ハッシュタグ設計
士業が実際に付けているハッシュタグ
実際に運用されている士業のInstagramアカウント15件の投稿375件を集計しました。最初に出た結果は「資格によって使う量がまったく違う」です。弁護士1件と司法書士・行政書士法人1件は直近25投稿すべてでハッシュタグを1つも使っておらず、375投稿のうち55投稿がハッシュタグなしでした。ハッシュタグを付けている320投稿だけで見ると、平均10.2個・中央値8個・最大30個です(この集計には2025年12月18日のInstagramの上限変更〈1投稿5個まで〉より前の投稿が含まれます。現在は5個までです)。以下は集計に出てきたハッシュタグを、使う枠ごとに分けたものです。
付け方の手順
- 自分の資格のハッシュタグを1個。#社労士 と #社会保険労務士 のように略称と正式名称の両方があるものは、探されやすい方を選ぶ
- 自分の事務所名のハッシュタグを1つ作る。事務所名だけのものと、資格・法人格を付けたもののうち、探されやすい方を毎回付ける
- 地域のハッシュタグを1個。〈市区町村名〉か〈都道府県名〉のどちらかを自分の地名で作る
- その投稿の中身に合わせて1〜2個(扱っている業務の言葉)
- 人を採るための投稿にだけ、採用の枠のハッシュタグを上記のいずれかと入れ替える。相談者向けの投稿には付けない
- 合計5個以内に収める。Instagramは2025年12月18日から1投稿の上限が5個になりました。ハッシュタグを付けている投稿だけで見た集計上の中央値は8個でしたが、これは上限変更前の実測値です
- ハッシュタグを付けないという選択も実際にある(実測15件のうち2件)。ただし付けない場合、ハッシュタグ検索から新しく見つけてもらう経路は使えなくなる
資格名のハッシュタグ
15件のうち最も重なった枠。#税理士 は173投稿・8アカウント、#社労士 は110投稿・7アカウント、#社会保険労務士 は45投稿・5アカウントで使われていました。
#税理士 #社労士 #社会保険労務士 #弁護士 #司法書士 #行政書士 #公認会計士 #中小企業診断士
自分の資格をそのままハッシュタグにする枠です。#社労士 と #社会保険労務士 の両方を使っているアカウントが複数あり、略称と正式名称の両方で探されていることが分かります。両方を毎回付けておきます。
事務所の形態を表すハッシュタグ
資格名だけでなく、個人事務所か法人かを表す言葉も使われていました。#会計事務所 は78投稿・5アカウント、#税理士事務所 は56投稿・4アカウントです。
#会計事務所 #税理士事務所 #税理士法人 #社会保険労務士法人 #社労士法人 #社労士事務所
探す側は「税理士」で探すこともあれば「会計事務所」で探すこともあります。自分の形態に当てはまるものを1つ足します。
採用(人を採る)のハッシュタグ
実測で最も存在感があった枠。#採用 47投稿・4アカウント、#リクルート 43投稿、#中途採用 34投稿、#インターンシップ 31投稿、#新卒 31投稿・3アカウント。相談を集めるための言葉より、人を集めるための言葉のほうが上位に並びました。
#採用 #リクルート #中途採用 #新卒 #新卒採用 #インターンシップ #転職 #就活 #就職活動 #求人 #第2新卒 #26卒 #新入社員 #採用広報 #税理士募集 #パート募集 #在宅ワーク #フレックス制 #時短勤務 #専門職
求職者は職種名と働き方の条件で探します。#在宅ワーク #フレックス制 #時短勤務 のように、自分の事務所が実際に用意している制度だけを書いてください。用意していない制度をハッシュタグにすると、入ってきた人との間で食い違いが起きます。
受験生・勉強中の人に届く枠
税理士事務所が使っていた枠。#税理士試験 は67投稿・4アカウント、#簿記 は29投稿・3アカウントでした。
#税理士試験 #簿記 #勉強垢 #大学生の勉強垢 #大人の勉強垢 #税理士受験生 #税理士になりたい社会人 #TAC #大原キャリアスタッフ
資格の勉強をしている人は、数年後の採用候補でもあります。実測では、採用のハッシュタグと勉強のハッシュタグを同じ投稿に並べている事務所がありました。相談を集めたいだけの事務所には要らない枠です。
扱っている業務を表すハッシュタグ
何を扱う事務所かを表す枠。社労士は #労務管理(39投稿・5アカウント)、#社会保険(26投稿)、#労務相談(23投稿)、税理士は #節税 #税金 #経費(各23〜24投稿)を使っていました。
#労務管理 #労務相談 #労働法 #社会保険 #給与計算 #就業規則 #助成金 #労働基準法 #有給休暇 #年次有給休暇 #育児休業 #雇用保険 #労働時間 #同一労働同一賃金 #ストレスチェック #人事労務 #カスハラ対策 #ハラスメント対策 #働き方改革 #健康経営 #節税 #税金 #経費 #税務相談 #事業承継 #経理 #会計 #クラウド会計 #法改正 #資産形成 #iDeCo
投稿の中身に合わせて1〜2個選ぶ枠です。相談に直接つながる言葉は、実測では #労務相談 が23投稿・2アカウント、#税務相談 が2投稿・2アカウントしかありませんでした。採用の枠に比べて明らかに手薄で、相談を集めたい事務所にとってはここが空いている枠です。
地域のハッシュタグ
地域名を毎回付けているのは一部の事務所でした。#伊勢市 22投稿、#三重県 21投稿、#大阪 25投稿、#豊橋 19投稿、#東三河 17投稿、#川崎市 2投稿。
#伊勢市 #三重県 #大阪 #豊橋 #東三河 #川崎市
ここは自分の地域名に置き換える枠です。上のハッシュタグをそのまま使うのではなく、「〈市区町村名〉」「〈都道府県名〉」を自分の地名で作ります。相談者は近くの事務所を地名で探すので、相談を受けるのが目的なら毎回付けます。
事務所名のハッシュタグ(自分の事務所の名前で1つ作る枠)
ハッシュタグを使っている13アカウントのうち11アカウントが、自分の事務所名・ブランド名のハッシュタグを作って毎回付けていました。他の事務所のハッシュタグを付けるためのリストではなく、「自分の名前でも1つ作る」と読む枠です。
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#みらいパートナーズ と #社会保険労務士法人みらいパートナーズ、#エフピオ と #社会保険労務士法人エフピオ のように、事務所名だけのハッシュタグと資格・法人格を付けたハッシュタグを両方作っている例が複数あります。#山田アンドパートナーズ と #yamadaandpartners のように日本語表記とアルファベット表記の両方を作っている例もあります。相談者がどちらで書くか分からないので、両方を自分の投稿に付けておきます。
連載に付ける運用のハッシュタグ
続けて出す投稿に同じハッシュタグを付けて、あとからまとめて読めるようにする枠。実測では #社労士が解説 が15投稿、#働く人の声 が16投稿、#スタッフ紹介 が26投稿・2アカウントでした。
#社労士が解説 #働く人の声 #スタッフ紹介 #社内ラジオ
制度の解説やスタッフの紹介など、同じ形で続けて出す投稿に同じハッシュタグを付けておくと、ハッシュタグをタップしたときにその連載だけが並びます。自分の資格名を入れた言い方(例:「〈資格名〉が解説」)にしておくと、資格名でも拾われます。
集計元: 実際に運用されている士業(弁護士・税理士・司法書士・行政書士・社会保険労務士)のInstagramアカウント15件の投稿375件(2026-08-06 取得)。ハッシュタグなしの投稿が55件あり、ハッシュタグを付けている320投稿だけで見ると平均10.2個・中央値8個・最大30個です。上に載せたハッシュタグはすべてこの集計に実際に出てきたもので、当サイトが作った例ではありません。地域名と事務所名のハッシュタグだけは、自分の地名・事務所名に置き換えて使う前提で載せています。この集計には2025年12月18日のInstagramの上限変更(1投稿5個まで)より前の投稿が含まれます。現在は5個までです。