SNSはじめるくん

飲食店のインスタグラムの始め方

レストラン・飲食店のInstagramを、開設からプロフィール、ハッシュタグ、予約の受け方まで順番にまとめました。そのままコピペして使えるプロフィール文5例と、実際に運用されている飲食店22アカウントの投稿527件から集計したハッシュタグを載せています。メニューの書き方のルールは、消費者庁の資料を実際に開いて読めた範囲だけを書いています。

個人レストラン・飲食店向け

プロフィール実例と実測ハッシュタグ、メニュー表示のルールの読み方【2026年版】

飲食店プロフィール・予約導線の確認表

予約の入口を1つ選び、下の5例から自店に近いプロフィールを選んでから開設します。実測値は飲食店22アカウント・投稿527件(2026-08-06取得)をもとにした既存ページ内の調査です。

予約の入口
ネット予約・電話・DMのうち、案内する1つを決める
プロフィール例
通常営業/完全予約制/個室・貸切/用途訴求/開店前から近い型を選ぶ
基本情報
店名・エリア・料理・営業時間・定休日・アクセス
予約方針
予約方法とDMを受けるかどうかを明記する
公開前の最終確認
予約リンク・連絡先・カテゴリを実際の営業内容と照合する

飲食店のInstagramは、カフェと同じ「地域名を付ける」だけでは足りません。同じ方法でカフェ11件とお店22件を並べて集計すると、はっきり差が出た枠が2つありました。1つは「何のために来る人か」を言葉にしたハッシュタグです。#歓送迎会 #記念日ディナー #誕生日 #デートスポット #貸切 のような用途のハッシュタグを使っていたのは、飲食店は22件中10件、カフェは11件中2件でした。もう1つは予約です。プロフィールのリンクをネット予約に直接つないでいたのは、飲食店が22件中8件、カフェは11件中1件だけでした。カフェは「近くにいる人に見つけてもらう」までで来店が決まりますが、飲食店は「その日・その用途で席を押さえる」ところまでが入口です。開設時にこの2つを決めておくと、あとで作り直さずに済みます。

最終更新: 2026-08-10

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レストランが開設前に知っておくこと

最初に決めること
予約をどこで受けるか(1本に絞る)
実測のリンク先
ネット予約に直結は8件(22件中)
ハッシュタグの2枠目
地域名だけでなく用途・時間帯も入れる
書き方のルール
料理名と写真は景品表示法の対象

開設〜運用開始までの4ステップ

アカウント開設からプロフィール設計、最初の投稿、運用リズムまでの順序。上から順に進めれば迷いません。

ステップ 1

アカウントを開設する

開設後すぐにプロアカウント(ビジネス)へ切り替えます。切り替える前に、下の「予約をどこで受けるか」を読んで、予約の入口を1つに決めておいてください。あとから変えると、過去の投稿の案内文と食い違います。

  • 設定 →「アカウントの種類とツール」→「プロアカウントに切り替える」を選ぶ
  • カテゴリは業態(レストラン等)に近いものを選ぶ
  • ユーザーネームは店名+地域名にする
  • 表示名には地名と、料理のジャンルの両方を入れる
  • 予約をどこで受けるかを先に決める(ネット予約・電話・DMのどれか)

レストランならでは: 実測した22件の表示名は、店名だけで終わっているものがほとんどありませんでした。「町中華 さしろく」「BISTRO Kuu 神保町(神保町/グルメ/イタリアン/バル)」のように、料理のジャンルか地名、あるいは両方が入っています。お客さんは店名を知らない状態で「〈地名〉+グルメ」「〈地名〉+ランチ」と打つので、そこに引っかかる言葉を名前に入れておきます。

ステップ 2

プロフィールを設計する

1行目で「どこの・何の店か」を言い切ります。下に5パターンの完成文を置いてあるので、自分の店に近いものを選んで〈 〉の中だけ書き換えれば埋まります。

  • 下の「そのまま使えるプロフィール文5例」から自分の店に近いものを選ぶ
  • 1行目に市区町村名と料理のジャンルを入れる
  • 営業時間はラストオーダーまで書く。ランチとディナーで分かれる店は両方書く
  • 定休日を書く
  • 最寄り駅からの徒歩何分かを書く(実測22件中8件が書いていました)
  • プロフィールリンクは予約の入口1本に絞る
  • DMで予約を受けるかどうかを決め、受けないなら明記する
  • ハイライトは「メニュー」「店内」「アクセス・予約」の3枠から始める

レストランならでは: 実測した22件の自己紹介欄は、改行・空白を除いて中央値106.5文字・最大150文字でした。営業時間を時刻まで書いていたのは7件、定休日は3件で、ここは空いている店が多い枠です。予約についてはDMで受けると書いていたのが3件、逆に「DMでのご予約は承れません。お問い合わせは店舗へのお電話のみ」と断っていたのが1件、完全予約制と書いていたのが2件でした。どちらの方針でも構いませんが、書いていないと来た人が判断できません。

ステップ 3

最初の10投稿を準備する

投稿のテーマは下の「最初の10投稿」を順番に使います。看板料理1〜2品に絞る方が世界観が伝わりやすく、全メニューはハイライトにまとめます。

  • 撮影の色温度・アングルを最初に1パターン決めて全投稿で守る
  • 看板料理1〜2品に絞って世界観を伝える
  • ハッシュタグは地域名の枠と、用途・時間帯の枠を分けて作る
  • 料理名・産地・「自家製」などの言葉は、実際のとおりに書く
  • 常連客が写る投稿は事前に本人の許可を得る

レストランならでは: 消費者庁の「メニュー・料理等の食品表示に係る景品表示法上の考え方について」は、景品表示法の対象になる表示として「情報処理の用に供する機器による広告その他の表示(インターネット、パソコン通信等によるものを含む。)」を挙げています。Instagramの投稿もここに入ります。同じ資料は、優良誤認に当たるかどうかは「料理名だけでなく、そのほかの文言、写真等表示媒体としてのメニュー等全体から一般消費者が受ける印象・認識を基準に判断します」とも書いています。写真が主役の媒体なので、写真と文章の組み合わせで受け取られる印象まで見てください。

ステップ 4

運用リズムを固定する

最初の10投稿を出し終えたら、無理のないペースで継続します。1週目から4週目に何をやるかは下の週別のまとめを見てください。

  • 投稿する曜日・時間帯をあらかじめ決めておく
  • 本日のおすすめ投稿のフォーマットを1つ固定する
  • 歓送迎会・忘年会など、用途が動く時期の1〜2か月前に告知を用意する
  • 1週間続けたらインサイトでプロフィール表示数を確認する
  • 営業時間・定休日が変わったらプロフィールの本文も直す

そのまま使えるプロフィール文5例(飲食店)

〈 〉の中を自分のお店の情報に置き換えれば、そのまま貼って使えます。実測した22件の自己紹介欄は、改行・空白を除いて中央値106.5文字・最大150文字でした。5例とも97〜118文字で、その最大値の内側に収めています。1行目で「どこの・何の店か」、次に営業時間、最後に予約の受け方という順番は、実測で情報がそろっていた店の並びに合わせています。

1. 個人でやっている専門料理店(ラーメン・町中華・鮨など)

1品を看板にしていて、席数の少ないカウンター中心の店向け。

名前欄

〈店名〉|〈市区町村〉の〈ラーメン〉店

自己紹介欄(104文字)

〈市区町村〉の〈ラーメン〉のお店です。
〈11:30〉〜〈14:00〉/〈17:00〉〜〈22:30〉(L.O.〈22:00〉)
〈祝日〉定休/〈カウンター8席〉
〈最寄り駅〉から徒歩〈4〉分
ご予約は下のリンクから

リンク欄

ネット予約のページ1本(無ければ食べログ等の店舗ページ)

昼と夜で営業時間が分かれる店は、その差を隠さず両方書きます。実測でも、昼と夜を分けて書いている店が複数ありました。席数を書いているのは、カウンターだけの店にグループで来ようとした人が入れずに帰る、という行き違いを減らすためです。実測でも席数を書いていた店がありました。

2. コース中心・完全予約制の店

おまかせコースだけで営業している店、席数が限られていて予約なしでは受けられない店向け。

名前欄

〈店名〉|〈市区町村〉の〈ビストロ〉/完全予約制

自己紹介欄(115文字)

〈市区町村〉の〈ビストロ〉です。〈おまかせコース〉のみでやっています。
〈コース ◯,◯◯◯円(税込)〉/〈最寄り駅〉から徒歩〈1〉分
完全予約制です。ご予約は下のリンクから
DMでのご予約は承れません。お問い合わせはお電話でお願いします

リンク欄

ネット予約のページ1本

コースだけの店は、価格が分からないと予約に進めません。実測でも、コースの価格をプロフィールに書いていた店が3件ありました。価格を書くときは税込か税別かまで書きます。予約を受けない経路(DMなど)を書いておくと、見落としによるトラブルが減ります。実測でも「DM対応不可、お問い合わせは店舗へのお電話のみ」と明記していた店がありました。

3. ランチとディナーの両方をやっている店

昼と夜で客層も単価も違う店向け。実測では、この型がいちばん多い形でした。

名前欄

〈店名〉|〈市区町村〉の〈イタリアン〉/ランチ・ディナー

自己紹介欄(114文字)

〈市区町村〉の〈イタリアン〉です。
ランチ〈11:30〜15:00〉/ディナー〈17:00〜23:00〉(L.O.〈22:00〉)
〈月〉曜定休/〈最寄り駅〉から徒歩〈3〉分
〈個室〉と〈貸切〉のご相談も承ります
ご予約は下のリンクから

リンク欄

ネット予約のページ1本

昼と夜を1行ずつ分けて書きます。集計でも、地域名と時間帯を組み合わせたハッシュタグ(〈地名〉+ランチ/〈地名〉+ディナー)を使っていたのが22件中11件・9件で、昼と夜は別の入口として扱われていました。プロフィールも同じで、片方しか書いていないと、もう片方の時間帯に探している人には届きません。

4. 用途で来てほしい店(歓送迎会・記念日・接待)

1人で来る店ではなく、何人かで目的があって来る店向け。

名前欄

〈店名〉|〈市区町村〉の〈焼肉〉/〈歓送迎会・記念日〉

自己紹介欄(97文字)

〈市区町村〉の〈焼肉〉店です。
〈歓送迎会〉〈記念日〉〈接待〉のご利用が多いお店です。
〈4〉名様からの〈コース〉をご用意しています。
〈最寄り駅〉から徒歩〈5〉分/〈月〉曜定休
ご予約は下のリンクから

リンク欄

ネット予約のページ1本(コースが選べるもの)

用途で探す人は「店の名前」ではなく「何ができる店か」で見ます。集計でも、用途の言葉をハッシュタグにしていたのは飲食店22件中10件で、カフェ11件中2件とはっきり差が出ました。プロフィールに用途を書いておくと、幹事が候補に入れやすくなります。何名から受けられるかは、実際に受けられる人数を書いてください。

5. 開業前・オープン準備中

まだ開店していないが、先にアカウントを作っておきたい人向け。

名前欄

〈店名〉|〈市区町村〉に〈2026年10月〉オープン

自己紹介欄(118文字)

〈市区町村〉に〈10月〉オープン予定の〈中華料理〉店です。
〈看板メニュー〉と〈季節の一品〉のお店になります。
場所は〈最寄り駅〉から徒歩〈5〉分。
仕込みと内装の様子を開店まで毎日投稿しています。
オープン日と予約の受付はここでお知らせします

リンク欄

まだ無ければ空欄のままでよい(予約が始まってから入れる)

開店前は営業時間も予約の受付も確定していないことがあります。書けない情報を無理に埋めるより、「いつ・どこに・何ができるか」の3つに絞ります。開店日と予約開始をここで知らせると書いておくと、追いかけている人がフォローを外しません。

  • 〈 〉で囲んだ部分だけが差し替え箇所です。それ以外はそのまま使えます。
  • 表示している文字数は改行・空白を除いた実測値で、〈 〉を自分の言葉に置き換えると前後します。実測した22件の中央値は106.5文字、最大は150文字でした。
  • 営業時間はラストオーダーまで書きます。閉店30分前に着いて入れなかった人は、次から来ません。
  • 価格を書く場合は、実際に受けている価格をそのまま書きます。税込か税別かも書いてください。理由は下の「料理の書き方には、守るルールがある」を参照してください。
  • 予約を受ける経路と、受けない経路の両方を書いておくと行き違いが減ります。実測では、DMで受けると書いていたのが3件、受けないと書いていたのが1件でした。

自分の店の業態と客層に合わせたプロフィール文と投稿企画は、ヒアリングに答えると無料で作れます。

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ハッシュタグ設計

飲食店が実際に付けているハッシュタグ

実際に運用されている飲食店のInstagramアカウント22件の投稿527件を集計しました。ハッシュタグなしの投稿が64件あり、ハッシュタグを付けている投稿だけで見ると平均7.7個・中央値5個・最大30個です(この集計には2025年12月18日のInstagramの上限変更〈1投稿5個まで〉より前の投稿が含まれます。現在は5個までです)。カフェを同じ方法で集計したときの平均は4.7個だったので、飲食店のほうが多めに付ける傾向がありました。以下は集計に出てきたハッシュタグを、使う枠ごとに分けたものです。地域名のハッシュタグは他店の地名なので、そのまま使わず自分の地名に置き換えてください。

付け方の手順

  1. 地域名のハッシュタグを1〜2個作る。「〈市区町村名〉+グルメ」「〈最寄り駅名〉+グルメ」の中から、狭い地名と広い地名を選ぶ
  2. その投稿の時間帯に合わせて「〈地名〉+ランチ」か「〈地名〉+ディナー」のどちらかを地域名ハッシュタグの1つと入れ替える
  3. 自分の店名のハッシュタグを1つ決める。正式名称と略称のどちらか拾われやすい方を毎回付ける
  4. その投稿で出している料理の名前を1個
  5. 用途で来てほしい店は、実際に受けている用途のハッシュタグを1個(歓送迎会・記念日・貸切など)
  6. 合計5個以内に収める。Instagramは2025年12月18日から1投稿の上限が5個になりました。ハッシュタグを付けている投稿だけで見た集計上の中央値も5個でした
  7. 地域名のハッシュタグは、自分の地名で実際に投稿があるか先に検索して確かめる。誰も使っていない言葉を作っても探されません

地域名+グルメ(いちばん多かった形)

22件中13件が使っていた枠。カフェが「〈地名〉+カフェ」を使うのに対して、飲食店は「〈地名〉+グルメ」の形が主流でした。料理のジャンルを問わず使えるためです。

#名古屋グルメ #大阪グルメ #五反田グルメ #上野グルメ #東京グルメ #渋谷グルメ #新宿グルメ #神保町グルメ #銀座グルメ #梅田グルメ #札幌グルメ #金沢グルメ #恵比寿グルメ #東比恵グルメ #谷町六丁目グルメ #今池グルメ

作り方は「〈市区町村名〉+グルメ」「〈最寄り駅名〉+グルメ」「〈都道府県名〉+グルメ」の3つです。実測では、狭い地名(駅名・町名)と広い地名(市名・県名)の両方を同時に付けている店が多くありました。#谷町六丁目グルメ と #谷六グルメ のように、正式な地名と略称の両方をハッシュタグにしている例もあります。

地域名+時間帯(昼と夜を分ける枠)

22件中11件が「〈地名〉+ランチ」、9件が「〈地名〉+ディナー」を使っていました。昼と夜で探している人が違うので、投稿する時間帯に合わせて入れ替える枠です。

#名古屋ディナー #上野ランチ #大阪ディナー #神保町ランチ #神保町ディナー #金沢ランチ #金沢ディナー #札幌ランチ #札幌ディナー #梅田ランチ #梅田ディナー #銀座ディナー #今池ランチ #東京ディナー #平日ランチ限定

ランチをやっていない店は、この枠を「〈地名〉+ディナー」だけにします。逆に昼が強い店は、ランチ側だけを厚くします。両方やっている店は、昼の投稿と夜の投稿でこの1個を入れ替えるだけで、届く相手が変わります。

何のために来る店かを表すハッシュタグ(カフェにはほとんど無かった枠)

22件中10件が使っていた枠。同じ方法で集計したカフェ11件では2件だけでした。誰と・何のために来る店なのかを言葉にしたハッシュタグです。

#歓送迎会 #歓迎会 #新年会 #忘年会 #クリスマス #クリスマスディナー #記念日 #記念日ディナー #誕生日 #誕生日ディナー #デートスポット #名古屋デート #梅田デート #金沢デート #東京デート #上野デート #女子会 #ホテル女子会 #貸切 #神保町貸切 #神保町宴会 #半個室

自分の店で実際に受けている用途だけを選びます。個室がないのに #貸切 を付けるようなことはしないでください。歓送迎会・忘年会・新年会は時期が決まっているので、その1〜2か月前から使い始めます。#名古屋デート #梅田デート のように、地名と組み合わせている例が複数ありました。

料理のジャンルと看板メニューのハッシュタグ

その投稿で出している料理そのものの名前を付けた枠。投稿ごとに入れ替えます。

#ラーメン #らーめん #東京ラーメン #神保町ラーメン #新宿ラーメン #つけめん #つけ麺 #鴨ラーメン #冷やしラーメン #限定ラーメン #担々麺 #はまぐりらーめん #鮨 #寿司 #お寿司 #ばらちらし丼 #町中華 #ビストロ #焼肉 #カレー #ステーキ #パスタ #パスタランチ #和食

「#ラーメン」のような大きなハッシュタグだけだと数秒で埋もれます。実測では #東京ラーメン #神保町ラーメン のように、地名と料理名をつなげたハッシュタグを自分で作っている店が複数ありました。季節や期間で変わる商品は #冷やしラーメン #限定ラーメン のように、その時だけのハッシュタグを足しています。

店名のハッシュタグ(自分の店の名前で1つ作る枠)

22件中18件が、自分の店名のハッシュタグを作って使っていました。他店のハッシュタグを付けるためのリストではなく、「自分の名前でも1つ作る」と読む枠です。

#鮨てんび #鮨てんび今池店 #町中華さしろく #さしろく #麺屋33 #麺屋武蔵 #大間浜寿司 #焼肉BISTRO石鎚 #BISTRO小山 #ビストロシンサンテ #IPPUDO #一風堂

実測では、正式名称のハッシュタグと略称のハッシュタグの両方を作っている店がありました(例:「町中華さしろく」と「さしろく」)。#IPPUDO のようにアルファベット表記と日本語表記の両方を持っている店もあります。来た人がどちらで書くか分からないので、両方を自分の投稿に付けておきます。

同じものが好きな人に届ける枠

22件中9件が使っていた枠。同じ方法で集計したカフェ11件では0件でした。料理名に「好きな人と繋がりたい」「スタグラム」「部」を付けた形です。

#鮨好きな人と繋がりたい #餃子好きな人と繋がりたい #焼肉好きな人と繋がりたい #日本酒好きな人と繋がりたい #パン好きな人と繋がりたい #餃子スタグラム #炒飯スタグラム #グルメスタグラム #餃子部 #ラーメン部

地元の人ではなく「その料理が好きな人」に届く枠です。遠くからでも来る看板メニューがある店に向いています。自分の店で出しているものだけを選んでください。

集計元: 実際に運用されている飲食店(ラーメン・町中華・鮨・焼肉・ビストロ・イタリアン・ファミリーレストラン・ファストフード)のInstagramアカウント22件の投稿527件(2026-08-06 取得)。ハッシュタグなしの投稿が64件あり、ハッシュタグを付けている投稿だけで見ると平均7.7個・中央値5個・最大30個です。上に載せたハッシュタグはすべてこの集計に実際に出てきたもので、当サイトが作った例ではありません。地域名と店名のハッシュタグだけは、自分の地名・店名に置き換えて使う前提で載せています。カフェとの比較は、同じ方法で集計したカフェ11件・275件の結果と並べたものです。母集団の偏りとして、22件のうち一部は「公式」と名乗って情報を出しているアカウントを検索して見つけたもので、地域は首都圏・名古屋・大阪に寄っています。この集計には2025年12月18日のInstagramの上限変更(1投稿5個まで)より前の投稿が含まれます。現在は5個までです。

自分の店に合うハッシュタグの組み合わせと、投稿する中身まで一緒に決めたい方へ。ヒアリングに答えると無料で設計レポートを作れます。

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予約をどこで受けるかを、開設前に決める

飲食店のInstagramで、カフェといちばん違うのがここです。カフェは「近くにいる人に見つけてもらう」までで来店が決まりますが、飲食店は席を押さえてもらうところまでが入口になります。実測でも、プロフィールのリンク先がはっきり分かれていました。

  1. 入口は1つに絞る

    電話も、ネット予約も、DMも受けます、と全部書くと、見た人はどれを使えばいいか分かりません。プロフィールのリンクに置くのは1つだけにして、そこに集めます。実測でネット予約に直接つないでいたのは8件で、使われていたのは食べログのネット予約、ホットペッパーの予約、トレタ、レストランボード、自社サイトの予約ページでした。

  2. DMで受けるか受けないかは、必ず書く

    書いていないと、営業時間外にDMで予約が届きます。実測では、DMで受けると書いていたのが3件、「DMでのご予約は承れません。お問い合わせはお電話でお願いします」と断っていたのが1件でした。どちらでも構いませんが、決めて書いておくと、受け損ないと二重予約が減ります。DMで受けるなら、返信できる時間帯もあわせて書いてください。

  3. 完全予約制なら、名前欄にも書く

    実測では、完全予約制と書いていた店が2件ありました。飛び込みで行った人が入れずに帰ると、そのままお店の印象になります。名前欄とプロフィールの両方に書いておくと、リンクを開く前に伝わります。

  4. 電話しか受けていない店は、電話番号を本文に書く

    実測では、プロフィールに電話番号を書いていたのが22件中5件でした。リンクを予約サイトに使っていない店は、ここが唯一の入口になります。番号だけでなく、受けられる時間帯(営業時間内のみ、など)も書いておくと、営業中の忙しい時間に鳴り続けるのを避けられます。

  5. 予約サイトを併用するかどうか

    Instagramは「行きたい店を見つける段階の人」が使い、予約サイトは「日時を確定する段階の人」が使います。役割が違うので、どちらか一方にする必要はありません。Instagramのプロフィールリンクを予約ページにしておけば、写真で気に入った人がそのまま席を押さえられます。

プロフィールのリンク先飲食店22件カフェ11件
ネット予約に直接つないでいる8件1件
予約もできるグルメサイトの店舗ページ1件0件
自社サイト・ブランドサイトなど4件7件
LINE・リンク集・他のSNS・動画6件0件
通販ページ2件0件
リンクなし1件3件

Instagram Graph API の Business Discovery で取得したプロフィール情報を分類(2026-08-06 取得)。

予約の入口が決まったら、そこへ人を運ぶ投稿の設計を無料で作れます。

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料理の書き方には、守るルールがある

料理名、産地、「自家製」「朝獲れ」といった言葉には、景品表示法のルールがかかります。以下は2026年8月6日に、e-Gov 法令検索の条文と消費者庁の公開資料を実際に開いて読めた範囲だけを書いています。確認できなかったものは書いていません。

  1. 産地を書くときは、写真と組み合わせた印象まで見る

    消費者庁の考え方のQ-10は、外国産のオーストラリアミナミイセエビを使っているのに「伊勢志摩地方の風景写真とともに、イセエビを使用している旨をメニュー等に表示」した場合を挙げ、問題となると書いています。理由は「一般消費者は、その飲食店において提供される料理には、伊勢志摩産のイセエビが使用されているものと認識すると考えられます」。文章だけでなく、添えた写真も含めた全体で判断される、という例です。Instagramはまさに写真が主役なので、産地の言葉と風景写真の組み合わせには気をつけてください。

  2. 「採れたて」「今朝仕入れた」は、事実のときだけ書く

    同じ資料のQ-18は、単に「鮮魚のムニエル」と書いただけで解凍した魚を使っていても「直ちに景品表示法上問題となるものではありません」としています。ただし続けて、「『港で採れたて』、『今朝市場で買い付けた』などと使用している魚の新鮮さについて強調した表示をすると」その事実がない場合には問題となる、と書いています。強調した瞬間に、その内容が事実かどうかを問われます。

    キャプションで毎日「今朝仕入れました」と書いている場合、仕入れていない日にも同じ定型文を貼ってしまうと、この形に当たります。毎回同じ文をコピーして使う運用にするなら、事実と外れない言い方にしておいてください。

  3. 「〈地域名〉野菜使用」は、多くをそれで作っているときだけ

    Q-23は「△△(地域名)野菜使用」との表示について、一般消費者は「△△野菜のみが使用されている、又は…少なくとも使用している野菜の多くが△△野菜…であると認識するものと考えられます」とし、実際にはそれ以外の野菜を多く使っている場合は問題となると書いています。地元の食材を推すのは効きますが、割合が伴っているかを先に確認してください。

  4. 「和牛」「国産」「◯◯地鶏」は名前のとおりのものだけ

    Q-5は、オーストラリア産の牛肉を使っているのに「国産和牛のステーキ」と表示することについて、和牛でない牛肉を「和牛」と表示すること、国産でないものを「国産」と表示することは実際のものと異なる表示になると書いています。ブランド名や品種名は、そのものを使っているときだけ書きます。

  5. アレルギーの情報は義務ではないが、出したほうがよい

    消費者庁の別添「アレルゲンを含む食品に関する表示」は、アレルギー表示の対象範囲について「具体的には容器包装された加工食品及び添加物です」と書いており、外食等については「現在、アレルゲン情報の提供は義務付けられていませんが」としたうえで、「外食等事業者が正しい知識・理解に基づく、事業者の規模・業態等に応じた、アレルゲン情報の自主的な情報提供の促進を進めていく必要がある」と整理しています。つまり、店内で出す料理に法律上の表示義務はありません。ただし出したほうがよい、というのが国の整理です。

    テイクアウト用に容器包装へ入れて売る商品は、話が変わることがあります。容器包装に入れた加工食品を販売する場合は表示の対象になるので、店内で出す料理と同じ扱いにしないでください。

  6. 誰かに投稿してもらうときは、広告だと分かるようにする

    景品表示法第5条第3号にもとづく告示「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」(令和5年3月28日内閣府告示第19号)が、令和5年10月1日から施行されています。運用基準は、事業者の表示になる例として「事業者が第三者に対して当該第三者のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)上や口コミサイト上等に自らの商品又は役務に係る表示をさせる場合」を挙げています。グルメアカウントに来店を依頼して投稿してもらう場合は、ここに当たります。

    この告示の規制対象は表示を行った事業者(=依頼した店)です。依頼するなら、投稿の中で広告であることが分かる形にしてもらってください。

何が決まっているかどこに書いてあるか中身
実際より良く見せる表示の禁止景品表示法 第5条第1号商品又は役務の品質、規格その他の内容について、実際のものよりも著しく優良であると示す表示などを禁止(優良誤認)
実際より安く・得に見せる表示の禁止景品表示法 第5条第2号価格その他の取引条件について、実際のものより取引の相手方に著しく有利であると誤認される表示を禁止(有利誤認)
広告だと分からない表示の禁止景品表示法 第5条第3号にもとづく告示「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」(令和5年3月28日内閣府告示第19号・令和5年10月1日施行)
Instagramも対象に入るかメニュー・料理等の食品表示に係る景品表示法上の考え方について(平成26年3月28日・消費者庁)対象となる表示として「情報処理の用に供する機器による広告その他の表示(インターネット、パソコン通信等によるものを含む。)」を挙げ、「対象範囲はあらゆるものに及ぶ」と書いています
写真も判断材料になるか同上・第4 Q-1「料理名だけでなく、そのほかの文言、写真等表示媒体としてのメニュー等全体から一般消費者が受ける印象・認識を基準に判断します」
アレルギーの情報食品表示法 第4条・第5条/消費者庁 別添「アレルゲンを含む食品に関する表示」表示義務の対象は「容器包装された加工食品及び添加物」。外食等については「現在、アレルゲン情報の提供は義務付けられていません」と書かれています

e-Gov 法令検索と消費者庁の公開資料で確認(2026-08-06 取得)。

  • ここに書いた条番号・引用は、2026年8月6日に e-Gov 法令検索と消費者庁の公開資料の原文を実際に開いて読めたものだけです。読めなかったものは書いていません。
  • e-Gov 法令検索の条文は公開されている API 経由で取得したため、取得した条文がどの施行日時点の版かまでは確認できていません。実際に文面を作る前に、最新の条文を確認してください。
  • 消費者庁の考え方は「特定の用語、文言等の使用を一律に義務付けたり、禁止したりするものではなく、景品表示法上問題となるか否かは、あくまで個別の事案ごと、具体的な表示ごとに判断されます」と書いています。このページも、原文に書かれていることを引いているだけで、個別の表現の可否をこちらで断言することはしていません。判断に迷う表現は、資料に記載の消費者庁表示対策課へご相談ください。

出典: メニュー・料理等の食品表示に係る景品表示法上の考え方について(消費者庁・PDF)景品表示法関係ガイドライン等(消費者庁)食物アレルギー表示に関する情報(消費者庁)e-Gov法令検索(不当景品類及び不当表示防止法)e-Gov法令検索(食品表示法)

ルールの範囲で何を出すかまで決めたい方へ。ヒアリングに答えると無料で作れます。

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アカウント名(表示名)とユーザーネームの付け方

Instagramには「ユーザーネーム(@から始まるID)」と「表示名(プロフィール上部の太字)」の2つがあります。検索で当たるのは主に表示名です。実測した飲食店の表示名には、はっきりした型がありました。

  1. 店名だけで終わっている表示名は、ほとんど無かった

    実測した22件の表示名は「町中華 さしろく」「焼肉BISTRO石鎚」「KAWAHARA|魚と河内鴨の町屋ビストロ」のように、料理のジャンルが入っています。店名を知っている人は少なく、多くの人は「〈地名〉+グルメ」「〈地名〉+ランチ」で探すからです。

  2. 地名と用途を並べて入れている店がある

    実測では「【mani mani】梅田/大阪/イタリアン/ビストロ/グルメ/記念日/デート/女子会/貸切/ワイン」「BISTRO Kuu 神保町(神保町/グルメ/イタリアン/バル)」のように、店名のうしろに地名・ジャンル・用途をスラッシュで並べている店がありました。名前欄は入力できる文字数に上限があるので全部は入りませんが、「地名」と「ジャンル」の2つは優先して入れてください。用途で来てほしい店は、3つ目に用途を足します。

  3. 大手はブランド名だけでよい

    「博多 一風堂【公式】」「ロイヤルホスト公式アカウント」「ケンタッキーフライドチキン」のように、すでに名前が知られている店はブランド名だけです。店舗が多いので地名を入れる意味がありません。これから始める個人店が真似すると、誰にも見つからない名前になります。自分がどちらの立場かで判断してください。

  4. ユーザーネームは短く、店名がわかる形にする

    ユーザーネームは表示名ほど検索に効きませんが、名刺やレシートに印刷したり、人に口で伝えたりする場面で使います。実測でも、店名をそのままローマ字にしたものと、店名+地名を組み合わせたものが多くありました。長すぎず、店名が推測できる形にします。

  5. 複数店舗がある場合は形をそろえる

    実測では、同じ会社が複数のブランドを持っている場合に、共通の名前と業態を組み合わせた形で揃えている例がありました。プロフィールでお互いのアカウントを紹介しておくと、1店を見つけた人が他の店にも回れます。

店名と表示名が決まったら、その名前で何を出していくかを無料で設計できます。

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開設1週目から4週目にやること

4ステップを終えたあと、最初の1か月で手が止まらないように週ごとに分けました。開業前から始める場合は、1週目を開店の1〜2週間前に置いてください。

  1. 1.

    1週目: 予約の入口とプロフィール、店が分かる3投稿

    プロアカウントに切り替え、予約をどこで受けるかを決めてリンクに置きます。プロフィールは上の実例をもとに、営業時間(ラストオーダーまで)・定休日・最寄り駅からの徒歩分数・予約の受け方を埋めます。投稿は外観、看板料理、店内の3本。地域名のハッシュタグはこの時点から毎回付けます。

  2. 2.

    2週目: 昼と夜を分けて出す

    ランチとディナーの両方をやっている店は、昼の投稿と夜の投稿を1本ずつ出します。ハッシュタグは「〈地名〉+ランチ」「〈地名〉+ディナー」を入れ替えます。ハイライトは「メニュー」「店内」「アクセス・予約」の3枠を作ります。ハッシュタグは、地域名2〜3個+店名1個+料理名1個の形にここで固定します。

  3. 3.

    3週目: 用途の投稿を1本と、作り手の紹介

    何人かで来てほしい店は、歓送迎会・記念日・貸切など、実際に受けている用途の投稿を1本出します。あわせてシェフ・店主の紹介を1本。個人店ほど、誰が作っているかが来店動機になります。この2本で最初の10投稿が見えてきます。

  4. 4.

    4週目: リールを1本と、数字の確認

    盛り付けや仕上げの瞬間を15〜30秒で見せるリールを1本出します。実測した22アカウントの投稿527件の内訳は、リールが33%・カルーセルが26%・写真1枚が41%でした。あわせてインサイトでプロフィール表示数を確認し、リンクがどれだけ押されたかを見ます。

  • 歓送迎会・忘年会・新年会は時期が決まっています。その1〜2か月前に投稿を用意しておくと、幹事が探し始める時期に間に合います。
  • 営業時間や定休日が変わったら、プロフィールの本文とハイライトの両方を直してください。ストーリーズは24時間で消えるので、そこだけに書くと伝わりません。

次に決めたい飲食店のSNS設計

投稿を並べるだけでなく、予約や来店までの流れを整える

プロフィール文と地域・用途のハッシュタグ、予約の入口までそろったら、次は「どの投稿で誰に来てもらうか」です。ヒアリングに答えると、店の業態と客層に合わせた現状整理・運用戦略・アカウント見本・企画3本を無料プレビューで確認できます。

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飲食店のSNS戦略を見る

Instagramから予約・来店までの導線と、90日間の運用計画を整理します。

居酒屋・バーの始め方を見る

お酒が主役の店は、探される言葉も守るルールも変わります。実測で比べています。

カフェの始め方を見る

同じ飲食でも、カフェは用途のハッシュタグも予約導線もほとんど使われていませんでした。

SNS運用の基本を確認する

投稿前に押さえたいプロフィール、写真、反応の見方をまとめています。

最初の10投稿で何を出すか

フォロワー0の状態から見た人に「どんな店か・誰がやっているか」が伝わる10本。1日で揃える必要はなく、1〜2週間かけて順番に投稿すれば十分です。

  1. 1.

    外観・入口の写真

    初めて見た人が場所を把握できる外観・入口の写真。地図アプリと同じ見え方だと来店時の安心感になります。地域名のハッシュタグを付ける最初の投稿になります。

  2. 2.

    看板料理のクローズアップ

    湯気や断面が見える距離で撮った看板料理の写真。以降の色温度・アングルの起点にもなります。料理名は、実際に使っている食材のとおりに書きます。

  3. 3.

    店内の雰囲気(テーブル・照明・席数)

    席種別に光の入り方が違う場合はベストな時間帯を選んで撮影します。カウンターだけの店は、それが分かる構図にすると来てからの行き違いが減ります。

  4. 4.

    シェフ・店主の紹介

    誰が作っている店かが伝わる紹介投稿。個人店ほど人柄が来店動機になります。

  5. 5.

    調理風景・仕込みの様子

    手元の動きが伝わる調理風景。リールにも転用しやすい素材です。

  6. 6.

    ランチの一皿(やっている店のみ)

    昼と夜で客層が違うので、昼の投稿を別に1本作ります。ハッシュタグは「〈地名〉+ランチ」に入れ替えます。やっていない店は、夜のコース紹介に差し替えてください。

  7. 7.

    コース・メニュー構成の紹介

    コースの流れや構成が伝わる投稿。価格を書く場合は、実際に受けている価格を税込か税別かまで書きます。初めての来店に対する不安を減らします。

  8. 8.

    用途で来てほしい人向けの投稿

    歓送迎会・記念日・接待・貸切など、実際に受けている用途を1つ選んで案内します。何名から受けられるか、いつまでに予約が必要かを書きます。

  9. 9.

    アクセス・営業時間・予約方法の案内

    地図画像や最寄り駅からの道順、営業時間・定休日・予約の受け方をまとめた投稿。ハイライトにも残します。

  10. 10.

    初めてのリール(盛り付けの瞬間)

    盛り付けの瞬間を15〜30秒で撮るだけで成立します。特別な機材は不要です。実測でも、飲食店はリールの比率がカフェより高くなっていました。

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最初の10投稿を出したあとの運用リズム

フィード週3本、ストーリーズ毎日、リール週1〜2本が目安

毎日投稿する必要はありません。継続できる頻度を先に決めてください。実測した22アカウントの投稿527件の内訳は、リール33%・カルーセル26%・写真1枚41%でした。歓送迎会・忘年会など用途が動く時期は、その1〜2か月前から告知を増やします。産地や「採れたて」のような言葉を毎回同じ定型文で貼っている場合は、その日の事実と合っているかをそのつど見直してください。

月間のフォロワー・予約数の目安や90日の実行プランは 飲食店 SNS 戦略 で詳しく解説しています。

参考にしたいレストランの実在アカウント

実際に運用されているアカウントを見ながら、投稿の雰囲気やプロフィールの書き方を確認できます。

@_sashiroku_346

町中華 さしろく

表示名に業態(町中華)を入れた個人店の例。プロフィールに営業時間をラストオーダーまで、定休日、席数、駅からの徒歩分数、予約の受け方まで書き切っています。予約リンクはネット予約に直接つないでいます。

@tani6_kawahara

KAWAHARA|魚と河内鴨の町屋ビストロ

完全予約制・コースのみの店の例。プロフィールにコースの価格を書き、予約はネット予約に直結、そのうえで「DM対応不可、お問い合わせは店舗へのお電話のみ」と受けない経路まで明記しています。

@manimaniumeda

【mani mani】梅田/大阪/イタリアン/ビストロ/グルメ/記念日/デート/女子会/貸切/ワイン

表示名に地名・ジャンル・用途を並べた例。記念日・デート・女子会・貸切という用途の言葉を名前欄に入れており、用途で探す人に当てにいく型として参考になります。

@tenbi_imaikehonten

鮨てんび 今池本店

カウンター業態で、昼と夜の価格をプロフィールに書いている例。自分の店名のハッシュタグを作り、正式名称と店舗名を分けたハッシュタグを併用しています。

@ippudo_jp

博多 一風堂【公式】

すでに名前が知られているブランドの例。表示名はブランド名だけで、地域名のハッシュタグも使っていません。これから始める個人店とは前提が違うので、真似する部分を選んでください。

開設直後にやりがちな失敗

1.

予約の入口を決めずに開設してしまう

問題: 電話・ネット予約・DMのどれで受けるかが書いていないと、見た人がどこから予約すればいいか分かりません。実測では、プロフィールのリンクをネット予約に直接つないでいたのは22件中8件でした。

対策: 開設前に入口を1つに決めて、プロフィールのリンクに置く。DMで受けるかどうかも本文に書く。受けないなら受けないと書く。

2.

地域名のハッシュタグだけで、用途のハッシュタグを付けていない

問題: 「〈地名〉+グルメ」だけだと、今日ごはんを食べたい人にしか届きません。歓送迎会や記念日の店を探している人は別の言葉で探しています。

対策: 実際に受けている用途のハッシュタグを1〜2個足す。集計では22件中10件が用途のハッシュタグを使っていました(同じ方法で集計したカフェは11件中2件)。

3.

料理写真の色温度・アングルがバラバラになる

問題: 撮影のたびに色味や構図が変わると、グリッド一覧で統一感が失われます。

対策: 色温度・アングル・余白の3点を最初に決めて全投稿で守る。

4.

毎回同じ定型文で「今朝仕入れた」「採れたて」と書いてしまう

問題: 消費者庁の考え方は、新鮮さを強調した表示をしていながら実際にはそうでない場合には景品表示法上問題となる、と書いています。定型文をコピーして貼る運用だと、事実と外れた日にも同じ文が出てしまいます。

対策: 強調する言葉は、その日の事実と合っているときだけ使う。毎回貼る定型文は、事実と外れない言い方にしておく。

5.

産地の言葉と、産地を思わせる風景写真を組み合わせてしまう

問題: 消費者庁の考え方のQ-10は、産地の風景写真と食材名の組み合わせから受ける印象で判断されると書いています。文章だけを気にしていても足りません。

対策: 使っている食材の産地と、添える写真が食い違わないようにする。産地を書かない選択も含めて決める。

6.

アレルギーの情報を「法律で決まっているもの」と誤解する

問題: 消費者庁の資料は、アレルギー表示の義務の対象は容器包装された加工食品であり、外食等については「現在、アレルゲン情報の提供は義務付けられていません」と書いています。義務だと思って中途半端に書くと、かえって正確さを問われます。

対策: 義務ではないが自主的に出すことが望ましい、という前提で、どこまで出すかを決める。出すなら、聞かれたときに答えられる体制まで用意する。テイクアウト用に容器包装へ入れて売る商品は別の扱いになるので分けて考える。

7.

営業時間をラストオーダーまで書いていない

問題: 閉店30分前に着いて入れなかった人は、次から来ません。実測でも、営業時間を時刻まで書いていたのは22件中7件だけでした。

対策: ラストオーダーの時刻まで書く。ランチとディナーで分かれる店は両方書く。

よくあるご質問

ハッシュタグは何個くらい付ければいいですか?

Instagramは2025年12月18日から、1投稿・1リールに付けられるハッシュタグの上限を5個に変更しました。実測した飲食店22アカウントの投稿527件(この上限変更より前の投稿を含む集計)のうち、64投稿はハッシュタグなしでした。ハッシュタグを付けている投稿だけで見ると平均7.7個・中央値5個・最大30個です。同じ方法で集計したカフェは平均4.7個だったので、飲食店のほうがやや多めです。まずは地域名2個+店名1個+料理名1個+用途1個の形で、上限5個ぴったりに収めるのが実際に多い付け方です。

地域のハッシュタグはどう作ればいいですか?

「〈市区町村名〉+グルメ」「〈最寄り駅名〉+グルメ」「〈都道府県名〉+グルメ」の3つの形で作ります。実測では22件中13件がこの形を使っていました。狭い地名と広い地名の両方を同時に付けている店が多く、正式な地名と略称の両方をハッシュタグにしている例もありました。作る前に、その言葉で実際に投稿があるか検索して確かめてください。

カフェの始め方と、飲食店で何が違いますか?

同じ方法で集計したところ、はっきり差が出たのは2つでした。1つは用途のハッシュタグで、飲食店は22件中10件、カフェは11件中2件です。もう1つは予約で、プロフィールのリンクをネット予約に直接つないでいたのは飲食店8件、カフェ1件でした。写真の統一感や地域名のハッシュタグは共通なので、そこはカフェの始め方と同じ考え方で問題ありません。

プロフィールのリンクは何を入れるのがいいですか?

予約の入口1本です。実測した22件では、ネット予約に直接つないでいたのが8件、グルメサイトの店舗ページが1件、自社サイトなどが4件、LINEやリンク集・他のSNSが6件、通販ページが2件、リンクなしが1件でした。席を押さえてほしいなら、リンクは予約画面に直接つなぐのがいちばん短い経路です。

InstagramのDMで予約を受けてもいいですか?

受けても構いませんが、受けるか受けないかを決めてプロフィールに書いてください。実測では、DMで受けると書いていたのが3件、受けないと明記していたのが1件でした。書いていないと営業時間外に予約が届き、返せないまま来店されることがあります。受けるなら、返信できる時間帯もあわせて書いてください。

メニューの産地や「自家製」は自由に書いていいですか?

実際のとおりであれば書けます。消費者庁の「メニュー・料理等の食品表示に係る景品表示法上の考え方について」は、料理名だけでなく「そのほかの文言、写真等表示媒体としてのメニュー等全体から一般消費者が受ける印象・認識を基準に判断します」と書いています。産地の言葉と、産地を思わせる写真の組み合わせも判断材料になります。書いた内容と実際が食い違わないようにしてください。

アレルギー表示はどう伝えればいいですか?

消費者庁の資料は、アレルギー表示の対象範囲を「容器包装された加工食品及び添加物」とし、外食等については「現在、アレルゲン情報の提供は義務付けられていません」と書いたうえで、事業者の規模・業態等に応じた自主的な情報提供を進めていく必要がある、と整理しています。店内で出す料理に法律上の表示義務はありませんが、出したほうがよいという整理です。テイクアウト用に容器包装へ入れて販売する商品は別の扱いになります。

グルメアカウントに紹介してもらうのは問題ありませんか?

依頼して投稿してもらう場合は、広告であることが分かる形にしてもらってください。景品表示法第5条第3号にもとづく告示(令和5年3月28日内閣府告示第19号・令和5年10月1日施行)の運用基準は、事業者の表示になる例として「事業者が第三者に対して当該第三者のSNS上や口コミサイト上等に自らの商品又は役務に係る表示をさせる場合」を挙げています。規制の対象は依頼した店側です。

個人店でもインスタだけで集客できますか?

予約サイトとの併用が現実的です。Instagramは「行きたい店を見つける段階」、予約サイトは「日時を確定する段階」で役割が違います。Instagramのプロフィールリンクを予約ページにつないでおくと、写真で気に入った人がそのまま席を押さえられます。

開設直後は何を優先すべきですか?

予約の入口を1つに決めてリンクに置くこと、そして看板料理と店内の雰囲気が伝わる最初の10投稿を揃えることです。フォロワー数はあとからついてきます。

スタッフ募集にも使えますか?

使えますが、実測ではほとんど使われていませんでした。22件のうち、プロフィール文に採用・求人・募集の語があったのは0件です。投稿のハッシュタグでは4件が採用系のハッシュタグを使っており、#スタッフ募集 #飲食求人 #求人 #飲食店求人 のほか、#金沢求人 #片町求人 #金沢アルバイト #片町アルバイト のように地名と組み合わせた例がありました。求人を出すなら、その投稿にだけ職種と地名のハッシュタグを足す形になります。お客さん向けの投稿には付けないでください。

常連客の写真は使えますか?

必ず本人の許可を得てから投稿してください。無断掲載は避けてください。

リールは必須ですか?

必須ではありませんが、早めに1本試す価値はあります。実測した22アカウントの投稿527件の内訳はリール33%・カルーセル26%・写真1枚41%でした。盛り付けや仕上げの瞬間を15〜30秒撮るだけで成立します。

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