SNSはじめるくん

農家・酒蔵・加工食品のインスタグラムの始め方

農家・果樹園・酒蔵・味噌醤油蔵・チーズ工房のInstagramを、開設からプロフィール、ハッシュタグ、通販の案内、「有機」の言葉やお酒のルールまで順番にまとめました。そのままコピペして使えるプロフィール文5例と、実際に運用されている42アカウントの投稿504件から集計したハッシュタグを載せています。

農家・果樹園・酒蔵・加工食品の事業者向け

プロフィール実例と実測ハッシュタグ、通販・「有機」表示・お酒のルール【2026年版】

「農家・酒蔵・加工食品」は、ひとまとめにできない業種です。実際に運用されている42アカウントの直近投稿504件を見ると、農家・果樹園が17件、酒蔵・ワイナリーが12件、味噌・醤油・糀蔵が4件、チーズ・乳製品・ジャムが9件に分かれていました(当サイトの分類)。使うハッシュタグも形式も投稿間隔も、種類ごとに違います。農家・果樹園は動画が45%で投稿間隔の中央値が約3日、酒蔵・ワイナリーは動画が19%で約7日でした。共通して2アカウント以上が使っていたハッシュタグは37種類で、#農業 と #日本酒 が各6アカウントでいちばん多く、この2つは使う種類がはっきり分かれています。始める前に、自分がどの種類かを決めて、それに合う言葉と頻度から始めることが入口です。

最終更新: 2026-10-08

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農家・酒蔵が開設前に知っておくこと

最初に決めること
農家・酒蔵・加工食品のどの種類として発信するか
実測の内訳
42アカウント中、農家・果樹園17件・酒蔵12件・味噌醤油蔵4件・チーズ等9件
投稿の形式
カルーセル37%・写真1枚35%・動画29%(504投稿)
確認しておくルール
通販の広告表示/「有機」の言葉/お酒の20歳未満の飲酒防止

開設〜運用開始までの4ステップ

アカウント開設からプロフィール設計、最初の投稿、運用リズムまでの順序。上から順に進めれば迷いません。

ステップ 1

アカウントを開設する

開設後すぐにプロアカウント(ビジネス)へ切り替えます。切り替える前に、下の「農家・酒蔵・加工食品は別の発信として決める」を読んで、どの種類として発信するか決めておいてください。

  • 設定 →「アカウントの種類とツール」→「プロアカウントに切り替える」を選ぶ
  • カテゴリは農場・酒造・食品など実際の業態に近いものを選ぶ
  • ユーザーネームは屋号にして、直売や通販のサイトの表記と揃える
  • 個人の名前で発信するか、屋号(蔵・農園)で発信するかを先に決める

農家・酒蔵ならでは: 実測した42アカウントは、農家・果樹園17件、酒蔵・ワイナリー12件、味噌・醤油・糀蔵4件、チーズ・乳製品・ジャム9件でした(当サイトの分類)。種類ごとに投稿間隔の中央値は3.1日から9.9日まで開いています。

ステップ 2

プロフィールを設計する

自己紹介の1行目に「どこで・何を作っているか」を書き、買い方(直売所・通販・予約の受付期間)を最後に添えます。下に5パターンの完成文を置いてあるので、自分に近いものを選んで〈 〉の中だけ書き換えれば埋まります。

  • 下の「そのまま使えるプロフィール文5例」から自分に近いものを選ぶ
  • 1行目は都道府県・市区町村と作っているものから書き始める
  • 買い方(通販・直売・予約の受付期間)を1つ決めて書く
  • お酒を扱う場合は、20歳未満の飲酒は禁止されていることを自己紹介に書く
  • プロフィールリンクは通販のページか、買い方をまとめたページ1本に絞る
  • ハイライトは「商品」「買い方」「畑・蔵の様子」の3枠から始める

農家・酒蔵ならでは: 実測した42アカウントのうち、自己紹介が空だったのは5件で、そのすべてが酒蔵でした。通販・購入・注文などの語を自己紹介に書いていたのは9件でした。自己紹介が空だと、見た人が何を買えるのか分かりません。

ステップ 3

最初の10投稿を準備する

投稿のテーマは下の「最初の10投稿」を順番に使います。作っている人と、作っている場所が見える投稿から出します。

  • 畑・田・蔵・工房の様子と、作っている人の手元が分かる投稿を先に揃える
  • ハッシュタグは下の実測リストから、自分の種類の枠を中心に選ぶ
  • 「有機」「オーガニック」の言葉は、認証を受けている場合だけ使う
  • お酒の投稿には、20歳未満の飲酒は禁止されていることを添える

ステップ 4

運用リズムを固定する

最初の10投稿を出し終えたら、無理のないペースで継続します。実測した42アカウントの投稿間隔は、アカウントごとの中央値のさらに中央値で5.0日でした。

  • 投稿する曜日・時間帯をあらかじめ決めておく
  • 収穫・仕込み・出荷の予定に合わせて、投稿を増やす週を決めておく
  • 1週間続けたらインサイトでプロフィール表示数と通販リンクのタップ数を確認する
  • 問い合わせに返信する担当を1人決める

そのまま使えるプロフィール文5例(農家・酒蔵・加工食品)

〈 〉の中を自分の屋号の情報に置き換えれば、そのまま貼って使えます。実測した42アカウントのうち自己紹介があった37件は、改行・空白を除いて中央値103文字、最大146文字でした。5例とも最大値の内側に収めています。

1. 米・野菜の農家(通販・予約受付)

米や野菜を育てて、通販や予約で売っている農家向け。

名前欄

〈屋号〉|〈都道府県〉の〈米/野菜〉農家

自己紹介欄(102文字)

〈都道府県〉〈市区町村〉で〈米/野菜〉を育てる〈屋号〉です。
〈品種〉を〈農薬の使い方など、実際の栽培の事実〉で育てています。
新米のご予約は〈7月1日〜9月30日〉に受付。
ご注文はプロフィールのリンクから。

リンク欄

通販のページか予約の案内ページ1本

実測では、新米の予約受付期間を自己紹介に書いている米農家がありました。栽培方法を書くときは、実際に行っている事実だけを書きます。「有機」「オーガニック」の言葉は、下の「『有機』『オーガニック』を使うとき」を先に読んでください。

2. 果樹園(直売所・宅配)

果樹を育てて、直売所と宅配で売っている果樹園向け。

名前欄

〈屋号〉果樹園|〈市区町村〉

自己紹介欄(96文字)

〈都道府県〉〈市区町村〉の果樹園「〈屋号〉」。
〈梨・ぶどう・みかん〉を育てて、〈直売所/宅配〉で販売しています。
宅配のご注文は〈7月1日〉から受付。
直売所:〈営業日・営業時間〉/駐車場〈○〉台

リンク欄

宅配の注文ページか、直売所の営業案内ページ1本

実測では、宅配の受付開始日や、果樹園の場所の目印と駐車場の台数まで自己紹介に書いている果樹園がありました。買いに来る人が知りたい情報(いつから・どこで・何台停められるか)を先に書く型です。

3. 酒蔵(日本酒・ワイン)

お酒の製造・販売を行う蔵元・ワイナリー向け。

名前欄

〈蔵元名〉|〈都道府県〉の酒蔵(公式)

自己紹介欄(100文字)

〈都道府県〉の酒蔵「〈蔵元名〉」の公式アカウントです。
代表銘柄は〈銘柄名〉。蔵の様子や新酒の情報を投稿しています。
⚠️このアカウントは20歳以上の方向けです。
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。

リンク欄

公式サイトか、特約店の案内ページ1本

実測した酒蔵・ワイナリー12件のうち、自己紹介が空だったのが5件でした。20歳未満の飲酒に関する注意書きを自己紹介か投稿本文に書いていたのは3件(マンズワイン・富久千代酒造・豊島屋)です。通信販売を行う場合の広告の表示は、下の「お酒を扱う事業者が確認すること」を参照してください。

4. 味噌・醤油・糀蔵(加工食品)

味噌・醤油・甘酒などを製造して売っている蔵・工房向け。

名前欄

〈屋号〉|〈都道府県〉の〈味噌/醤油〉蔵

自己紹介欄(95文字)

〈都道府県〉で〈味噌/醤油/甘酒〉をつくる〈屋号〉。
〈創業年〉創業。〈原料の事実〉で仕込んでいます。
工場見学:〈曜日・時間〉/オンラインショップはリンクから。
お問い合わせは〈電話番号〉まで。

リンク欄

オンラインショップ1本

実測した4件は、創業年や所在地を自己紹介に書いていました。営業時間を書いていたのが2件、店舗のカフェを案内していたのが1件です。工場見学やカフェを併設している場合は、そのことも一言入れると、来訪のきっかけになります。

5. チーズ工房・小さな食品工房

夫婦・家族など少人数で作って、営業日を限定して売っている工房向け。

名前欄

〈工房名〉|〈都道府県〉のチーズ工房

自己紹介欄(92文字)

〈都道府県〉〈市区町村〉の小さなチーズ工房です。
〈夫婦/家族〉で〈○〉頭の牛のミルクから作っています。
営業日:〈毎月第○日曜〉〈11:00〜17:00〉
ご注文はオンラインショップから。

リンク欄

オンラインショップか、営業日のカレンダーを載せたページ1本

実測した工房には、営業日を「毎月第4日曜のみ」のように限定して書いている例や、「工房に販売所はありません」と書いて、通販やスーパーで買えることを案内している例がありました。買える場所と営業日を先に書くと、問い合わせが減ります。

  • 〈 〉で囲んだ部分だけが差し替え箇所です。それ以外はそのまま使えます。
  • 自己紹介欄は入力できる文字数に上限があるため、5例とも余白を残した長さにしています。表示している文字数は改行・空白を除いた値で、〈 〉を自分の言葉に置き換えると前後します。
  • 栽培方法や原料について書くときは、実際に行っている事実だけを書いてください。
  • お酒を扱う場合は、20歳未満の飲酒は禁止されていることを自己紹介に入れます。

自分の屋号に合わせたプロフィール文と投稿企画は、ヒアリングに答えると無料で作れます。

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ハッシュタグ設計

農家・酒蔵・加工食品が実際に付けているハッシュタグ

実際に運用されている農家・酒蔵・加工食品42アカウントの投稿504件を集計しました。ハッシュタグが1つ以上付いていた投稿は361件(71.6%)で、付いている投稿だけで見ると1投稿あたりの平均は5.1個、中央値は5個、最大は24個でした。出てきたハッシュタグは783種類で、2アカウント以上が共通して使っていたのは37種類です。42アカウント中38アカウントが1つ以上のハッシュタグを使っていました。

付け方の手順

  1. 農家・酒蔵・加工食品のどの種類かを決める
  2. 自分の屋号のハッシュタグを1つ決める
  3. 地域のハッシュタグを1つ。〈市区町村名〉か〈都道府県名〉を自分の地名で作る
  4. 自分の種類の枠(農作物/日本酒/加工食品)から1〜2個選ぶ
  5. 収穫・仕込み・贈答の時期に合う投稿には、時期のタグを1つ足す
  6. 合計5個前後に収める(実測した付いている投稿の中央値は5個)

農家・農作物を表すハッシュタグ

#農業 は6アカウント・44投稿、#農家 は5アカウント・35投稿で、農家・果樹園の発信の中心になっていました。作物の名前(#お米 #米 #みかん #梨)も共通の言葉でした。

#農業 #農家 #お米 #米 #米農家 #梨 #みかん #新米 #おにぎり

自分が実際に作っている作物の名前だけを選びます。#お米 は4アカウント・22投稿、#梨 は3アカウント・25投稿でした。

田植え・イベント・マルシェを表すハッシュタグ

#田植え と #田植えイベント は各3アカウント・3投稿、#イベント は3アカウント・12投稿、#マルシェ は2アカウント・8投稿でした。体験や販売イベントの告知に使われています。

#田植え #田植えイベント #イベント #マルシェ

イベントの日付と場所は、ハッシュタグに頼らず本文に書きます。

日本酒・酒蔵を表すハッシュタグ

#日本酒 は6アカウント・31投稿で、酒蔵・ワイナリー12件の発信の中心でした。#夏酒 は4アカウント・4投稿で、季節の商品に使われています。

#日本酒 #夏酒 #日本酒好きな人と繋がりたい #日本酒イベント #japanesesake #sake #酒蔵 #sakebrewery #全国新酒鑑評会 #純米吟醸 #純米大吟醸 #無濾過生原酒 #日本酒好き

日本語と英字のタグを両方使っているアカウントがありました(#日本酒 と #japanesesake・#sake)。酒類の広告の表示ルールは、下の「お酒を扱う事業者が確認すること」を参照してください。

チーズ・醤油蔵・加工食品を表すハッシュタグ

共通して使われていた加工食品の言葉は少なく、#チーズ は2アカウント・11投稿、#醤油蔵 は2アカウント・9投稿、#ソフトクリーム は2アカウント・6投稿でした。

#チーズ #醤油蔵 #ソフトクリーム #プレゼント企画 #プレゼントキャンペーン

加工食品は種類が多いため、共通のタグが少なくなっています。自分の商品の名前のタグは、自分で作る枠です。

贈答・新商品・お知らせを表すハッシュタグ

#ギフト #お中元 #新商品 は各3アカウント・3投稿で、贈答の時期や新商品の告知に使われていました。

#ギフト #お中元 #お中元ギフト #新商品 #お知らせ

集計した504投稿の70%が2026年6〜8月の投稿だったため、夏の贈答のタグが多く出ています。時期に合わせて入れ替えます。

集計元: 実在する農家・酒蔵・加工食品42アカウントの投稿504件(2026-08-14 取得・各アカウント直近12件)。うちハッシュタグが1つ以上付いていた投稿は361件(71.6%)。付いている投稿だけで見ると1投稿あたり平均5.1個・中央値5個・最大24個。出てきたハッシュタグは783種類で、2アカウント以上が共通して使っていたのは37種類。上に載せたハッシュタグはすべてこの集計に実際に出てきたもので、当サイトが作った例ではありません。42件は掲載台帳のうち投稿データを取得できた全件で、代表性を意図した抽出ではありません(フォロワー1万人以上が16件・3千人未満が13件)。

自分の屋号に合うハッシュタグの組み合わせと、投稿する中身まで一緒に決めたい方へ。ヒアリングに答えると無料で設計レポートを作れます。

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農家・酒蔵・加工食品は別の発信として決める

実測した42アカウントは、種類ごとに形式も投稿間隔も使う言葉も違っていました。最初にどの種類として発信するかを決めると、あとの手が止まりません。

  1. 42件は4種類に分かれる

    表示名と自己紹介から当サイトが分けると、農家・果樹園が17件、酒蔵・ワイナリーが12件、味噌・醤油・糀蔵が4件、チーズ・乳製品・ジャムが9件でした。公的な業種分類ではなく、このページで比べるための分け方です。

  2. 農家・果樹園は動画が多く、投稿間隔が短い

    農家・果樹園17件の204投稿は、動画が91投稿(45%)、写真1枚が57投稿(28%)、カルーセルが56投稿(27%)でした。投稿間隔は、アカウントごとの中央値のさらに中央値で3.1日です。

  3. 酒蔵・ワイナリーはカルーセルと写真が中心で、間隔が長い

    酒蔵・ワイナリー12件の144投稿は、カルーセルが62投稿(43%)、写真1枚が55投稿(38%)、動画が27投稿(19%)でした。投稿間隔は7.0日で、農家の約2倍です。ハッシュタグが付いていた投稿の割合は81.2%と、4種類の中でいちばん高い値でした。

  4. 味噌・醤油蔵とチーズ工房は、間隔がさらに長い

    味噌・醤油・糀蔵4件は投稿間隔が9.9日、チーズ・乳製品・ジャム9件は5.9日でした。少人数で作る工房ほど、頻繁に投稿しない運用になっています。

  5. 共通のハッシュタグは37種類で、種類ごとに言葉が分かれる

    #農業 #農家 #お米 は農家・果樹園の言葉、#日本酒 #夏酒 は酒蔵の言葉でした。両方に当てはまる共通語は少なく、自分の種類の枠から選ぶのが実測に合う使い方です。

  6. 決め方

    最も売りたいものが何かで種類を決めます。農家が日本酒や加工品も手がける場合などは、投稿単位でどの種類の話かを決めておくと、ハッシュタグとプロフィールがぶれません。

どの種類として発信するか決まったら、その軸に合わせた投稿企画を無料で作れます。

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通販・直売の案内に書くこと(特定商取引法)

インターネットで商品を売るときの広告の表示と、誇大な広告の禁止について、条文を実際に読んで確認できたことです。

  1. 1.

    通信販売の広告には、価格・支払い・引渡し・返品などの表示が要る

    特定商取引法第11条は、通信販売をする場合の商品の販売条件について広告をするときは、主務省令で定めるところにより、商品の販売価格(送料が含まれない場合は販売価格と送料)、代金の支払いの時期及び方法、商品の引渡時期、申込みの期間に関する定め(あるとき)、申込みの撤回又は解除に関する事項などを表示しなければならないと定めています。

    広告に、請求により書面を遅滞なく交付する旨を表示する場合は、一部の事項を表示しないことができる、というただし書きがあります。どこまで省略できるかは主務省令によるため、今回は確認できていません。

  2. 2.

    誇大な広告は禁止されている

    第12条は、通信販売の広告で、商品の性能などについて、著しく事実に相違する表示をし、又は実際のものよりも著しく優良であり、若しくは有利であると人を誤認させるような表示をしてはならないと定めています。「日本一」「必ず」のような言い方は、根拠を示せる範囲に絞ります。

  3. 3.

    景品表示法も別に適用される

    景品表示法第5条は、商品の品質などを実際のものよりも著しく優良であると示す表示(第1号)と、価格その他の取引条件について実際のものよりも著しく有利であると一般消費者に誤認される表示(第2号)を禁じています。産地・栽培方法・原料の書き方も、実際の事実と合っていることが前提です。

  4. 4.

    実測した42件の通販の案内

    自己紹介に通販・オンライン・購入・注文などの語があったのは9件でした。営業時間や営業日を書いていたのは3件です。直売所や工房の営業日を限定している場合は、営業日の案内を自己紹介に書いておくと、問い合わせが減ります。

  • ここに書いた条番号・引用は、2026年10月8日に e-Gov 法令検索の公開APIで取得した条文を読めたものだけです。取得した条文がどの施行日時点の版かの確認は今回できていないため、実際に文面を作る前に最新の条文を確認してください。
  • 食品表示法に基づく個別の表示ルール(原材料・産地の表示など)は、今回確認できていないため書いていません。
  • このページは、原文に書かれていることをそのまま引いているだけで、個別の表現の可否をこちらで断言することはしていません。判断に迷う表現は、消費者庁や所轄の窓口にご確認ください。

出典: e-Gov法令検索(特定商取引に関する法律) / e-Gov法令検索(不当景品類及び不当表示防止法)

通販の案内の書き方も含めて、投稿内容を一緒に整理したい方は無料でご相談いただけます。

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「有機」「オーガニック」を使うとき

農産物や加工食品で「有機」「オーガニック」の言葉を使うときに、農林水産省の公式ページと条文で確認できたことです。

  1. 有機JASマークがない食品に「有機」「オーガニック」などの表示をすることは禁止されている

    農林水産省の「有機食品の検査認証制度」のページには、有機食品のJASに適合した生産が行われていることを登録認証機関が検査し、認証された事業者のみが有機JASマークを貼ることができ、この有機JASマークがない農産物、畜産物及び加工食品に、「有機」「オーガニック」などの名称の表示や、これと紛らわしい表示を付すことは法律で禁止されている、と書かれています。

  2. 法律の側の根拠

    日本農林規格等に関する法律第63条は、政令で指定する農林物資(指定農林物資)について、格付の表示が付されていない場合には、その名称の表示又はこれと紛らわしい表示を付してはならないと定めています。同法施行令第18条は、指定する農林物資を、農産物、畜産物、及び専らそれらを原料又は材料として製造・加工した飲食料品(主務大臣が定める基準に適合するものに限る)としています。

    どの名称が指定農林物資の名称として扱われるかの個別の特定は、今回の確認ではできていません。使う言葉が該当するかは、農林水産省に確認してください。

  3. 実測した42件で使われていた言葉

    自己紹介に「オーガニック」の語があったのは1件で、「農薬不使用」「特別栽培」の語があったのが1件でした。投稿本文を含めると「有機・オーガニック」の語が出てきたのは4アカウント、「無農薬・農薬不使用・減農薬・特別栽培」の語が出てきたのは4アカウントです。これらの言葉が規制や景品表示法の問題になるかは、認証の有無や栽培の実際の事実によるため、ここでは判断していません。

  4. 投稿での書き方

    認証を受けている場合は、認証の事実が分かる書き方をします。認証を受けていない場合は、「有機」「オーガニック」やこれと紛らわしい言葉を使わず、実際に行っている栽培の事実(使っている資材・回数など)を、そのまま書きます。

  • ここに書いた条番号・引用は、2026年10月8日に e-Gov 法令検索の公開APIで取得した条文と、農林水産省の公式ページを読めたものだけです。

出典: 農林水産省 有機食品の検査認証制度 / e-Gov法令検索(日本農林規格等に関する法律) / e-Gov法令検索(日本農林規格等に関する法律施行令)

栽培方法の伝え方も含めて、投稿内容を一緒に整理したい方は無料でご相談いただけます。

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お酒を扱う事業者が確認すること(20歳未満の飲酒防止)

酒蔵・ワイナリー・酒の通信販売を行う事業者が、条文と国税庁の告示で確認できたことです。

  1. 20歳未満の者の飲酒は禁止されている

    二十歳未満ノ者ノ飲酒ノ禁止ニ関スル法律第1条は、20歳未満の者は酒類を飲用することができないと定め、営業者で、その業態上酒類を販売又は供与する者は、20歳未満の者の飲用に供することを知って酒類を販売又は供与することができない(第3項)、20歳未満の者の飲酒の防止に資するため、年齢の確認その他の必要な措置を講ずるものとする(第4項)と定めています。

  2. 通信販売の広告には、20歳未満に関する表示が要る

    国税庁告示(二十歳未満の者の飲酒防止に関する表示基準を定める件)の第7項は、酒類小売販売場で酒類の通信販売を行う場合の表示を定めています。酒類に関する広告又はカタログ等(インターネット等によるものを含む)には、「20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されている」又は「20歳未満の者に対しては酒類を販売しない」旨、購入申込みの画面には申込者の年齢の記載欄とその近くの同旨の表示、納品書等には「20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されている」旨を表示することとされています。第8項は、これらの表示の文字を、インターネット等による場合は酒類の価格表示に使っている文字以上の大きさにするとしています。

    Instagramの投稿そのものが、この告示の「酒類に関する広告」に当たるかどうかは、告示の本文からは断定できませんでした。通販の案内を投稿する場合は、通販サイト側の表示と合わせて、国税庁または所轄の税務署に確認してください。

  3. 実測した酒蔵・ワイナリー12件の注意書き

    自己紹介か直近12投稿の本文に、20歳未満の飲酒に関する注意書きを確認できたのは12件中3件でした。ワイナリー1件は自己紹介に「フォローは20歳以上の方限定」「ストップ!20歳未満の飲酒」と書き、酒蔵1件は投稿本文に「※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。」、別の酒蔵1件は「※飲酒は20歳になってから。」と添えていました。ほかに、イベントの対象者を「20歳以上の方」とした投稿が1件ありました。12件のうち5件は自己紹介自体が空でした。

  4. 投稿での書き方

    お酒の投稿には、20歳未満の飲酒は禁止されていることを一言添えます。自己紹介にも書いておくと、見た人が最初に目にします。20歳未満の人が「自分も飲んでいい」と受け取る見せ方(学生向けの割引など)は避けます。

  • ここに書いた条番号・引用は、2026年10月8日に e-Gov 法令検索の公開APIで取得した条文と、国税庁の告示のページを読めたものだけです。
  • 酒類の製造免許・販売業免許の手続き、酒類の広告に関するその他の自主基準は、今回確認できていないため書いていません。

出典: e-Gov法令検索(二十歳未満ノ者ノ飲酒ノ禁止ニ関スル法律) / 二十歳未満の者の飲酒防止に関する表示基準を定める件(国税庁告示第9号) / 20歳未満の者の飲酒防止/適正飲酒の推進(国税庁)

お酒の投稿の書き方も含めて、投稿内容を一緒に整理したい方は無料でご相談いただけます。

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次に決めたい農家・酒蔵・加工食品のSNS設計

発信の軸と、買い方の導線を整理する

プロフィール文とハッシュタグがそろったら、次は「どの種類として発信するか」と「買い方をどこに置くか」です。ヒアリングに答えると、作っているものと集めたいお客様に合わせた設計レポートを無料で作れます。

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ネットショップのインスタグラムの始め方を見る

通販を中心に売る事業者向けの始め方。商品写真や決済の導線など、共通する論点を確認できます。

業種別のSNS戦略を選ぶ

農家・酒蔵専用の戦略ページはまだ無いため、近い業種の運用戦略を一覧から選べます。

SNSの法務ガイドを確認する

広告表示、誤認を招く表現など、投稿前に確認したい論点を見られます。

SNS運用の基本を確認する

プロフィールと投稿を、買い方につながりやすい形に整える基本をまとめています。

最初の10投稿で何を出すか

フォロワー0の状態から見た人に「どんな店か・誰がやっているか」が伝わる10本。1日で揃える必要はなく、1〜2週間かけて順番に投稿すれば十分です。

  1. 1.

    畑・田・蔵・工房の外観と全景

    初めて見た人が場所の雰囲気をつかめる写真。人が映らない構図なので、許可の準備を待たずにすぐ出せます。

  2. 2.

    作っている人の紹介(顔か手元)

    屋号の方針や、何年作っているかを書いた紹介投稿。顔を出さない場合は、手元や道具の写真でも構いません。

  3. 3.

    年間の作業の流れ(種まきから出荷、仕込みから出荷まで)

    1年の流れを1枚の図か複数枚のカルーセルにした投稿。収穫や仕込みの時期が分かると、買う時期を決める目安になります。

  4. 4.

    収穫・仕込みの様子を見せる動画(15〜30秒)

    実測した農家・果樹園17件の投稿は、動画が45%でした。手を動かしている様子は、写真より伝わりやすい題材です。

  5. 5.

    商品の紹介

    作物や商品の写真と、品種・原料・内容量を事実どおりに書きます。栽培方法の言葉は、実際の事実だけを書きます。

  6. 6.

    買い方の案内(直売所・通販・予約の受付期間)

    どこで・いつから・どう買えるかを1投稿にまとめます。通販の表示は、上の「通販・直売の案内に書くこと」を先に確認してから出してください。

  7. 7.

    体験・イベントの告知(田植え・見学・マルシェ)

    実測では #田植えイベント #マルシェ が使われていました。日付と場所は本文に書きます。

  8. 8.

    食べ方・飲み方の提案

    届いた商品を食べる・飲む場面の提案。お酒の場合は、20歳未満の飲酒は禁止されていることを添えます。

  9. 9.

    贈答・季節の案内

    実測では #ギフト #お中元 が使われていました。受付期間と発送の締め日を同じ投稿に書きます。

  10. 10.

    初めてのリール(作る場所の紹介+買い方の案内)

    畑や蔵の中を歩く短いリールに、買い方の案内を1カット添えます。

最初の10投稿のネタが決まったら、農家・酒蔵専用の設計レポートを無料で作れます。

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最初の10投稿を出したあとの運用リズム

農家・果樹園は週2〜3本、酒蔵・工房は週1本が目安

実測した42アカウントの投稿間隔は、アカウントごとの中央値の中央値で5.0日でした。種類別では、農家・果樹園3.1日、チーズ・乳製品・ジャム5.9日、酒蔵・ワイナリー7.0日、味噌・醤油・糀蔵9.9日です。収穫や仕込み、贈答の時期に合わせて増やす形が、少人数でも続けやすい運用です。

月間のフォロワー・予約数の目安や90日の実行プランは 業種別の運用戦略ガイド で詳しく解説しています。

参考にしたい農家・酒蔵の実在アカウント

実際に運用されているアカウントを見ながら、投稿の雰囲気やプロフィールの書き方を確認できます。

@komenorikyu

米利休【山形の米農家】

フォロワー約21万人の米農家。自己紹介に「令和8年度産 新米予約受付中(7月1日〜9月30日)」と受付期間を書き、直近12投稿のうち9投稿が動画です。

@138_kajyuen_1989

いさわ果樹園

梨・ぶどうの果樹園。自己紹介に宅配の受付開始日(7/1)と、果樹園の場所の目印・駐車場の台数まで書いている例です。直近12投稿のうち11投稿にハッシュタグを付けています。

@mannswines_official

マンズワイン公式アカウント

ワイナリーの公式アカウント。自己紹介に「フォローは20歳以上の方限定」「ストップ!20歳未満の飲酒、飲酒運転、妊娠中・授乳期の飲酒はやめましょう」と書いています。直近12投稿のすべてにハッシュタグを付けています。

@fukuchiyoshuzo_nabeshima

【鍋島 醸造元】富久千代酒造有限会社【公式】

酒蔵の公式アカウント。自己紹介に「No DM pls」と書き、ファンが使うハッシュタグ(#鍋島 #nabeshima)を案内しています。投稿本文に「※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。」を添えている投稿があります。

@cheeseworkshop1103

チーズ工房1103 伊藤彩

北海道日高町の小さなチーズ工房。自己紹介に「夫婦二人で作っています」と、営業を「毎月第4日曜日のみの月1営業」とする旨を書いている例です。直近12投稿のすべてにハッシュタグを付けています。

@urano_shoyu

浦野醤油醸造元/発酵カフェ、発酵教室

福岡県豊前市の醤油・糀の蔵。自己紹介に「150年続く小さな糀蔵」と書き、併設の店舗カフェのことも案内しています。直近12投稿のうち11投稿が写真1枚です。

開設直後にやりがちな失敗

1.

「有機」「オーガニック」の言葉を、認証を受けないまま使ってしまう

問題: 農林水産省のページには、有機JASマークがない農産物・畜産物・加工食品に「有機」「オーガニック」などの名称やこれと紛らわしい表示を付すことは法律で禁止されていると書かれています。

対策: 認証を受けていない場合は使わず、実際に行っている栽培の事実を、そのまま書く。

2.

通販の案内を、価格や送料、返品の条件を書かずに出してしまう

問題: 特定商取引法第11条は、通信販売の広告に、価格・送料・支払い・引渡し・撤回や解除に関する事項などを表示することを求めています。

対策: 通販のページに条件を置き、投稿やプロフィールからそのページへ誘導する。

3.

お酒の投稿やプロフィールに、20歳未満の飲酒に関する注意を入れていない

問題: 実測した酒蔵・ワイナリー12件のうち、注意書きを確認できたのは3件でした。通信販売を行う場合は、国税庁告示に表示の定めがあります。

対策: 自己紹介と、通販の案内を含む投稿に、20歳未満の飲酒は禁止されていることを添える。

4.

自己紹介を空のままにしてしまう

問題: 実測した酒蔵・ワイナリー12件のうち5件は自己紹介が空でした。見た人が、何を買えるのか、どこで買えるのか分かりません。

対策: 1行目に「どこで・何を作っているか」、最後に買い方を書く。

5.

農家・酒蔵・加工食品のどの種類かを決めずに始めてしまう

問題: 実測では、種類ごとに使う言葉も形式も投稿間隔も違っていて、軸がないと探される言葉に出にくくなります。

対策: 最も売りたいものを1つ決めて、その種類のハッシュタグと形式から始める。

よくあるご質問

農家のインスタは、どんなハッシュタグを付ければいいですか?

実測した農家・果樹園17アカウントでは、#農業(6アカウント)、#農家(5アカウント)、#お米(4アカウント)が共通の言葉でした。自分が作っている作物の名前(#米 #梨 #みかん など)に、屋号と地名のハッシュタグを足します。

酒蔵のインスタは、どんなハッシュタグを付ければいいですか?

実測した酒蔵・ワイナリー12アカウントでは、#日本酒(6アカウント・31投稿)が最も多く、#夏酒(4アカウント)や、#日本酒好きな人と繋がりたい(3アカウント)も使われていました。日本語と英字(#japanesesake #sake)を両方使っているアカウントもあります。

ハッシュタグは何個くらい付ければいいですか?

ハッシュタグが付いていた361投稿(504投稿の71.6%)では、平均5.1個、中央値5個、最大24個でした。実測の中央値に合わせて、5個前後から始めるのが実際に多い付け方です。

投稿は動画のほうがいいですか?

実測では、動画の比率は農家・果樹園で45%、酒蔵・ワイナリーで19%と、種類で大きく違いました。農家は収穫の様子を動画で見せる運用が多く、酒蔵は写真とカルーセルが中心です。まず自分の種類に近い使い方から始めてください。

「有機栽培」「オーガニック」と書いてもいいですか?

認証を受けている場合は、認証の事実が分かる形で書けます。農林水産省のページには、有機JASマークがない農産物・畜産物・加工食品に「有機」「オーガニック」などの名称やこれと紛らわしい表示を付すことは法律で禁止されていると書かれています。認証を受けていない場合は使わず、実際の栽培の事実を書いてください。

インスタで通販の案内を出すときに、何を書けばいいですか?

特定商取引法第11条は、通信販売の広告に、販売価格(送料が含まれない場合は送料も)、代金の支払いの時期と方法、商品の引渡時期、申込みの撤回又は解除に関する事項などを表示することを求めています。詳しい条件は通販のページに置き、投稿やプロフィールからそのページに誘導する形が運用しやすい形です。

お酒を扱うとき、インスタで気をつけることは?

20歳未満の者は酒類を飲用できず、営業者は年齢の確認その他の必要な措置を講ずるものとされています(二十歳未満ノ者ノ飲酒ノ禁止ニ関スル法律第1条)。通信販売の広告には国税庁告示に表示の定めがあります。自己紹介と投稿に、20歳未満の飲酒は禁止されていることを添えてください。投稿が告示の広告に当たるかは断定できないため、税務署に確認してください。

投稿頻度はどのくらいが目安ですか?

実測した42アカウントの投稿間隔は、アカウントごとの中央値の中央値で5.0日でした。農家・果樹園は3.1日、酒蔵・ワイナリーは7.0日と、種類で違います。無理のない頻度を先に決めて、収穫や仕込み、贈答の時期に増やす形が続けやすい運用です。

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