SNSはじめるくん

不動産会社のインスタグラムの始め方

不動産会社のInstagramを、開設からプロフィール、ハッシュタグ、宅地建物取引業法・おとり広告のルールまで順番にまとめました。そのままコピペして使えるプロフィール文5例と、実際に運用されている不動産会社10アカウントの投稿120件から集計したハッシュタグを載せています。ルールの部分は、e-Gov法令検索の条文原本と、不動産公正取引協議会連合会が公表しているガイドラインを実際に取得して読めた範囲だけを書いています。

個人経営の不動産会社向け

プロフィール実例と実測ハッシュタグ、おとり広告のルール【2026年版】

不動産は立地・価格・物件スペックだけでなく担当者への信頼が意思決定に影響しやすい業種です。実測した10アカウントを見ると、地域名やエリア名をハッシュタグに使う会社が多く、なかには1投稿ごとに紹介した物件の最寄り駅・地名をそのままハッシュタグにしているアカウントもありました。もう1つ大事なのが成約済み物件の扱いです。不動産公正取引協議会連合会のガイドラインは、インターネット広告を『最長でも2週間』ごとに更新し、契約済みと分かった時点ですみやかに削除することを求めています。具体的な時間数の基準がどこにも書かれていないまま『24時間以内に』と思い込んで運用すると、実態と違うルールを守っていることになりかねません。開設前に一次資料の中身を確認しておくと安心です。

最終更新: 2026-08-06

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不動産会社が開設前に知っておくこと

アカウントの主体
会社名+担当者紹介の組み合わせが向いていることが多い
表示が必要な情報
取引態様(売主/代理/媒介)は広告のたびに明示義務あり
標識の掲示義務
宅建業法上は事務所への物理掲示が対象(Instagram記載は任意)
成約済み物件の扱い
最長でも2週間ごとに更新し、契約済みと分かった時点ですみやかに削除

開設〜運用開始までの4ステップ

アカウント開設からプロフィール設計、最初の投稿、運用リズムまでの順序。上から順に進めれば迷いません。

ステップ 1

アカウントを開設する

個人アカウントのまま始めるのではなく、開設後すぐにプロアカウント(ビジネス)へ切り替えます。カテゴリはInstagramの候補の中から事業の業態に近いものを選びます。

  • 設定 →「アカウントの種類とツール」→「プロアカウントに切り替える」を選ぶ
  • カテゴリは候補の中から事業の業態(不動産業等)に近いものを選ぶ
  • ユーザーネームは会社名または地域名+業態にする
  • 賃貸専門・売買専門など、取扱う取引の種類を明確にする

不動産会社ならでは: 不動産は担当者への信頼が意思決定に影響しやすいため、会社名だけの匿名アカウントより担当者の顔が見えるアカウントの方が問い合わせにつながりやすい傾向があります。実測でも、賃貸専門と売買専門でアカウントを分けている会社(Simple NAIKEN)がありました。

ステップ 2

プロフィールを設計する

自己紹介文で取扱エリア・取扱物件種別を明記します。取引態様(売主/代理/媒介)は、宅建業法上、広告のたびに明示する義務があります。

  • 自己紹介文に取扱エリア・取扱物件種別を明記する
  • 優良誤認となる表現(絶対/日本一/相場最安等)は使わない
  • 投稿ごとに取引態様(売主/代理/媒介)を明示する
  • プロフィールリンクはLINE公式1本に絞る

ステップ 3

最初の10投稿を準備する

投稿のテーマは下の「最初の10投稿」を順番に使います。物件写真は情報サイト掲載用の使い回しではなく、SNS用に光量・アングルを揃えて撮影し直します。

  • 会社紹介・担当者紹介投稿を先に揃え、物件紹介投稿は撮影テンプレを決めてから進める
  • 物件紹介は取引態様・徒歩分数(実測換算)を必ず明記する
  • 成約済み物件は最長でも2週間ごとに情報を確認し、成約と分かった時点ですみやかに投稿を削除・変更する運用を決めておく
  • ハッシュタグは下の実測データを参考に、エリア名・ライフスタイルの中から実際に当てはまるものだけを選ぶ

ステップ 4

運用リズムを固定する

最初の10投稿を出し終えたら、無理のないペースで継続します。詳しい頻度は下の「投稿リズムの目安」を参照してください。

  • 投稿する曜日・時間帯をあらかじめ決めておく
  • 新着物件は情報の鮮度が命のため即日投稿を心がける
  • 掲載中の物件が成約済みになっていないか、最長でも2週間ごとに確認する
  • 1週間続けたらインサイトでプロフィール表示数を確認する

そのまま使えるプロフィール文5例(不動産会社)

〈 〉の中を自分の情報に置き換えれば、そのまま貼って使えます。実測した10アカウントは、取扱エリア・実績数値・LINE誘導を組み合わせる書き方が中心でした。

1. エリア特化の賃貸仲介(地域名を前面に出すタイプ)

特定のエリアに絞って賃貸物件を紹介する仲介会社向け。

名前欄

〈会社名〉|〈エリア〉賃貸

自己紹介欄(76文字)

ストーリー限定情報を毎日配信中
〈エリア〉全域の賃貸物件を〈98.4〉%ご紹介可能
一人暮らしも同棲も、お部屋探しはお任せください
お部屋探しは公式LINEから

リンク欄

公式LINE(お部屋探し相談)1本

実測したSimple NAIKEN(大阪賃貸)は、対応可能な物件の網羅率を数字で示し、ストーリーズでの限定情報配信を明記していました。エリアを絞った仲介会社は「そのエリアならほぼ全部紹介できる」という網羅性が信頼につながります。

2. デザイナーズ・こだわり物件専門(ライフスタイル訴求)

リノベーション・デザイナーズ物件などこだわりのある物件を扱う会社向け。

名前欄

〈会社名〉|〈訴求ポイント〉のお部屋探し

自己紹介欄(78文字)

「もっと、〈訴求ポイント〉な暮らしを。」
実際に住めるこだわりの賃貸や、敷金礼金なし・〈1ヶ月〜〉自由な期間で住めるお部屋を紹介します
運営会社 @〈運営アカウント〉

リンク欄

公式サイト(お部屋探し)1本

実測したグッドルームは、物件そのものより暮らし方の提案を先に伝え、運営会社の公式アカウントを別に案内していました。カテゴリページ的な位置づけのアカウントと、暮らし提案型の発信アカウントを分ける設計です。

3. 賃貸・売買両方を扱う中小仲介会社

賃貸・売買両方を1つの窓口で扱う地域密着の仲介会社向け。

名前欄

〈会社名〉≪賃貸・売買・お部屋探し≫

自己紹介欄(79文字)

累計利用者数〈45,000〉人突破
ネットにある物件ほぼすべて紹介可能
LINEで気軽にお部屋探し&無料相談
《賃貸・売買》物件のご紹介やお問合せはこちらから

リンク欄

公式LINE(賃貸・売買問い合わせ)1本

実測したあなたの理想不動産は、累計利用者数という具体的な実績数字を1行目に置いていました。賃貸・売買を両方扱う場合、対応範囲の広さと実績数字を先に伝えると信頼につながります。

4. 高単価・厳選エージェント型(売却・購入相談)

ノルマなし・厳選されたエージェントが対応する、高単価の不動産売却・購入仲介向け。

名前欄

〈会社名〉|住宅購入・売却を不動産のプロに相談

自己紹介欄(92文字)

「いい不動産取引は、いいエージェントから。」
ノルマなし・選考通過率〈5〉%のプロだけが対応
購入も売却も、あなたの人生設計に合わせて正直にアドバイスします
無料相談はこちら

リンク欄

無料相談ページ1本

実測したTERASSは、エージェントの選考通過率という具体的な数字で質の高さを訴求していました。物件そのものではなく、担当者の質を前面に出す設計です。

5. 都心の個性派物件専門(セレクトショップ型)

一般的な物件情報サイトに載らない、個性のある物件を厳選して紹介する会社向け。

名前欄

〈会社名〉|物件のセレクトショップ

自己紹介欄(99文字)

物件のセレクトショップ『〈会社名〉』
『グッとくるか』を軸に、ちょっとクセのある愛すべき家・事務所・店舗などを揃えています
お問い合わせは公式サイトの該当物件ページからお願いします
掲載物件・営業スタッフ募集中

リンク欄

公式サイト(物件詳細ページ)1本

実測した東京R不動産は、Instagramでの直接問い合わせを受け付けず、公式サイトの各物件ページに誘導する設計でした。物件数が多い会社では、Instagramを認知・興味喚起に絞り、問い合わせ窓口は自社サイトに一本化する構成も選択肢です。

  • 〈 〉で囲んだ部分だけが差し替え箇所です。それ以外はそのまま使えます。
  • 取引態様(売主/代理/媒介)は、宅建業法第34条により広告のたびに明示する義務があります。プロフィールだけでなく、投稿ごとに明記してください。
  • 自己紹介欄は入力できる文字数に上限があるため、5例とも余白を残した長さにしています。
  • 実績数字(累計利用者数・成約件数等)を書く場合は、実際の数字だけを使ってください。

自分の会社の取扱エリアと強みに合わせたプロフィール文は、ヒアリングに答えると無料で作れます。

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ハッシュタグ設計

不動産会社が実際に付けているハッシュタグ

実際に運用されている不動産会社10件の投稿120件を集計しました(宅建士試験講座アカウント1件を除く)。ハッシュタグを1つでも付けていた投稿は31件(25.8%)で、ハッシュタグ付き投稿だけで見ると平均3.3個・最大10個でした。エリア名をハッシュタグにする会社が目立ち、なかには1投稿ごとに紹介物件の地名をそのままハッシュタグにしているアカウントもありました。以下は実際に使われていたハッシュタグを枠ごとに分けたものです。

付け方の手順

  1. 紹介する物件のエリア名・最寄り駅名を、投稿ごとに1つハッシュタグにする。実測したグッドルームで確認できた、最も一貫した使い方です
  2. エリアを絞った運用なら、〈地域名〉+「賃貸」「お部屋探し」を毎回固定して使う
  3. 想定する住み手(一人暮らし・同棲・ファミリー等)を示すハッシュタグを1つ添える
  4. 物件固有の特徴(駅チカ・ペットOK等)は該当する投稿にだけ使う
  5. 合計5個以内に収める。Instagramは2025年12月18日から1投稿の上限が5個になりました。ハッシュタグ付き投稿の平均も3.3個でした

エリア・駅名のハッシュタグ(1投稿1エリア名パターン)

グッドルーム(お部屋探し)が投稿9件で使っていた枠。#平安通 #舞子 #新宿 #六本松 #葛西 #ときわ台 #犬山 #立会川 #吉祥寺 が、それぞれ別の投稿で1回ずつ使われていました。

#平安通 #舞子 #新宿 #六本松 #葛西 #吉祥寺

上のハッシュタグをそのまま使うのではなく、紹介する物件の最寄り駅・地名を自分で作る枠です。1投稿につきその物件のエリア名を1つ付ける、という一貫した運用が実測で確認できました。

エリア+業態名のハッシュタグ

Simple NAIKENが投稿12件すべてに使っていた枠。#大阪賃貸 #お部屋探し はいずれも12投稿でした。

#大阪賃貸 #お部屋探し #賃貸

〈エリア名〉+「賃貸」「お部屋探し」を自分の地域名で作る枠です。エリアを絞った仲介会社ではこの型が使われていました。

ライフステージ・暮らし系のハッシュタグ

Simple NAIKEN・グッドルームが使っていた枠。#同棲 は9投稿、#一人暮らし は4投稿・2アカウントでした。

#同棲 #一人暮らし #ひとり暮らし #私らしく暮らす #軽やかに暮らす街

誰がその物件を探しているかを表す言葉です。一人暮らし・同棲・ファミリーなど、想定する住み手の生活段階を示すハッシュタグが使われていました。

物件の特徴を示すハッシュタグ

個別の物件の特徴を伝える枠。#最上階 #リノベーション #駅チカ #ペットOK 等がそれぞれ1〜2投稿で使われていました。

#最上階 #リノベーション #駅チカ #ペットOK #ロフト

その物件ならではの特徴を1〜2個添える枠です。すべての投稿に付けるのではなく、該当する物件の投稿にだけ使います。

集計元: 実際に運用されている不動産会社(賃貸仲介・売買仲介・デザイナーズ物件専門・情報メディア)のInstagramアカウント10件の投稿120件(2026-08-06 取得。各アカウント直近12件)。宅建士試験講座アカウント(棚田行政書士の不動産大学)1件・投稿12件は不動産業者ではないため集計に含めていません(#宅建 #宅建士 等、講座内容に関するハッシュタグが中心)。上に載せたハッシュタグはすべてこの集計に実際に出てきたもので、当サイトが作った例ではありません。この集計には2025年12月18日のInstagramの上限変更(1投稿5個まで)より前の投稿が含まれます。現在は5個までです。

宅地建物取引業法の広告ルールは、どこに何が書いてあるか

不動産会社の広告には、宅地建物取引業法の専用ルールが適用されます。以下は2026年8月6日にe-Gov法令検索の条文原本を実際に取得して確認した内容です。

  1. 誇大広告等の禁止(第32条)

    宅地建物取引業法第32条は「宅地建物取引業者は、その業務に関して広告をするときは、当該広告に係る宅地又は建物の所在、規模、形質若しくは現在若しくは将来の利用の制限、環境若しくは交通その他の利便又は代金、借賃等の対価の額若しくはその支払方法若しくは代金若しくは交換差金に関する金銭の貸借のあつせんについて、著しく事実に相違する表示をし、又は実際のものよりも著しく優良であり、若しくは有利であると人を誤認させるような表示をしてはならない」と定めています。物件の立地・広さ・利便性・価格について、実際より良く見せる表現は禁止されています。

  2. 取引態様の明示義務(第34条)

    宅地建物取引業法第34条は「宅地又は建物の売買、交換又は貸借に関する広告をするときは、自己が契約の当事者となつて当該売買若しくは交換を成立させるか、代理人として(中略)成立させるか、又は媒介して(中略)成立させるかの別(中略)を明示しなければならない」と定めています。広告を出すたびに、売主・代理・媒介のいずれかを明示する必要があります。

  3. 標識の掲示義務は『事務所』が対象(第50条)

    宅地建物取引業法第50条は「宅地建物取引業者は、事務所等及び事務所等以外の国土交通省令で定めるその業務を行う場所ごとに、公衆の見やすい場所に、国土交通省令で定める標識を掲げなければならない」と定めています。この条文が対象にしているのは事務所という物理的な場所です。Instagramのプロフィールへの記載を直接義務付ける条文ではありません。

    プロフィールに免許番号を書くこと自体は義務ではありませんが、事務所の標識と同じ情報を載せることは、探している人から見た信頼の目印になります。

  • ここに書いた条番号・条文は、2026年8月6日にe-Gov法令検索の原文で確認したものだけです。

出典: e-Gov法令検索(宅地建物取引業法)

取引態様の明示まで含めた投稿テンプレートを作りたい方へ。ヒアリングに答えると無料です。

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成約済み物件の扱い(おとり広告ガイドライン)

成約済み物件を放置すると『おとり広告』にあたるおそれがあります。以下は2026年8月6日に、不動産公正取引協議会連合会が2019年11月1日に公表したガイドラインを実際に取得して確認した内容です。

  1. おとり広告とは何か(不動産の表示に関する公正競争規約第21条)

    おとり広告ガイドラインは、不動産の表示に関する公正競争規約第21条(おとり広告)が禁止する広告として、(1)物件が存在しないため実際には取引することができない物件に関する表示、(2)物件は存在するが実際には取引の対象となり得ない物件に関する表示(成約済み物件等)、(3)物件は存在するが実際には取引する意思がない物件に関する表示、の3類型を挙げています。公正取引委員会の告示(昭和55年公取委告示第14号)は、協議会加盟の有無にかかわらず不動産事業者すべてに適用されます。

  2. インターネット広告は『最長でも2週間』ごとの更新が必要

    ガイドラインは「不動産事業者は、その更新する期間を最長でも2週間とし、この期間内に契約済みとなったことが判明した物件は、当該期間が到達する前であってもすみやかに削除することを徹底する必要がある」としています。『24時間以内』のような、より短い具体的な時間数はガイドラインには記載されていません。

  3. 情報登録日・更新日・次回更新予定日の表示が必要

    不動産の表示に関する公正競争規約は、インターネット広告の必要な表示事項として「情報登録日又は直前の更新日及び次回の更新予定日」の表示を義務付けています。ガイドラインは、この表示を広告の下部に小さな文字で載せるのではなく、上部等の見やすい位置に明瞭な大きさの文字で記載する必要があるとしています。

  4. Instagramの投稿は『インターネット上の広告』にあたる

    ガイドラインは「インターネット上の広告(ホームページ又は不動産情報サイト事業者が運営する不動産情報サイト等に掲載するもの)も、表示規約第4条にいう『表示』に当たる」としています。Instagramで紹介した物件も、成約済みになった時点ですみやかに削除するか、キャプションを変更する運用が必要です。

  • ここに書いた内容は、2026年8月6日に不動産公正取引協議会連合会が公表しているガイドラインPDFの原文で確認したものだけです。
  • 改修前のこのページには『成約確定後24時間以内に投稿を削除する』という具体的な時間数の記載がありましたが、確認できた一次資料にこの数字の記載はありませんでした。本改修では『最長でも2週間ごとの更新、契約済みと分かった時点ですみやかに削除』という、ガイドラインの実際の表現に是正しています。

出典: 不動産公正取引協議会連合会(不動産広告の規約)「おとり広告」の規制概要及びインターネット広告の留意事項(おとり広告ガイドライン・2019年11月1日)

成約済み物件の運用ルールまで含めて相談したい方へ。ヒアリングに答えると無料です。

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開設1週目から4週目にやること

4ステップを終えたあと、最初の1か月で手が止まらないように週ごとに分けました。

  1. 1.

    1週目: プロフィールと、会社が分かる3投稿

    プロアカウントに切り替え、上のプロフィール実例をもとに名前欄・自己紹介・リンクを埋めます。投稿は会社外観・店内・担当者紹介の3本。

  2. 2.

    2週目: 新着物件紹介と、ハイライト3枠

    取引態様・立地・価格を明記した物件紹介を2件出します。ハイライトは「新着物件」「アクセス・営業時間」「よくある質問」の3枠を作ります。

  3. 3.

    3週目: エリア紹介と、成約済み物件の確認ルール決め

    取扱エリアの周辺環境を紹介する投稿を出します。あわせて、最長2週間ごとに物件の成約状況を確認するチェックの仕組みをこの週に決めます。

  4. 4.

    4週目: リールを1本と、数字の確認

    30〜60秒の物件ルームツアーを1本出します。あわせてインサイトでプロフィール表示数を確認します。

次に決めたい不動産会社のSNS設計

物件紹介だけで終わらせず、問い合わせまでの流れを整える

最初の10投稿が見えてきたら、物件情報、地域情報、担当者の信頼感をどう並べるかを決め、プロフィールから問い合わせへ進める導線も整えておきます。

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不動産会社のSNS戦略を見る

Instagram、LINE、YouTube Shortsをどう使い分け、問い合わせにつなげるかを整理します。

不動産会社の設計事例を見る

物件紹介、地域紹介、担当者紹介を組み合わせる設計の考え方を確認できます。

SNS運用の基本を確認する

投稿前に押さえたいプロフィール、写真、反応の見方をまとめています。

最初の10投稿で何を出すか

フォロワー0の状態から見た人に「どんな店か・誰がやっているか」が伝わる10本。1日で揃える必要はなく、1〜2週間かけて順番に投稿すれば十分です。

  1. 1.

    会社外観・店舗の写真

    初めて見た人が場所を把握できる店舗外観の写真。地図アプリと同じ見え方だと来店時の安心感になります。

  2. 2.

    店内・接客スペースの写真

    相談しやすい雰囲気が伝わる店内の写真。撮影の光量とアングルを最初に1パターン決めて統一します。

  3. 3.

    担当者の紹介

    取扱エリア・得意分野を明記した自己紹介。「この人に相談したい」と思ってもらえるかを左右する投稿です。

  4. 4.

    新着物件紹介1件目

    取引態様・立地・価格を明記した物件紹介。写真のアングルを統一して投稿します。最寄り駅・エリア名をハッシュタグにします。

  5. 5.

    新着物件紹介2件目

    1件目と同じ撮影テンプレで統一感を出しながら、別のエリア・物件種別を紹介します。

  6. 6.

    内見の流れ紹介

    問い合わせ→内見→契約の流れを紹介。初めての物件探しに対する不安を減らします。

  7. 7.

    エリア紹介

    取扱エリアの周辺環境・生活動線の紹介。物件そのものより暮らしのイメージが伝わる投稿です。

  8. 8.

    お客様の感想(同意済み)

    成約後に本人の同意を得た感想を1件掲載。無断掲載は絶対に避け、掲載範囲を書面で確認します。

  9. 9.

    アクセス・営業時間の案内

    地図画像や最寄り駅からの道順、営業時間・定休日をまとめた投稿。ハイライトにも残します。

  10. 10.

    初めてのリール(内見動画)

    30〜60秒の物件ルームツアー。冒頭3秒で立地・間取り・価格を字幕にする型が基本です。

最初の10投稿のネタが決まったら、不動産会社専用の設計レポートを無料で作れます。

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最初の10投稿を出したあとの運用リズム

フィード週3本、ストーリーズ毎日、リール週2〜3本が目安

無理に毎日投稿する必要はありません。継続できるペースを優先してください。新着物件は情報の鮮度が命のため、最長でも2週間ごとに成約状況を確認し、成約済み物件はすみやかに削除・変更することが重要です。

月間のフォロワー・予約数の目安や90日の実行プランは 不動産 SNS 戦略 で詳しく解説しています。

参考にしたい不動産会社の実在アカウント

実際に運用されているアカウントを見ながら、投稿の雰囲気やプロフィールの書き方を確認できます。

@goodroom_jp

グッドルーム | リノベ・デザイナーズ・マンスリーのお部屋探し

実測した10件の中で、1投稿ごとにエリア名・最寄り駅名をハッシュタグにする一貫した運用が確認できた例です。

@simplenaiken

Simple NAIKEN |大阪賃貸

直近12投稿すべてにハッシュタグを付けていたアカウント。エリア名+業態名のハッシュタグを固定で使っています。

@ebisu_fudousan

恵比寿不動産〜理想の家と出逢えるメディア〜

累計契約実績(賃貸12,300件・売買420件)とGoogle口コミの評価をプロフィールに明記している例です。

@tokyo__r

東京R不動産

Instagramでの直接問い合わせを受け付けず、公式サイトの物件ページに誘導する設計の例です。

開設直後にやりがちな失敗

1.

情報サイト掲載用の写真をそのままSNSに流用してしまう

問題: 不動産情報サイト等の掲載用に撮影した写真は撮影背景・光量・アングルがバラバラで、SNSのグリッド一覧で世界観が崩れます。

対策: SNS専用の撮影テンプレ(光量・アングル)を最初に決め、物件登録時に同時撮影する運用にする。

2.

成約済み物件の投稿を、更新期限を決めずに放置してしまう

問題: 不動産の表示に関する公正競争規約第21条が禁止する『おとり広告』にあたるおそれがあります。おとり広告ガイドラインは、最長でも2週間ごとの更新と、契約済みと分かった時点でのすみやかな削除を求めています。

対策: 最長2週間ごとに全物件の成約状況を確認するチェック日を決める。成約が分かった時点で、期限を待たずに投稿を削除するかキャプションを『成約御礼』に変更する。

3.

取引態様や免許番号の表記を省いてしまう

問題: 取引態様(売主/代理/媒介)は宅建業法第34条により広告のたびに明示する義務があり、欠落は法違反のリスクがあります。

対策: 投稿前チェックリストに取引態様・徒歩分数(実測換算)の明記を必ず含める。

4.

『絶対に売れる』『相場の半額』のような表現を使ってしまう

問題: 宅建業法第32条の誇大広告等の禁止に該当するリスクがあります。

対策: 実際の条件・価格を事実として書く表現に置き換える。

よくあるご質問

不動産会社はInstagramだけで集客できますか?

地域密着型の業種のため、Instagramと不動産情報サイトの併用が現実的です。まずInstagramでの発信を軌道に乗せてから、LINE公式での問い合わせ導線を整えるのが順序として現実的です。

免許番号はInstagramのプロフィールに書く義務がありますか?

義務ではありません。宅地建物取引業法第50条が定める標識の掲示義務は『事務所等』への物理的な掲示が対象です。書けば事務所の標識と同じ情報として信頼を示す材料になります。

物件の価格表現で気をつけることはありますか?

宅建業法第32条により、実際より著しく優良・有利であると誤認させる表現は禁止されています。第34条により、広告のたびに取引態様(売主/代理/媒介)を明示する義務もあります。

成約済みの物件はどれくらいの期間で削除すればいいですか?

おとり広告ガイドラインは『最長でも2週間』ごとの更新と、契約済みと分かった時点でのすみやかな削除を求めています。『24時間以内』のような具体的な時間数はガイドラインに記載されていません。

物件写真の撮影はどうすればいいですか?

光量・アングルを最初に統一しておくと、投稿を重ねるほど世界観が整います。情報サイト掲載用写真の流用は世界観が崩れる原因になるため避けてください。

ハッシュタグはどれくらい付ければいいですか?

実測した10アカウントでは、ハッシュタグ付き投稿の平均は3.3個でした。紹介する物件のエリア名・最寄り駅名を投稿ごとに1つ付ける運用が、実測で最も一貫していました。

個人名と会社名、どちらのアカウントがいいですか?

担当者への信頼が意思決定に影響しやすい業種のため、会社名を軸にしつつ担当者紹介投稿を組み合わせる運用が向いている場合が多いです。

開設直後は何を優先すべきですか?

フォロワー数より、会社の存在と担当者の人柄が伝わる最初の10投稿を揃えることを優先してください。

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