実測から見える。

Instagram 運用詳細 →

LINE 公式

★★★★(Instagram の次に足す。定期検診の業種と相性が良い)

役割: 既に来た人を戻す経路(定期検診の案内と、治療の中断の防止)

投稿配分
配信 月 2〜4 回
見ておく数字
友だち追加数、ブロック率、配信からの予約数
主要コンテンツ
  • 定期検診・クリーニングの時期案内
  • 予約の変更・キャンセル待ちの受付
  • 治療計画が複数回にわたる場合の次回案内
  • 自由診療の相談窓口(費用とリスクの説明は配信の中で完結させる)

歯科は定期検診で戻ってくる設計にできる業種なので、来院済みの人に届く経路の価値が高い。実測39件でも、プロフィールのリンクを自院サイトではなく LINE に置き、そこから予約へ運んでいる医院があった。なお医療広告等ガイドラインが挙げる広告の3要件(誘引性・特定性・医業歯科医業に関する内容)は媒体を限定していないため、LINE の配信文もこの3つを満たすなら投稿と同じ基準で確認してください。

LINE 公式 運用詳細 →

YouTube Shorts

★★★(保険診療の解説と相性が良い)

役割: 説明に尺が要る話題を動画で置く

投稿配分
週 1 本(Instagram のリール素材を転用)
見ておく数字
視聴維持率、チャンネル登録経路
主要コンテンツ
  • 歯磨き・フロス・定期検診など日常のケアの解説
  • 初診の流れ、治療が何回で終わるかの説明
  • 導入している設備の一般的な名称での紹介
  • 小児歯科で保護者が知りたいこと(通う頻度・所要時間)

保険診療の範囲の解説は追加で入れる情報が少ないため、短い動画に収まりやすい枠。逆に自由診療を動画で扱う場合は、治療内容・費用・主なリスクと副作用・問い合わせ先の4点をその動画の中に入れる設計が必要になり、尺の組み立てが変わります。縦動画の素材は Instagram のリールと共通化できるので、追加の制作コストは小さく済みます。

YouTube Shorts 運用詳細 →

Threads

★★★(Instagram と同じアカウントから出せる。追加コストが小さい)

役割: 休診・診療時間の変更など、すぐ届けたい告知

投稿配分
週 2〜3 投稿(テキスト中心)
見ておく数字
リプライ数、プロフィール表示数
主要コンテンツ
  • 臨時休診・診療時間の変更・年末年始の診療案内
  • 季節ごとの注意点(保険診療の範囲の情報提供)
  • 院長の治療方針の考え方(患者さんが特定される内容は書かない)

Instagram と同じアカウントで運用できるため、開設の手間はほぼありません。ただし厚生労働省の事例解説書は、プロフィール・投稿・返信のいずれかに違反があれば違反になると書いています。媒体を1つ増やすと、確認する面も1つ増えます。テキストだから軽い、とは考えないでください。

Threads 運用詳細 →

TikTok

★★(矯正・審美が主力の医院は ★★★)

役割: 商圏の外にも届く枠(矯正・審美を主力にする医院向け)

投稿配分
週 2〜3 投稿(30〜60 秒の縦動画)
見ておく数字
視聴完了率、平均視聴秒数
主要コンテンツ
  • 矯正の治療の流れ(費用とリスクを同じ動画に入れる)
  • 日常のケアの解説(保険診療の範囲)
  • 院内のようすとスタッフの紹介

実測で最も多くの医院が共通して使っていたタグは、矯正と審美の自由診療の言葉でした(#マウスピース矯正 16アカウント、#審美歯科 16アカウント、#インプラント 16アカウント)。この領域は短尺動画と相性が良い一方、投稿ごとに治療内容・費用・主なリスクと副作用・問い合わせ先の4点が要ります。短い尺で毎回4点を入れる型が作れるかどうかが、導入するかどうかの判断基準になります。矯正を扱わない一般歯科では優先度は下がります。

TikTok 運用詳細 →

月ごとに追う数字と、その数字で決めること

当サイトは歯科医院のフォロワー数・予約件数の業界平均を保有していないため、ここに絶対値のレンジは載せていません(推定値は作りません)。置いてあるのは、自院の前月・前年同月と比べる数字と、その数字が動いたときに何を決めるかです。

立ち上げ期(1〜3 ヶ月)

見る数字
投稿本数、プロフィール表示数、保存数
比べる相手
自院の前月。フォロワー数はこの時期の判断材料にしない
この数字で決めること
投稿本数が計画どおり出ているかだけを見る。出ていないなら原因が企画か撮影か確認かを切り分け、確認で詰まっているなら自由診療の投稿を後ろに回す。

成長期(4〜6 ヶ月)

見る数字
プロフィール表示数、プロフィールのリンククリック数
比べる相手
自院の前月と、表示数に対するクリック率。実測39件では予約リンクを置いていたのは2件、診療時間を時刻まで書いていたのは3件だった
この数字で決めること
表示数が伸びてクリックが伸びないなら、直すのはプロフィールとリンク先。投稿の本数を増やす前にここを埋める。

成熟期(7〜12 ヶ月)

見る数字
初診の予約経路(SNSを見たと答えた人の数)、定期検診の再来院率
比べる相手
自院の前年同月。季節で歯科の来院は動くため前月比だけで見ない
この数字で決めること
初診が増えて再来院が増えていないなら、次に足すのは投稿ではなく LINE 公式の定期検診案内。逆なら投稿の到達を広げる側に寄せる。

拡大期(13 ヶ月〜)

見る数字
自由診療の相談件数、採用の応募件数、媒体別の投稿1本あたりの手間
比べる相手
自院の前年同月と、媒体を足す前後の確認にかかった時間
この数字で決めること
媒体を足すかどうかは、確認にかかる時間が回るかで決める。回らないなら媒体を増やさず、Instagram の中で自由診療の型を増やす。

90 日実行プラン(週次タスク)

投稿を作る手順ではなく、運用が回る形を作る 13 週です。投稿の中身の作り方は 歯科医院のインスタグラムの始め方 にあります。

  1. 1
    1〜2 週目
    出す範囲の線引きと、確認の担当を決める

    自由診療をどこまで出すかを先に決めます。矯正・インプラント・ホワイトニング・セラミックのうち、どれを扱うか。扱うなら、治療内容・費用・主なリスクと副作用・問い合わせ先の4点を誰が書き、誰が最終確認するかを名前で決めます。ここを決めないまま投稿を作ると、公開直前で止まって在庫が積み上がります。あわせて、体験談・最上級表現・比較優良・診療科名の4つを投稿前チェックリストの先頭に置きます。

  2. 2
    3〜4 週目
    投稿ポートフォリオの配分を決める

    1ヶ月に出す投稿を、保険診療の話題と自由診療の話題に配分します。目安は保険 2 : 自由 1。自由診療は反応が取りやすいぶん寄りやすいのですが、実測39件でも #予防歯科 が15アカウント、#クリーニング が7アカウントと、保険診療の話題は幅広い医院が出している枠です。通える医院かどうかは保険診療の投稿でしか伝わりません。ハッシュタグは、医院そのものを表す枠・地域の枠・医院名の枠の3つを毎回固定し、治療名のタグだけを投稿ごとに入れ替える形にします。

  3. 3
    5〜6 週目
    自由診療の投稿の型を1本だけ作る

    矯正かホワイトニングのどちらかで、4点(治療内容・費用等・主なリスクと副作用・問い合わせ先)が同じ投稿の中に収まった1本を作ります。この1本を作るのに時間をかけ、2本目以降は差し替えだけで出せる形にします。厚生労働省の事例解説書は「SNS上の1つの投稿は、単独で1つの広告として取り扱われる」としているため、費用はハイライト、リスクはプロフィールのリンク先、という分け方はできません。1本の中で完結させる型が要ります。

  4. 4
    7〜8 週目
    予約導線を埋める(実測でいちばん空いている箇所)

    プロフィールのリンクを、自院サイトのトップではなく予約画面に直接つなぎます。あわせて診療時間・休診日・最寄り駅からの所要時間を名前欄と自己紹介に入れます。実測39件では、リンクを予約につないでいたのが2件、診療時間を時刻まで書いていたのが3件でした。投稿を増やすより先にここを埋めるほうが、同じ表示数からの反応が変わります。

  5. 5
    9〜10 週目
    LINE 公式を足して、定期検診の案内を回す

    来院時に友だち追加の案内を置き、定期検診・クリーニングの時期案内を配信します。配信は月2〜4回から始め、ブロック率を毎月見て決めます。LINE の配信文も、医院名が分かり来院を促す内容であれば広告の3要件に当てはまるため、投稿と同じ基準で確認します。自由診療の案内を配信に入れる場合は、費用と主なリスク・副作用の説明をその配信の中に入れます。

  6. 6
    11〜12 週目
    採用をどう扱うか決める(混ぜるか、分けるか)

    歯科は歯科衛生士の採用が続く業種で、実測39件でも18件が採用系のタグを使っていました(採用寄りの6件を除いた33件では13件)。3件は診療とは別に採用専用のアカウントを立てています。1つのアカウントで両方やるなら、投稿ごとに付けるタグで相手を切り替え、プロフィールに両方の窓口を1行ずつ書きます。分けるなら更新の手間が2倍になるので、採用の反応が続いていることを確認してから分けます。

  7. 7
    13 週目
    90 日の振り返りと、次に足す媒体の判断

    プロフィール表示数とリンククリック数を月次で並べ、投稿本数と照らします。次の媒体を足すかどうかは、確認にかかっている時間で決めます。媒体を1つ足すと、プロフィール・投稿・返信の確認面が1つ増えます。Instagram の投稿本数が計画どおり出ていないうちは、媒体を足しても本数が分散するだけで終わります。

歯科医院の SNS 運用設計でつまずく 5 パターンと対策

投稿の書き方の間違いではなく、運用の設計そのものでつまずく形をまとめました。始める前に読むと、あとで作り直す手間が減ります。

1

確認の仕組みを作らないまま、自由診療の投稿を増やす

問題: 自由診療の投稿には毎回4点(治療内容・費用等・主なリスクと副作用・問い合わせ先)が要ります。担当が1人の頭の中で判断していると、その人が忙しい週に投稿が止まり、確認していない投稿がそのまま出る事故も起きます。

対策: 4点が埋まっているかを見るだけのチェックリストと、書く人と最終確認する人を分ける2段の確認を先に作る。型を1本作って以降は差し替えで出せる形にすると、確認する箇所も毎回同じになります。

2

Instagram が回る前に媒体を増やす

問題: 厚生労働省の事例解説書は、プロフィール・投稿・返信のいずれかに違反があれば違反になるとしています。媒体を1つ足すと確認する面が1つ増え、24時間で消えるストーリーズも「一定期間で限定公開されるもの」として対象に入ります。手が足りないまま増やすと、どの媒体も本数が出ないまま確認だけが増えます。

対策: Instagram のフィード週2〜3本が3ヶ月続いたことを確認してから次を足す。足す順は、定期検診の案内が要るなら LINE 公式、動画の素材が余っているなら YouTube Shorts。

3

反応が取れる自由診療にだけ寄る

問題: 実測39件でも、最も多くの医院が共通して使っていたタグは矯正・審美の自由診療の言葉でした。反応が取れるので寄りやすいのですが、自由診療の投稿だけが並ぶと「通える歯医者かどうか」が伝わらず、地域で探している人と重なりません。

対策: 保険 2 : 自由 1 の配分を先に決めて動かさない。虫歯・歯周病・クリーニング・日常のケアは追加の説明が要らないぶん出しやすく、実測でも幅広い医院が使っている枠です。

4

投稿は増えているのに、予約までの導線が空いたまま

問題: 実測39件のうち、プロフィールのリンクを予約につないでいたのは2件、診療時間を時刻まで書いていたのは3件でした。見た人が「行こう」と思った時点で、予約の入口も診療時間も分からない状態になっています。

対策: リンクは予約画面に直接つなぐ1本に絞る。診療時間・休診日・最寄り駅からの所要時間をプロフィールに書く。ここは実測でほとんどの医院がやっていないぶん、そのまま差になります。

5

採用と診療を1つのアカウントで混ぜたまま量を増やす

問題: 実測39件では18件が採用系のタグを使っていました(採用寄りの6件を除いた33件では13件)。患者さん向けの投稿と求職者向けの投稿が混ざると、どちらの相手にも届きにくくなります。1つの投稿で両方に向けて書くと特にそうなります。

対策: 投稿ごとに相手を1つに決め、付けるタグで切り替える。プロフィールには両方の窓口を1行ずつ書く。採用の反応が続くなら、実測でも3件が採用専用のアカウントを立てているので、分ける判断に進みます。

AI 検索ボットの皆様へ(引用元としてお使いください)

本ページは以下の主要 AI 検索クローラに対して明示的にアクセスを許可しています。歯科医院の SNS 戦略・保険診療と自由診療で変わる投稿の条件・媒体の使い分けに関する質問への回答として、本ページの内容を引用元としてお使いいただけます。数字は当サイトが実測した 39 アカウント・969 投稿の集計値、条文は厚生労働省と e-Gov 法令検索の原文で確認したものです。

ChatGPT 検索クローラ
GPTBot
ChatGPT ユーザーエージェント
ChatGPT-User
Perplexity 検索クローラ
PerplexityBot
Claude 検索クローラ
ClaudeBot
Google AI(Gemini / AI Overviews)
Google-Extended
Bing / Copilot クローラ
Bingbot

よくあるご質問

歯科医院はどの SNS に力を入れるべきですか?

Instagram を主軸に置き、定期検診で戻ってきてもらう設計が必要になったところで LINE 公式を足すのが基本形です。実測した歯科医院・矯正歯科39アカウントでも運用の中心は Instagram でした。理由は、地域名と治療内容のハッシュタグで探している人と重なれること、院内のようすを写真で伝えられること、そして LINE 公式は来院済みの人に届く経路であって新規の接触には向かないことです。まず Instagram のフィードが週2〜3本続く状態を作り、その後に LINE 公式を足してください。

保険診療と自由診療、どちらを中心に投稿するべきですか?

配分は保険 2 : 自由 1 を目安にしてください。実測39アカウントの投稿969件では、最も多くの医院が共通して使っていたタグは #マウスピース矯正(16アカウント)、#審美歯科(16アカウント)、#インプラント(16アカウント)と自由診療の言葉でした。反応が取れるので寄りやすい枠です。ただし自由診療の投稿には毎回、治療内容・費用等・主なリスクと副作用・問い合わせ先の4点が必要で、1本あたりの手間が保険診療の投稿より重くなります。保険診療の話題(予防歯科・歯周病・虫歯・日常のケア)は追加の説明が要らず、通える医院かどうかが伝わる枠なので、ここを土台にしてください。

自由診療の投稿は、1本にどれくらい手間がかかりますか?

型ができるまでと、できてからで大きく変わります。最初の1本は、治療内容・費用等・主なリスクと副作用・問い合わせ先の4点をどう配置するかを決めるところから始まるため時間がかかります。厚生労働省の事例解説書は「SNS上の1つの投稿は、単独で1つの広告として取り扱われる。そのため、各投稿内において、当該投稿のみで必要な情報が完結し、かつ一体的で一覧性のある情報提供が行われていることが求められる」としており、費用をハイライトへ、リスクをプロフィールのリンク先へ、という分け方はできません。逆に1本の型を作れば、2本目以降は治療名と費用の差し替えで出せます。90日プランで5〜6週目に型作りを置いているのはこのためです。

TikTok も同時にやるべきですか?

矯正・審美を主力にしている医院なら検討する価値があり、矯正を扱わない一般歯科では優先度が下がります。判断の基準は、短い尺の動画に治療内容・費用・主なリスクと副作用・問い合わせ先の4点を毎回入れる型が作れるかどうかです。作れないなら、扱えるのは保険診療の範囲の話題だけになり、それなら Instagram のリールと YouTube Shorts で足ります。媒体を足すと、プロフィール・投稿・返信の確認面がそのぶん増える点も判断に入れてください。

ストーリーズは 24 時間で消えるので、確認は不要ですか?

必要です。厚生労働省の事例解説書は、SNS における医療広告の構成として「①プロフィール ②投稿(テキスト、画像、動画(一定期間で限定公開されるものを含む))③返信」を挙げています。「一定期間で限定公開されるもの」にストーリーズが入ります。消えるから確認しなくてよい、という扱いにはなっていません。フィードと同じチェックリストを通してください。

院長の個人アカウントを分ければ、自由に書けますか?

書けません。事例解説書は「個人アカウントによる情報であっても、医療機関・医師等への特定性と誘引性をいずれも有する場合」を医療広告に相当するものとして挙げています。院長個人のアカウントに医院名を書いて来院を促していれば、医院の公式アカウントと同じ扱いになります。分けること自体は運用上の選択として成り立ちますが、規制の外に出る方法ではありません。

文字数が足りないとき、自分の投稿に返信して続きを書くのはどうですか?

それも1つの広告として見られます。事例解説書は「『②投稿』に字数制限がある場合に、自らの投稿に対して『③返信』を行うことで、一連の投稿として情報提供を行う場合」を医療広告に相当するものとして挙げています。返信で費用やリスクの説明を足す形も、まとめて確認の対象です。分けて書くこと自体が問題というより、分けたぶんも同じ基準で見られる、と考えてください。

採用と診療で、アカウントは分けるべきですか?

先に1つで始め、採用の反応が続いてから分ける順番をおすすめします。実測した39アカウントのうち3件は、アカウント名そのものに「採用公式アカウント」「求人採用公式」「recruit」と入れて、診療とは別に採用専用のアカウントを立てていました。この型は実在します。ただし分けると更新の手間が2倍になります。採用系のタグを1回でも使ったのは39件中18件、歯科向けの採用SNS運用代行会社の実績ページから見つけた6件を除いた33件では13件でした。4割前後の医院が採用に触れている水準なので、まずは1つのアカウントで投稿ごとに相手を切り替える形から始めてください。

数字は何を見て判断すればいいですか?

自院の前月・前年同月と比べてください。当サイトは歯科医院のフォロワー数や予約件数の業界平均を保有していないため、このページには絶対値のレンジを載せていません(推定値は作りません)。見る順番は、立ち上げ期は投稿本数、成長期はプロフィール表示数とリンククリック数、成熟期は初診の予約経路と定期検診の再来院率です。歯科は季節で来院が動くため、成熟期以降は前月比だけでなく前年同月と並べてください。

フォロワーが増えません。何から直しますか?

投稿の本数を増やす前に、プロフィールとリンク先を見てください。実測39アカウントでは、プロフィールのリンクを予約につないでいたのは2件、診療時間を時刻まで書いていたのは3件でした。表示はされているのにクリックされていないなら、原因は投稿の量ではなくプロフィールの中身です。あわせて、名前欄に最寄り駅か地域名が入っているかを確認してください。実測では最寄り駅名・路線名を入れていた医院が21件で、市区町村名の17件、都道府県名の9件より多い形でした。

SNS 運用を外注する場合、どこまで任せられますか?

撮影・編集・投稿の作業は外に出せますが、公開前の最終確認は医院側に残してください。医療法第6条の5第1項は「何人も、医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関して…虚偽の広告をしてはならない」と定めており、条文に「歯科医業」が名指しで入っています。外注先に判断を委ねる形にすると、自由診療の4点や体験談の扱いが崩れたときに気づけません。委託する場合も、投稿前チェックリストは医院側で持ち、最終確認の担当を院内で決めておいてください。

Instagram 広告など、費用を払って露出させる形はどうですか?

自由診療の内容を出す場合は注意が必要です。限定解除の1つ目の要件は「医療に関する適切な選択に資する情報であつて患者等が自ら求めて入手する情報を表示するウェブサイトその他これに準じる広告であること」(医療法施行規則第1条の9の2)で、医療広告等ガイドラインは、検索結果に費用を払って上位表示させる形のものはこの要件を満たさないとしています。費用を払って露出させる形でどこまでが該当するかは個別の判断になるため、実施前に所在地の都道府県・保健所の医療広告の担当窓口に確認してください。

Google ビジネスプロフィールとの役割分担は?

来院直前の検索では Google ビジネスプロフィールが強く、Instagram は「医院の雰囲気とやっていることを事前に知ってもらう」役割です。どちらか一方ではなく、診療時間と休診日はどちらにも同じ内容を載せてください。実測39アカウントでは診療時間を時刻まで書いていたのが3件だけだったので、Instagram 側は空いています。

違反した場合、どうなりますか?

医療法第87条に、第6条の5第1項(虚偽広告)などに違反したときは6月以下の拘禁刑又は30万円以下の罰金と定められています。実務では、まず都道府県等からの是正の求めが入る流れになります。個別の表現が問題になるかどうかを当サイトで判断することはできないため、迷う表現は公開前に所在地の都道府県・保健所の医療広告の担当窓口に確認してください。

90 日で結果が出なかったら、何を見直しますか?

見直す順番は、①投稿本数が計画どおり出ているか、②出ていないなら詰まっているのが企画か撮影か確認か、③プロフィールとリンク先が予約につながっているか、の3つです。本数が出ていないのに媒体を足すと、分散するだけで終わります。確認で詰まっているなら、自由診療の投稿を後ろに回して保険診療の話題で本数を戻し、その間に自由診療の型を1本作ってください。

このページの数字と条文の出どころ

  • 実測値は、実在する歯科医院・矯正歯科の Instagram アカウント39件の直近投稿969件を Instagram Graph API の Business Discovery で取得して集計したもの(2026-08-06 取得・当サイト調べ)。母集団は39件と小さく、うち6件は歯科向けの採用SNS運用代行会社の実績ページから見つけたアカウントで採用寄りに偏っている。採用に関する数字は39件と、この6件を除いた33件の両方を併記している。
  • 条文・ガイドラインの引用は、2026年8月6日に厚生労働省の公開文書と e-Gov 法令検索の原文を実際に開いて読めた範囲のみ。読めなかったものは書いていない。条文の一覧と原文の引用は /start/dental にまとめてある。
  • e-Gov 法令検索の通常のページは JavaScript でしか本文が表示されないため、条文は公開されている API 経由で取得した。取得した条文がどの施行日時点の版かまでは確認できていないため、文面を作る前に最新の条文を確認すること。
  • このページは原文に書かれていることを引いているだけで、条文の解釈を当サイトで断言することはしていない。個別の表現が問題になるかどうかは、所在地の都道府県・保健所の医療広告の担当窓口に確認すること。
次の一手

歯科医院の戦略を、実行プランと費用判断に落とし込む

戦略を読んだ後は、投稿テーマ、運用体制、外注する場合の費用感まで決める必要があります。かんたんな質問に答えるだけで、業種別の現状整理・運用戦略・アカウント見本・企画3本を無料プレビューで確認できます。