ハッシュタグ設計
製造業・メーカーが実際に付けているハッシュタグ
実際に運用されている製造業・メーカー6アカウントの投稿72件(取得日2026-08-14・投稿の時期はアカウントにより2024年7月〜2026年8月)を集計しました。ハッシュタグが付いていた投稿は69件(95.8%)で、種類は302個です。ここでまず分かったのは、302種類のうち2アカウント以上が共通して使っていたタグは #製造業 の1つだけだったという実態です(6アカウント中2アカウント・5投稿)。介護施設や士業のような「業種名+施設名」の定番タグの文化は、この6アカウントには見つかりませんでした(この6件の母集団については下の集計元を参照)。以下は集計に出てきたハッシュタグを、使う枠ごとに分けたものです。
付け方の手順
- 自社名のハッシュタグを1つ作る。日本語表記とローマ字表記の両方を用意すると両方の検索で拾われる(実測でも#TAINEXASと#タイネクサス、#asanometalと#asanometalindustryのように複数表記を使い分けている例があった)
- 加工方法・素材の一般名のハッシュタグを1〜2個。自社の工程を表す言葉(例 #溶接 #メッキ #パイプ加工)から選ぶか、無ければ自分の工程名で新しく作る
- 地域名のハッシュタグを1個。〈市区町村名〉〈都道府県名〉を自分の地名で作る。実測でも@tainexasが投稿本文に#姫路市 #西脇市 #播磨 や英語の#Hyogo #Nishiwakiのような地域名タグを使い、自己紹介欄にも#兵庫県 #神戸市 等を直接書き込んでいた(いずれも1投稿ずつと出現数は少ない)。投稿のタグにするか、プロフィールに書き込むかの両方がある
- 用途・シーンのハッシュタグを1個。消費者向けなら商品の使い方(実測 #豆腐レシピ 等)、施主向けなら選び方(実測 #外壁塗装の色選び 等)を選ぶ
- 求職者に向けた投稿には、採用や募集の言葉に置き換える。実測では業種名の#製造業でさえ6アカウント中2アカウントにしか使われておらず、業種の定番タグ自体が存在しなかった
- 合計5個以内に収める。Instagramは2025年12月18日から1投稿の上限が5個になった
自社名・ブランド名のハッシュタグ
6アカウント中5アカウントが、自分の名前やブランド名でハッシュタグを作っていました。日本語表記とローマ字表記の両方を作っている例が複数あります。
#TAINEXAS #田井鉄工 #タイネクサス #田井鐵工 #asanometal #asanometalindustry #アステックペイント #湘南豆富
@tainexasは#TAINEXAS(8投稿)と#タイネクサス(4投稿)、@asanometalは#asanometal(9投稿)と#asanometalindustry(9投稿)のように、同じ会社を指すタグを2種類作って両方付けていました。どちらで検索されても拾われるようにする工夫です。
地域名のハッシュタグ
地域名のハッシュタグは6アカウント中1アカウント(@tainexas)の投稿にだけ見つかりました。いずれも1投稿ずつと出現数は少なく、日本語表記と英語表記の両方を使っています。
#姫路市 #西脇市 #播磨 #Hyogo #Nishiwaki
同じアカウントは自己紹介欄にも #兵庫県 #神戸市 #明石市 のような地域名を書き込んでいます。投稿のタグにするか、プロフィールに書き込むかの両方をこのアカウントは行っています。残り5アカウントの投稿には地域名のハッシュタグは見つかりませんでした。
加工方法・実績を表す技術用語のハッシュタグ
内装金物・什器を作る金属加工メーカー1件が、2024年7月26日〜8月14日の11投稿全部に同じ技術用語のタグをまとめて使っていました。#madeinjapan #日本製 #大量生産 #一貫管理体制 #一貫管理システム はいずれもこの11投稿全部に付いています(このアカウントの直近投稿は2026年6月30日の1本のみで、タグは付いていません)。
#madeinjapan #日本製 #大量生産 #一貫管理体制 #一貫管理システム #塗装 #パイプ加工 #線材加工 #溶接 #メッキ #鍍金 #ベンダーパイプ #シルク印刷 #国内生産
1社だけで作れる技術用語のタグの数は多く、自社の工程・素材・生産体制を表す言葉を思いつく限り書き出しておくと、投稿ごとに組み合わせを変えられます。
受注・実績アピールを表すハッシュタグ(什器の受託製造)
同じ金属加工メーカーが、店舗什器・大型什器・販促什器のように「何を作っているか」を表すタグも、同じ2024年7月26日〜8月14日の11投稿に固定で使っていました。自己紹介欄に採用の言葉は無く、#製作依頼 #製作実績 のような受注につながる言葉が中心です。
#店舗什器 #大型什器 #販促什器 #オフィス什器 #特注什器 #特殊什器 #別注什器 #内装金物 #什器製作 #製作実績 #製作依頼 #製作現場 #スチール製
プロフィール文の「販促・店舗・イベント什器、内装金物」という実績の書き方と、ここに並ぶタグの内容が対応しています。自社の実績をタグにするときの参考になります。
商品ジャンル・選び方を表すハッシュタグ(消費者向け)
自社製品が消費者の手に渡るメーカーが使っていた枠です。豆腐メーカーは#豆腐レシピ #豆腐 #高タンパク などを8投稿ずつ、建築塗料メーカーは#外壁塗装(9投稿)#外壁リフォーム(11投稿)#アステックペイント色選び(8投稿)#外壁塗装の色選び(4投稿)を使っていました。
#豆腐レシピ #豆腐 #豆腐のある暮らし #高タンパク #健康ごはん #ヘルシーレシピ #夏レシピ #外壁塗装 #外壁リフォーム #アステックペイント色選び #アステックペイントカラー塗り替え特集 #アステックペイントPickUp事例 #外壁塗装の色選び
豆腐メーカーは商品そのものの魅力(レシピ・栄養)を、塗料メーカーは選び方のコツを、それぞれタグにしています。どちらも直接の取引先ではなく、その先で商品を使う人に向けた言葉です。
海外の取引先に向けた英語・多言語のハッシュタグ
漁具メーカー1件が、プロフィールも投稿もほぼ英語で運用し、英語に加えて英語以外の言葉のタグも使っていました。
#purseseine #commercialfishing #pescadecerco #ringnot #snurpenot #aquaculture #purseseinefishing #fiskeri
#purseseine #commercialfishing は英語ですが、pescadecerco・ringnot・snurpenot・fiskeriは英語以外の言葉です。取引先の国の言葉に合わせてタグを使い分けていると考えられます。海外向けに発信するなら、自分の取引先が使う言葉を先に調べておくと近い形が作れます。
業種名・業界アピールのハッシュタグ(定番タグが無い実態)
「製造業」という業種名そのもののタグは、6アカウント中2アカウントの5投稿にしか使われていませんでした。302種類のハッシュタグのうち、2アカウント以上が共通して使っていたのはこの1つだけです。
#製造業 #製造業をもっと盛り上げたい
業種名だけでは同業他社と一緒に見つけてもらえる状態になっていません。自社名・地域名・加工方法のような、具体的な言葉のほうがこの業種では効きます。
集計元: 実際に運用されている製造業・メーカー(家電・食品・建材・金属加工・漁具)のInstagramアカウント6件の投稿72件(取得日2026-08-14)。投稿の時期はアカウントにより2024年7月〜2026年8月まで幅があり、内装金物・什器メーカー1件の11投稿は2024年7月26日〜8月14日のもので、それ以降の投稿は2026年6月30日の1本(タグ0個)だけです。うちハッシュタグが付いていた投稿は69件(95.8%)、ユニーク302種類です。上に載せたハッシュタグはすべてこの集計とアカウントごとの実測データに実際に出てきたもので、当サイトが作った例ではありません。地域名のハッシュタグは@tainexasの投稿本文(#姫路市 #西脇市 #播磨 #Hyogo #Nishiwaki)と自己紹介欄の両方に見つかりましたが、出現数はいずれも1投稿ずつです。母集団の偏りとして、この6件は掲載台帳(corporate-manufacturingカテゴリ・18件)のうち投稿データを取得できた分で、業種の代表性を意図して抽出したものではありません。この集計には2025年12月18日のInstagramの上限変更(1投稿5個まで)より前の投稿が含まれます。現在は5個までです。