SNSはじめるくん

葬儀社・仏壇店のインスタグラムの始め方

葬儀社・仏壇店のInstagramを、開設からプロフィール、ハッシュタグ、価格表示・写真の同意で気をつけることまで順番にまとめました。そのままコピペして使えるプロフィール文5例と、実際に運用されている葬儀社・仏壇店20アカウントの投稿240件から集計したハッシュタグを載せています。

葬儀社・仏壇店・終活サービス向け

プロフィール実例・実測ハッシュタグ・価格表示の注意点【2026年版】

「葬儀・終活・仏壇」でひとまとめにできないのがこの業種です。実際に運用されている20アカウントの直近投稿240件を見ると、葬儀を請け負う側が9アカウント、仏壇・仏具を売る側が11アカウントとほぼ半々に分かれていました。葬儀社側は #葬儀 #葬儀社 #家族葬 #お葬式 #終活 のような「これから探す人が打つ言葉」を、仏壇・仏具店側は #仏壇 #仏具 #モダン仏壇 #現代仏壇 #金仏壇 のような「商品の言葉」を使っており、2アカウント以上が共通して使っていたハッシュタグは28種類だけでした(出てきた498種類のほとんどは1アカウントだけの自社名・地域名タグでした)。どちらを主目的にするかで、撮る写真も、書く文章も、付けるハッシュタグも変わります。先に決めてから開設するほうが早く進みます。

最終更新: 2026-09-09

無料で葬儀社・仏壇店の設計レポートを作る →

ヒアリングに答えるだけ・1日3回まで無料

葬儀社・仏壇店が開設前に知っておくこと

最初に決めること
葬儀を請け負う側か、仏壇・仏具を売る側か
実測の内訳
20アカウント中、葬儀社側9件・仏壇仏具店側11件
価格表示の制約
含まれる範囲を誤認させる価格表示は景品表示法の対象(実際に措置命令の例あり)
写真の扱い
故人本人は個人情報保護法の対象外だが、判別できる遺族・参列者には同意が必要

開設〜運用開始までの4ステップ

アカウント開設からプロフィール設計、最初の投稿、運用リズムまでの順序。上から順に進めれば迷いません。

ステップ 1

アカウントを開設する

開設後すぐにプロアカウント(ビジネス)へ切り替えます。切り替える前に、下の「葬儀社として始めるか、仏壇・仏具店として始めるか」を読んで、どちらを主目的にするか決めておいてください。

  • 設定 →「アカウントの種類とツール」→「プロアカウントに切り替える」を選ぶ
  • カテゴリは葬儀社・仏壇店など実際の業態に近いものを選ぶ
  • ユーザーネームは屋号名にする
  • 葬儀(施行)を受注したいのか、仏壇・仏具を売りたいのかを先に決める

葬儀社・仏壇店ならでは: 実測した20アカウントのうち9アカウントが葬儀社側、11アカウントが仏壇・仏具店側でした。両方を手がける屋号もありますが、その場合も投稿単位でどちらに向けた発信かを決めておくと、あとの手が止まりません。

ステップ 2

プロフィールを設計する

自己紹介の1行目に「どこにある・どちら側の屋号か」を書きます。下に5パターンの完成文を置いてあるので、自分の業態に近いものを選んで〈 〉の中だけ書き換えれば埋まります。

  • 下の「そのまま使えるプロフィール文5例」から自分の業態に近いものを選ぶ
  • 1行目は都道府県・市区町村から書き始める
  • 価格に触れる場合は「含まれるもの・含まれないもの」を必ず併記する
  • 写真の掲載方針(同意をいただいた方のみ)をプロフィールに書いておく
  • プロフィールリンクは相談・見積もりページかオンラインショップのどちらか1本に絞る
  • ハイライトは業態に合わせて3枠から始める

葬儀社・仏壇店ならでは: 価格を書く場合は先に下の「価格を投稿に書くときに気をつけること」を確認してください。「◯◯円〜」という書き方そのものは違法ではありませんが、その価格で受けられる範囲を誤認させる書き方は景品表示法の対象になり得ます。実際に措置命令が出た例もあります。

ステップ 3

最初の10投稿を準備する

投稿のテーマは下の「最初の10投稿」を順番に使います。人が映る投稿は、同意が取れている範囲にとどめてください。

  • 施設・式場・商品紹介など、人が映らない投稿を先に揃える
  • 遺族・参列者が判別できる写真は本人の同意を得てから使う。同意が取れていなければ祭壇・供花・式場だけを撮り、供花に付いた名札(送り主の氏名・法人名)が判読できないか確認する
  • ハッシュタグは下の実測リストから、自分の側(葬儀社向け/仏壇・仏具店向け)の枠を中心に選ぶ
  • DMで相談を受けても、その場で契約を求める返信にはしない

ステップ 4

運用リズムを固定する

最初の10投稿を出し終えたら、無理のないペースで継続します。実測した20アカウントの投稿間隔は中央値5日でした。

  • 投稿する曜日・時間帯をあらかじめ決めておく
  • 投稿前に管理者が価格表示・写真の同意を確認する運用にする
  • 同意書・見積書の管理担当を1人決める
  • 1週間続けたらインサイトでプロフィール表示数を確認する

そのまま使えるプロフィール文5例(葬儀社・仏壇店)

〈 〉の中を自分の屋号の情報に置き換えれば、そのまま貼って使えます。実測した20アカウントは葬儀社側9件・仏壇仏具店側11件に分かれるため、まず自分がどちら側かを決めてから、近いものを選んでください。

1. 葬儀社(家族葬・一日葬、地域密着)

施行を受注したい葬儀社向け。相談・見積りにつなげる型。

名前欄

〈葬儀社名〉|〈市区町村〉の葬儀社

自己紹介欄(109文字)

〈市区町村〉の葬儀社「〈葬儀社名〉」です。
家族葬・一日葬・直葬に対応しています。
式場の様子や事前相談の流れを投稿しています。
お写真は許可をいただいた方のみ掲載しています。
ご相談・お見積りは〈0000-00-0000〉へ

リンク欄

相談・見積り予約ページか式場紹介ページ1本

1行目で「どこの・何をする屋号か」を言い切ります。実測でも地域名と施行形式(家族葬・一日葬・直葬)を組み合わせて書いている葬儀社がありました。価格に触れる場合は、含まれるものと含まれないものを併記します。

2. 葬儀社(終活・啓発発信型)

終活の情報発信で信頼を積み上げたい葬儀社向け。

名前欄

〈葬儀社名〉|終活・お葬式の情報発信

自己紹介欄(87文字)

〈市区町村〉の葬儀社「〈葬儀社名〉」です。
お葬式のマナーや終活の考え方を発信しています。
事前相談・資料請求はプロフィールのリンクから。
個別のご相談はDMでも受け付けています。

リンク欄

資料請求ページか事前相談予約ページ1本

実測では #終活 を使っていたのは20アカウント中4アカウントだけでした。使う場合は、マナーや制度の解説など実際に発信している内容とセットにします。「終活」という言葉だけを置いても、中身が伴わなければ響きません。

3. 仏壇店(実店舗・地域密着)

実店舗で仏壇・仏具を販売する店舗向け。

名前欄

〈仏壇店名〉|〈市区町村〉の仏壇店

自己紹介欄(91文字)

〈市区町村〉の仏壇店「〈仏壇店名〉」です。
創業〈○〉年。仏壇・仏具・お位牌を取り扱っています。
古いお仏壇のご供養・処分のご相談も承っております。
ご来店前のお問い合わせはお電話かDMへ

リンク欄

店舗紹介ページか問い合わせフォーム1本

実測では創業年数や取扱商品(仏壇・仏具・お位牌)をプロフィールに明記している仏壇店が複数ありました。古い仏壇の供養・処分の相談を受け付けている旨を書いておくと、検討中の人の背中を押します。

4. 仏具店(オンライン・全国発送)

実店舗に加えて全国発送のオンライン販売を行っている仏具店向け。

名前欄

〈仏具店名〉|全国発送のオンラインショップ

自己紹介欄(85文字)

〈都道府県〉の仏具店「〈仏具店名〉」です。
仏壇・仏具・お位牌を全国発送しています。
公式オンラインショップはプロフィールのリンクから。
ご不明点はDMでお気軽にご相談ください

リンク欄

公式オンラインショップ1本

実測でも公式オンラインショップへのリンクをプロフィールに明記している屋号がありました。DMでの相談を受け付ける旨を書くと、店舗が遠い人からの問い合わせにつながります。

5. 仏壇仏具工房(製造直販)

職人が在籍し、仏壇・仏具を自社で製造・修復する工房向け。

名前欄

〈工房名〉|仏壇仏具を製造・販売

自己紹介欄(89文字)

〈都道府県〉の仏壇仏具工房「〈工房名〉」です。
木地・彫刻・金具・蒔絵・塗りの職人が在籍しています。
製作の様子や修復事例を投稿しています。
ご相談・お見積りはプロフィールのリンクから

リンク欄

工房紹介ページか問い合わせフォーム1本

実測でも「全工程の職人在籍」のようにプロフィールで職人体制を伝えている工房がありました。製作・修復の様子を見せる投稿は動画・カルーセルとの相性がよく、実測でも動画やカルーセル中心のアカウントが複数ありました。

  • 〈 〉で囲んだ部分だけが差し替え箇所です。それ以外はそのまま使えます。
  • 自己紹介欄は入力できる文字数に上限があるため、5例とも余白を残した長さにしています。表示している文字数は改行・空白を除いた実測値で、〈 〉を自分の言葉に置き換えると前後します。
  • 価格に触れる場合は「◯◯円〜」だけで終わらせず、含まれるもの・含まれないものを併記してください。範囲を誤認させる書き方は景品表示法の対象になり得ます。
  • 写真の掲載方針を1行入れておくと、投稿を見た人の不安を先に消せます。同意の取り方は下の「写真の同意とDMからの契約で気をつけること」を参照してください。

自分の業態(葬儀社か仏壇・仏具店か)に合わせたプロフィール文と投稿企画は、ヒアリングに答えると無料で作れます。

無料で診断を始める →

ハッシュタグ設計

葬儀社・仏壇店が実際に付けているハッシュタグ

実際に運用されている葬儀社・仏壇店のInstagramアカウント20件の投稿240件を集計しました。ハッシュタグが1つ以上付いていた投稿は209件(87.1%)、1投稿あたりの平均は5.75個、最大は30個、出てきたハッシュタグの種類は498種類でした。最大の30個は、2025年12月18日のInstagramの上限変更(1投稿5個まで)より前の上限にちょうど並ぶ数です(東京仏壇のさかたが直近12投稿のうち4投稿で30個ぴったり使っていました)。以下は集計に出てきたハッシュタグのうち、2アカウント以上が共通して使っていた28種類を、使う枠ごとに分けたものです。

付け方の手順

  1. 自分がどちら側か(葬儀社か仏壇・仏具店か)を決める
  2. 自分の屋号名のハッシュタグを1つ決める。複数アカウントを運用するなら全アカウントで揃える
  3. 地域のハッシュタグを1つ。〈市区町村名〉か〈都道府県名〉を自分の地名で作る
  4. 自分の側(葬儀社向け/仏壇・仏具そのもの/供養小物・工芸)のタグから1〜2個選ぶ
  5. お盆・法要などの時期に合う投稿には、季節のタグを1個足す
  6. 合計5個以内に収める。Instagramは2025年12月18日から1投稿の上限が5個になりました

葬儀社向けのハッシュタグ

20アカウント中9アカウントが葬儀社側でした。共通して使われていたのはこの5個です。#終活 は25投稿・4アカウントで、実際に使っているのはこの業種全体でも4アカウントだけでした。

#葬儀 #葬儀社 #家族葬 #お葬式 #終活

#終活 は集客語としてよく使われますが、実測では20アカウント中4アカウントしか使っていません。使うなら相談会やエンディングノートなど、実際の取り組みとセットで使います。

仏壇・仏具そのものを表すハッシュタグ

20アカウント中11アカウントが仏壇・仏具店側でした。この業種全体で最も多くのアカウントが使っていたのは季節もの(下の #お盆 ・7アカウント)ですが、通年で使える枠では #仏壇 ・#仏具 がそれぞれ6アカウントで最多でした。#位牌 と #仏壇店 はそれぞれ3アカウントが使っています。

#仏壇 #仏具 #モダン仏壇 #現代仏壇 #金仏壇 #位牌 #仏壇店

自分の商品に当てはまる種別を1〜2個選びます。#モダン仏壇 と #現代仏壇 の両方を使っている屋号があり、呼び方が複数あることが分かります。

供養小物・工芸を表すハッシュタグ

仏壇・仏具そのものではなく、線香や提灯などの供養小物、職人の手仕事や工芸としての側面を表す枠です。ここに載せた10種類は、いずれも2アカウントが共通して使っていました。

#伝統工芸 #日本の文化 #お線香 #線香 #提灯 #お香 #お供え #オーダーメイド #錺金具 #プリザーブドフラワー

#お線香 と #線香 のように接頭語「お」の有無で2通りの書き方があり、どちらも同じ2アカウントが使っていました。表記ゆれは両方使っておくと検索の取りこぼしが減ります。

時期もの(お盆・法要)

#お盆 は20アカウント中7アカウントが使用し、この業種で最も広く使われた季節タグでした。#新盆 #初盆 #お盆準備 #花まつり も、時期に合わせて複数アカウントが使っています。葬儀社側・仏壇店側の両方から使われています。

#お盆 #新盆 #初盆 #お盆準備 #花まつり

お盆・法要・花まつりなどの行事に合わせて使う枠です。行事の当日に付けるハッシュタグなので、年間の行事表と一緒に用意しておくと迷いません。

自社名タグ(自分の屋号で作る枠)

#若林佛具製作所 は21投稿・2アカウントで使われていましたが、この2アカウントは同じ会社(京都本店とオンラインショップ)の別アカウントです。業種として複数の屋号が共通で使うタグではなく、1つの屋号が複数アカウントで揃えて使っている例として見てください。

#若林佛具製作所

他の屋号のハッシュタグ(実測では #お仏壇のはせがわ #世良仏壇店 #ティア など)も同じ考え方で、それぞれ1つの屋号が自分の名前で作っているタグです。自分の屋号でも1つ作り、複数アカウントを運用する場合は揃えて使います。定番タグとして他社に勧められるものではありません。

集計元: 実在する葬儀社・仏壇店20アカウントの投稿240件(2026-08-14 取得)。うちハッシュタグが1つ以上付いていた投稿は209件(87.1%)。1投稿あたり平均5.75個(全240投稿の平均)・最大30個・ユニーク498個。上に載せたハッシュタグはすべてこの集計に実際に出てきたもので、当サイトが作った例ではありません。地域名のハッシュタグだけは、自分の地名に置き換えて使う前提で載せています。母集団の偏りとして、この20アカウントはSNSはじめるくんの掲載台帳(葬儀・終活・仏壇カテゴリ)のうち投稿データを取得できたアカウントであり、業種全体の代表性を意図して抽出したものではありません。この集計には2025年12月18日のInstagramの上限変更(1投稿5個まで)より前の投稿が含まれます。現在は5個までです。

自分の屋号に合うハッシュタグの組み合わせと、投稿する中身まで一緒に決めたい方へ。ヒアリングに答えると無料で設計レポートを作れます。

無料で診断を始める →

葬儀社として始めるか、仏壇・仏具店として始めるか

葬儀社・仏壇店のSNSで最初に決めるのはここです。同じ「葬儀・終活・仏壇」のカテゴリでも、施行を受注する側と物販の側では客も投稿内容もハッシュタグも別物です。決めずに始めると、どちらの検討者にも刺さらない投稿になります。

  1. 実測20件は、施行を受注する側と物販の側にほぼ半々で分かれる

    実際に運用されている20アカウントのプロフィールと投稿内容を見たところ、葬儀(施行)を受注する側が9アカウント、仏壇・仏具を売る側が11アカウントでした。同じカテゴリでまとめて考えられがちですが、実態は2つの別業態です。

  2. 葬儀社側が付けているタグは「探している人の言葉」

    葬儀社側の投稿に共通して出てきたのは #葬儀 #葬儀社 #家族葬 #お葬式 #終活 でした。これから葬儀を検討している人が、検索や投稿時に打ちそうな言葉です。

  3. 仏壇・仏具店側が付けているタグは「商品の言葉」

    仏壇・仏具店側では #仏壇 #仏具 #モダン仏壇 #現代仏壇 #金仏壇 #位牌 #仏壇店 のような商品そのものの言葉に加え、#線香 #提灯 #お香 #お供え #錺金具 #伝統工芸 のような供養小物や工芸を表す言葉が共通して出てきました。探している人の言葉ではなく、商品・技術そのものを表す言葉です。

  4. 共通で複数アカウントが使っているタグは28種類しかない

    20アカウント240投稿を集計したところ、2アカウント以上が共通して使っていたハッシュタグは28種類でした(出てきた498種類のうち残りは、ほぼ1アカウントだけの自社名・地域名タグです)。内訳は葬儀社側5種類、仏壇・仏具そのものを表す言葉7種類、供養小物や工芸を表す言葉10種類、季節もの(お盆・新盆・初盆・お盆準備・花まつり)5種類、自社名タグ1種類です。季節ものを除くと、葬儀社側と仏壇・仏具店側の両方に共通して効くタグはほぼありません。

  5. 決め方

    施行を受注したいのか、仏壇・仏具を売りたいのかで、撮る写真も書く文章もハッシュタグも変わります。両方を手がけている屋号は、アカウントを分けずに投稿単位でどちらに向けた発信かを決め、その側のタグだけを付けるほうが続きます。

どちらを主目的にするか決まったら、その相手に向けた投稿企画を無料で作れます。

無料で診断を始める →

価格を投稿に書くときに気をつけること

葬儀・仏壇の価格表示は、景品表示法の対象になり得る書き方と、実際に消費者庁の措置命令が出た例があります。以下は実際に確認できた条文と公表事例の整理で、個々の投稿がすべて違反になるという意味ではありません。判断に迷う場合は所管の窓口や顧問の専門家に確認してください。

  1. 1.

    「◯◯円〜」自体は違法ではない

    価格その他の取引条件を実際より著しく有利に見せる表示は、景品表示法の有利誤認表示(第5条2号)にあたります。「◯◯円〜」という書き方そのものは違法ではありませんが、その価格で受けられる範囲を誤認させる書き方になると違反になり得ます。

  2. 2.

    実際に措置命令が出ている

    葬儀の仲介サービスで「追加料金一切なし」と表示していた点が問題とされ、2018年に措置命令、2021年には課徴金納付命令(景品表示法第8条1項)が出た例があります。別の事業者では、チラシの「火葬プラン77,000円(税込)」という表示が、個室で遺体と面会する場合も同額であるかのように誤認させたとして、2024年5月30日に景品表示法第5条2号に基づく措置命令が出ています(事業者名は下の出典リンクの消費者庁公表資料で確認できます)。

  3. 3.

    葬儀サービスの相談は年間917件、うち料金関連が52.6%

    国民生活センターは2026年6月3日、葬儀サービスの料金トラブルについて公表しました。2025年度の相談917件のうち、料金に関する相談が52.6%を占めています。「家族葬50万円」の広告から最終的に200万円超、「一日葬約30万円」のチラシから約80万円を請求されたという事例が明記されています(個別事業者名は公表資料に記載がないため、ここでも挙げていません)。

  4. 4.

    投稿での書き方

    価格に触れる投稿は「含まれるもの」「含まれないもの」を必ず同じ投稿内に併記します。プランの価格を出すなら、そのプランに何が入っていて、何が別料金かをその場で説明してください。「業界最安」のような比較を伴う表現は、根拠となるデータがなければ避けます。

  • 上記は実際に確認できた条文・公表資料の要約であり、個別の投稿が違反にあたるかどうかを断定するものではありません。価格表示の最終判断は、消費者庁の公表資料原文と顧問の専門家への確認をお願いします。

出典: 消費者庁 表示規制の概要消費者庁 課徴金納付命令の公表資料(葬儀の仲介サービス)消費者庁 措置命令の公表資料(火葬プランの価格表示)国民生活センター 葬儀サービスの料金トラブル

価格の見せ方も含めて、投稿内容を一緒に整理したい方は無料でご相談いただけます。

無料で診断を始める →

写真の同意とDMからの契約で気をつけること

故人の写真そのものの扱いと、遺族・参列者が写り込む場合の扱いは別です。DMからの相談が対面契約に進む場合の注意点も合わせて整理しました。以下は決めておく項目の整理であり、法令が要求する項目を網羅したものではありません。

  1. 1.

    故人の写真そのものは個人情報保護法の対象外

    個人情報保護委員会のFAQによると、死亡した個人の情報は個人情報保護法上の「個人情報」に該当しません。ただし写真に写り込んだ生存中の遺族・参列者が判別できる場合、その部分は「本人が判別できる映像情報」として個人情報にあたります(個人情報保護委員会のガイドライン〈通則編〉)。

  2. 2.

    撮る範囲を先に決めておく

    祭壇・供花・式場だけを撮る運用にすれば、遺族・参列者本人が写り込むリスクは減らせますが、それだけで同意の問題が片づくわけではありません。祭壇に並ぶ供花には送り主(生存している個人・法人)の氏名を書いた名札が付いており、祭壇には故人の遺影も置かれます。名札の文字が判読できる構図は避けるか、投稿前に送り主へ確認してください。人物が写り込む場合は、個人情報保護委員会がSNS投稿の注意喚起ページで挙げている「本人の許可を取る」「他人が写っていたら顔にスタンプをつける」という対応にそろえます。

  3. 3.

    DMから対面契約に進む導線は訪問販売規制の対象になり得る

    消費者庁の特定商取引法ガイドは、電話や郵便、SNS等で販売目的を明示せずに営業所等へ呼び出して契約させる場合を、訪問販売(アポイントメントセールス)として扱うと説明しています。クーリング・オフは訪問販売・電話勧誘販売とも、法定書面を受け取った日から8日以内です。

  4. 4.

    DMの返信での対応

    DMで相談を受けたら、その場で契約を求めず、まず来店・来館してもらう案内にとどめます。契約を進める場合は、法定書面の交付とクーリング・オフの説明を必ず行います。

  • 肖像権は個人情報保護法の管轄ではなく、判例で積み上げられてきた考え方です。個人情報保護委員会の資料を肖像権の根拠として引くのは誤りなので使っていません。
  • 墓地、埋葬等に関する法律(昭和23年法律48号)には、広告・宣伝・表示・価格表示の規定はありません(全条文を確認)。同法は墓地・納骨堂・火葬場の許可や埋葬・火葬の手続きが中心です。仏壇・墓石の価格表示は、上の「価格を投稿に書くときに気をつけること」のとおり景品表示法の対象になります。

出典: 個人情報保護委員会 FAQ(死亡した個人の情報)個人情報保護委員会 ガイドライン(通則編)個人情報保護委員会 SNSへの投稿消費者庁 特定商取引法ガイド 訪問販売消費者庁 特定商取引法ガイド 電話勧誘販売墓地、埋葬等に関する法律(衆議院)

写真の運用ルールとDM対応の型を、無料の設計レポートでまとめて確認できます。

無料で診断を始める →

次に決めたい葬儀社・仏壇店のSNS設計

信頼を伝える投稿と、確認すべきルールを整理する

プロフィール文とハッシュタグ、価格表示・写真の同意の決めごとまでそろったら、次は「誰に向けてどの投稿を出すか」です。ヒアリングに答えると、業態と集めたい相手に合わせた現状整理・運用戦略・アカウント見本・企画3本を無料プレビューで確認できます。

無料で葬儀社・仏壇店の設計レポートを作る
業種別のSNS戦略を選ぶ

葬儀社・仏壇店専用の戦略ページはまだ無いため、近い業種の運用戦略を一覧から選べます。

価格表示の処分事例データベースを確認する

景品表示法の措置命令・課徴金納付命令97件を類型別に整理。価格の見せ方を判断する材料になります。

SNSの法務ガイドを確認する

同意、広告表示、誤認を招く表現など、投稿前に確認したい論点を見られます。

SNS運用の基本を確認する

プロフィールと投稿を、相談者・検討者が次の行動へ進みやすい形に整える基本をまとめています。

最初の10投稿で何を出すか

フォロワー0の状態から見た人に「どんな店か・誰がやっているか」が伝わる10本。1日で揃える必要はなく、1〜2週間かけて順番に投稿すれば十分です。

  1. 1.

    店舗・式場の外観、入口の写真

    初めて見た人が場所を把握できる外観・入口の写真。地図アプリと同じ見え方だと来店・来館の安心感になります。人が映らないので、同意の準備を待たずに出せます。

  2. 2.

    商品・祭壇の写真(人物が映らない構図)

    仏壇・仏具の写真や、祭壇・供花の写真。人が映らない構図でも、供花の名札や遺影が判読できると送り主・故人の情報が写ることになるため、名札が写らない角度で撮ります。

  3. 3.

    職人・スタッフの紹介

    在籍年数や担当領域を明記した紹介投稿。実測でも「全工程の職人在籍」「創業◯年」のように、職人体制や創業年数をプロフィールで伝えている屋号が複数ありました。

  4. 4.

    代表・店主からのメッセージ

    屋号の方針や大切にしていることを、代表本人の言葉で伝える投稿。

  5. 5.

    価格・プランの紹介(含まれるもの・含まれないものを併記)

    価格に触れる投稿は、含まれるものと含まれないものを同じ投稿内に書きます。上の「価格を投稿に書くときに気をつけること」を先に確認してから出してください。

  6. 6.

    製作・施行の裏側を見せる動画

    実測した20アカウントのうち4アカウントは、直近12投稿すべてが動画でした。手を動かしている様子や式場の準備は、文章より伝わりやすい形式です。

  7. 7.

    季節の行事・繁忙期の投稿

    #お盆 は20アカウント中7アカウントが使っており、この業種で最も広く使われた季節のハッシュタグでした。お盆・彼岸などの時期に合わせて投稿します。

  8. 8.

    お客様の声・事例の紹介(同意を得た範囲で)

    依頼者・遺族の声や事例を紹介する場合は、掲載可否の同意を先に取ります。個人が特定できる情報は伏せます。

  9. 9.

    アクセス・相談方法の案内

    地図画像や最寄り駅からの道順、相談・見積りの申込方法をまとめた投稿。ハイライトにも残します。

  10. 10.

    初めてのリール(店舗・式場紹介)

    入口から店内・式場までを紹介するリール。人が映らない構図で撮影します。

最初の10投稿のネタが決まったら、葬儀社・仏壇店専用の設計レポートを無料で作れます。

無料で診断を始める →

最初の10投稿を出したあとの運用リズム

フィード週1〜2本、行事や繁忙期に合わせて増やすのが目安

実測した20アカウントの投稿間隔は中央値5日でした。無理に毎日投稿する必要はありません。直近12投稿すべてが動画だったアカウントは4件あり、内訳は葬儀社側9件中3件・仏壇仏具店側11件中1件でした。動画中心の運用は葬儀社側でやや目立つものの、仏壇店にも例があります。仏壇・仏具店側は商品を見せるカルーセルや画像中心のアカウントも多い傾向がありました。自分の業態で出しやすい形式から始めるほうが続きます。

月間のフォロワー・予約数の目安や90日の実行プランは 業種別の運用戦略ガイド で詳しく解説しています。

参考にしたい葬儀社・仏壇店の実在アカウント

実際に運用されているアカウントを見ながら、投稿の雰囲気やプロフィールの書き方を確認できます。

@musubisu.jp

【公式】お葬式のむすびす 100人いれば100通り

お葬式のエピソードを1分程度の動画で紹介するアカウント。直近12投稿すべてが動画で、行動を促す文(相談・資料請求への誘導)を12投稿中12投稿に入れています。キャプションの中央値は429字で、実測20件の中では6番目に長い部類です(最も長いのは987字でした)。

@ataka_sogi_official

葬儀社 安宅(あたか) 八千代市 ゆりのき台 家族葬 一日葬 直葬

地域名と施行形式(家族葬・一日葬・直葬)を組み合わせたハッシュタグを固定で使っている例。直近12投稿のうち11投稿で #あたか #ゆりのき台 #東葉高速鉄道 #東葉高速線 #八千代中央駅 #八千代市 #千葉県 #安宅 #葬儀 #葬式 #葬祭 #家族葬 #一日葬 #直葬 の同じ14個を使っています。

@obutsudan_no_hasegawa_official

お仏壇のはせがわ

全国138店舗を展開する仏壇店チェーンの公式アカウント。直近12投稿すべてが動画で、#お仏壇のはせがわ #仏壇 #お盆 #仏具 #供養 を中心に使っています。

@wakabayashi_kyoto

若林佛具製作所 京都本店

オンラインショップ用の別アカウント(wakabayashi_online)と役割を分けて運用している仏具製造直販の例。#若林佛具製作所 は両アカウント共通で使っており、屋号のハッシュタグを複数アカウントで揃えている実例です。

@tokyo_butsudan

東京仏壇のさかた|世田谷区上野毛

直近12投稿のうち4投稿で、1投稿あたり30個ぴったりのハッシュタグを使っていた例(2025年10〜11月・上限変更前)。現在のInstagramの上限は5個です。

開設直後にやりがちな失敗

1.

価格をぼかして誤認させる書き方をしてしまう

問題: 有利誤認表示(景品表示法第5条2号)にあたるリスクがあります。実際に葬儀サービスの価格表示で措置命令・課徴金納付命令が出た例があります。

対策: 価格を出すときは、含まれるものと含まれないものを同じ投稿内に併記する。「業界最安」のような比較表現は根拠がなければ使わない。

2.

DMの相談からその場で対面契約を急いでしまう

問題: 販売目的を明示せずに営業所等へ呼び出して契約させると、訪問販売規制(アポイントメントセールス)の対象になり得ます。

対策: DMではその場で契約を求めず、来店・来館の案内にとどめる。契約時は法定書面の交付とクーリング・オフ(8日以内)の説明を必ず行う。

3.

遺族・参列者や、供花の名札が写り込んだ写真をそのまま投稿してしまう

問題: 故人本人は個人情報保護法の対象外ですが、判別できる生存中の遺族・参列者、氏名が読める供花の名札は本人の同意が必要です。

対策: 祭壇・供花・式場だけを撮る場合も、名札の文字が判読できない構図にするか送り主に確認する。人物が写り込む場合は投稿前に本人の許可を取り、判別できてしまう場合は顔にスタンプをつける等の対応をする。

4.

葬儀社と仏壇店、どちらに向けた投稿か決めずに始めてしまう

問題: 客も投稿内容もハッシュタグも別物のため、どちらの検討者にも刺さらない投稿になります。

対策: 施行を受注したいのか、仏壇・仏具を売りたいのかを先に決める。両方手がける場合は投稿単位で切り替える。

5.

「終活」という言葉だけを置いてしまう

問題: 実測では20アカウント中4アカウントしか使っておらず、相談会やエンディングノートなど実際の取り組みが無いと言葉だけが浮きます。

対策: 「終活」を使うなら、相談会の様子やエンディングノートの案内など、実態のある投稿とセットにする。

よくあるご質問

葬儀社と仏壇店、どちらから始めればいいですか?

まず自分がどちら側かを決めてください。実測した20アカウントは、葬儀を請け負う側が9件、仏壇・仏具を売る側が11件とほぼ半々でした。使うハッシュタグも投稿内容も別物なので、両方を手がける場合も投稿単位で切り替えるほうが続きます。

ハッシュタグは何個くらい付ければいいですか?

実測した葬儀社・仏壇店20アカウントの投稿240件のうち、ハッシュタグが1つ以上付いていた投稿は209件(87.1%)でした。ハッシュタグなしの投稿も含めた240件全体の平均は5.75個です(タグ付き投稿209件だけで平均を取った数字ではありません)。2025年12月18日からInstagramの上限が1投稿5個になったため、屋号名・地域・自分の側(葬儀社向け/仏壇店向け)の3枠を固定し、残りを季節ものなどで埋める形が現実的です。

ハッシュタグを付けなくても伸びることはありますか?

実測の中に1件、直近12投稿すべてでハッシュタグを使っていないにもかかわらず、いいね中央値196・最大9658(伸び幅49.28倍)というバズ投稿を出しているアカウントがありました。ハッシュタグ以外の要素(投稿内容そのもの)が伸びを左右することもありますが、これは1件の事例であり、付けない運用を勧める根拠にはなりません。

価格を投稿に書いてもいいですか?

「◯◯円〜」という書き方自体は違法ではありません。ただし、その価格で受けられる範囲を誤認させる書き方は景品表示法の有利誤認表示にあたり得ます。実際に葬儀の仲介サービスや火葬プランの価格表示で措置命令・課徴金納付命令が出た例があります(事業者名は上の「価格を投稿に書くときに気をつけること」の出典リンクの消費者庁公表資料で確認できます)。価格に触れるときは、含まれるものと含まれないものを併記してください。

故人やご遺族の写真はそのまま使っていいですか?

故人本人の情報は個人情報保護法の対象外ですが、写真に写り込んだ生存中の遺族・参列者が判別できる場合は、本人の同意が必要です。また祭壇に並ぶ供花の名札には送り主(生存している個人・法人)の氏名が書かれているため、名札の文字が判読できる構図も避けるか送り主に確認してください。祭壇・供花・式場だけを撮ればすべて解決するわけではありません。

DMで相談を受けたら、そのまま対面で契約を進めてもいいですか?

販売目的を明示せずに営業所等へ呼び出して契約させると、特定商取引法の訪問販売規制(アポイントメントセールス)の対象になり得ます。DMではその場で契約を求めず、来店・来館の案内にとどめ、契約時は法定書面の交付とクーリング・オフ(8日以内)の説明を行ってください。

「終活」というハッシュタグは付けたほうがいいですか?

実測では20アカウント中4アカウントしか使っていません。集客語として便利ですが、相談会やエンディングノートなど実際の取り組みが伴わないと言葉だけが浮きます。使うなら実態とセットで使ってください。

投稿頻度はどのくらいが目安ですか?

実測した20アカウントの投稿間隔は中央値5日でした。フィード週1〜2本を目安に、お盆・彼岸のような繁忙期に合わせて増やす形が無理のないペースです。

関連ページ

業種別の運用戦略ガイド

葬儀社・仏壇店の個別ページはまだ無いため、近い業種のSNS戦略を一覧から選べます。

Instagram 運用 完全ガイド

Instagram 軸の母艦・SNS 運用の判断材料を網羅

業種別アカウントデータベース

実在アカウントの投稿パターン・プロフィール設計を業種別に閲覧

葬儀社・仏壇店のSNS設計を、ヒアリングで完成させる。

SNSはじめるくんの質問に答えるだけで、葬儀社・仏壇店向けの現状整理・運用戦略・アカウント見本・企画3本を無料プレビューで確認できます。全24ページ・企画30本の編集できるスライドは¥2,980の買い切りです。