SNSはじめるくん

アパレルのインスタグラムの始め方

アパレル・洋服店のInstagramを、開設からプロフィール、ハッシュタグ、表示のルールまで順番にまとめました。そのままコピペして使えるプロフィール文5例と、実際に運用されている22アカウントの投稿550件から集計したハッシュタグを載せています。古着屋・セレクトショップ・自社ブランドでは、探されかたも付けているハッシュタグも違うので、事情が変わるところは業態ごとに分けて書いています。

古着屋・セレクトショップ・アパレルブランド向け

古着屋・セレクトショップ・自社ブランドのプロフィール実例と実測ハッシュタグ【2026年版】

アパレルのInstagramというと「コーデのハッシュタグを30個びっしり付けるもの」という印象がありますが、実際に運用されている22アカウントの直近550投稿を集計すると、そうではありませんでした。1投稿あたりのハッシュタグは平均5.2個で、550投稿のうち64投稿はハッシュタグを1つも使っていません。ハッシュタグのある486投稿だけで見ても中央値は5個です。フォロワー33,000人台の下北沢の古着屋は、25投稿すべてで自分の店名のハッシュタグ1つだけ。フォロワー16,000人台の新潟の古着屋は、25投稿すべてでハッシュタグを1つも使っていませんでした。25個の大量ハッシュタグを毎回付けていたのは、22件のうち1件だけ。それも店ではなく、ファッションメディアのアカウントです。まず自分がどの業態かを決めて、その業態の付け方に合わせるほうが早く進みます。

最終更新: 2026-08-06

無料でアパレルの設計レポートを作る →

ヒアリングに答えるだけ・1日3回まで無料

アパレルが開設前に知っておくこと

最初に決めること
店に来てほしいのか、オンラインで買ってほしいのか
実測のリンク先
22件中21件にリンクあり。行き先は全部ショップ側。採用ページは0件
表示の制約
セール前の価格には「8週間さかのぼって過半」という数字の線がある
ハッシュタグの量
店の平均は5.2個。大量に付けていたのはメディア1件だけ

開設〜運用開始までの4ステップ

アカウント開設からプロフィール設計、最初の投稿、運用リズムまでの順序。上から順に進めれば迷いません。

ステップ 1

アカウントを開設する

開設後すぐにプロアカウント(ビジネス)へ切り替えます。切り替える前に、下の「店に来てほしいのか、オンラインで買ってほしいのか」を読んで、どちらを主目的にするか決めておいてください。

  • 設定 →「アカウントの種類とツール」→「プロアカウントに切り替える」を選ぶ
  • カテゴリは候補の中から業態に近いものを選ぶ
  • ユーザーネームは店名にする。実店舗なら店名+地域名も実際に多い形
  • 実店舗に来てほしいのか、オンラインで買ってほしいのかを先に決める
  • 古着(中古衣料)を仕入れて売る場合は、古物商の許可を先に確認する

アパレルならでは: 実測した22件のうち、ユーザーネームに地域名を入れていたのは古着屋に集中していました(@utashimokitazawa、@cuba.koenji、@topofthehill_koenji、@albatross_koenji、@downy_clothing_koenji)。古着は「高円寺 古着屋」「下北沢 古着屋」のように街の名前で探されるので、店名だけでなく街の名前を入れるかどうかをここで決めます。オンライン中心なら地域名は不要です。

ステップ 2

プロフィールを設計する

自己紹介の1行目で「どこの・何を扱う店か」を言い切ります。下に5パターンの完成文を置いてあるので、自分に近いものを選んで〈 〉の中だけ書き換えれば埋まります。

  • 下の「そのまま使えるプロフィール文5例」から自分に近いものを選ぶ
  • 1行目に業態(古着屋・セレクトショップ・ブランド)を入れる
  • 実店舗があるなら都道府県・市区町村と、定休日・営業時間を入れる
  • 扱うジャンルや取扱ブランドは3つまでに絞る
  • プロフィールリンクは商品を買えるページ1本に絞る(実測22件中21件にリンクあり)
  • ハイライトは「新入荷」「コーディネート」「サイズ・実寸」の3枠から始める

アパレルならでは: 実測した22件のうち21件にプロフィールリンクが設定されていました。内訳は、BASE系のオンラインストアが7件、それ以外のECサイト・店舗サイトが12件、ZOZOのショップページが1件、リンクまとめサービスが1件です。リンクが設定されていなかったのは1件だけでした。採用ページを置いていた店は22件中0件でした。プロフィールから買える場所へ一直線に運ぶのが、実測でははっきり主流です。

ステップ 3

最初の10投稿を準備する

投稿のテーマは下の「最初の10投稿」を順番に使います。商品写真は色温度・アングルを最初に1パターン決めて、全投稿で統一します。

  • 商品写真は色温度・アングル・余白の3点を最初に決めて全投稿で守る
  • 着用写真にはスタッフの身長と着用サイズを添える
  • 新入荷を出す曜日と時間を決めて、プロフィールに書いておく
  • ハッシュタグは下の実測リストから、業態・地域・店名の3枠を固定する
  • セール価格を出す場合は、その前の価格をいつからいくらで売っていたかを確認しておく

アパレルならでは: 実測した550投稿のうち、キャプションに身長を書いていたのは37投稿でした。業態別に見ると、セレクトショップは150投稿中23投稿、古着屋は250投稿中14投稿、自社ブランド・チェーンは125投稿中0投稿です。ここで数えているのはキャプションの文字だけで、画像の中に書いてある分は見えていません。それでも、着画を出す業態ほどキャプションにも身長を書いている、という差は出ています。サイズが合うかどうかは買う前の最後の不安なので、着画を出すなら身長と着用サイズをセットにします。

ステップ 4

運用リズムを固定する

最初の10投稿を出し終えたら、無理のないペースで継続します。1週目から4週目に何をやるかは下の週別の表にまとめています。

  • 新入荷を出す曜日・時間帯をあらかじめ決めておく
  • セール表示をするときは、比較する前の価格の販売実績を毎回確認する
  • 問い合わせをDMで受けるなら、返せる時間帯をプロフィールに書いておく
  • 1週間続けたらインサイトでプロフィール表示数を確認する

そのまま使えるプロフィール文5例(古着屋・セレクトショップ・自社ブランド)

〈 〉の中を自分の店の情報に置き換えれば、そのまま貼って使えます。実測した22件のうち21件にプロフィールリンクがあり、行き先はいずれもショップ側でした。5例とも、最後の1行を買える場所への案内にしてあります。実店舗がある業態では地域名から書き始める形にしています。

1. 古着屋(実店舗に来てほしい)

街に店を構えていて、来店してもらうのが主目的の古着屋向け。

名前欄

〈店名〉|〈街の名前〉の古着屋

自己紹介欄(95文字)

〈街の名前〉の古着屋「〈店名〉」です。
〈アメカジ〉〈ミリタリー〉〈ヨーロッパ古着〉を扱っています。
〈12:00〜20:00〉/〈火〉曜定休/新入荷は毎週〈金〉曜
通販はプロフィールのリンクから

リンク欄

オンラインストア1本(BASEなどのサービスでも自社ECでも可)

古着は街の名前で探されます。実測した古着屋10件のうち、ユーザーネームか投稿ハッシュタグに街の名前が入っていたのは9件でした。#高円寺 は25投稿、#吉祥寺 は21投稿、#下北沢古着屋 は4投稿という使われ方です。新入荷の曜日を書くのは、実測で古着屋250投稿のうち72投稿のキャプションに「入荷」の語が出てきたためです。来る側にとっては「いつ行けば新しい物があるか」が来店の理由になります。

2. 古着屋(オンライン中心で売りたい)

実店舗を持たない、または通販の比重が高い古着屋向け。

名前欄

〈店名〉|〈ジャンル〉の古着通販

自己紹介欄(95文字)

〈ジャンル〉の古着をオンラインで販売しています。
毎週〈火・金〉の〈21:00〉に新入荷を投稿します。
サイズの実寸は各投稿に載せています。
気になる商品はDMへ/ご購入はプロフィールのリンクから

リンク欄

オンラインストア1本

オンライン中心なら地域名は要りません。代わりに「いつ新しい物が出るか」を書きます。実測でも古着屋のキャプションには「入荷」の語が繰り返し出てきました。DMを窓口として書いておくのは、実測550投稿のうち69投稿のキャプションに「DM」の語が出てきており、古着屋では250投稿中45投稿がそうでした。DMを窓口にしている店が実際にある形です。

3. セレクトショップ(取扱ブランドで探される)

他社ブランドを仕入れて売る、地域の実店舗のセレクトショップ向け。

名前欄

〈店名〉|〈市区町村〉のセレクトショップ

自己紹介欄(101文字)

〈都道府県〉〈市区町村〉のセレクトショップ「〈店名〉」です。
取扱ブランド〈ブランドA〉〈ブランドB〉〈ブランドC〉
〈30〉代〈40〉代の方に向けて選んでいます。
ご試着・お取り寄せのご相談はDMからどうぞ

リンク欄

オンラインストアか店舗サイト1本

セレクトショップは、店の名前より先に取扱ブランドの名前で見つけられます。実測でも、取扱ブランド名をそのままハッシュタグにしている店がありました(#SNIDEL 9投稿、#スナイデル 6投稿、#COCODEAL 3投稿、#frayid 3投稿)。誰に向けて選んでいるかを書くのは、実測のセレクトショップの中に、客層そのものをハッシュタグにしている店があったためです(#ママコーデ 19投稿・#30代コーデ 16投稿はいずれも1アカウント、#大人コーデ 22投稿は2アカウント)。

4. 自社ブランド(自分で作って売る)

企画から自分でやって、自分の名前で売っているブランド向け。

名前欄

〈ブランド名〉|〈レディース〉アパレルブランド

自己紹介欄(86文字)

〈日本製〉にこだわる〈レディース〉アパレルブランドです。
〈きれいめカジュアル〉を毎日の服に。
〈東京〉で企画し、〈日本国内〉で生産しています。
ご購入はプロフィールのリンクから

リンク欄

自社のオンラインストア1本

自社ブランドは、地域でも取扱ブランドでもなく「何にこだわって作っているか」で選ばれます。実測でも #日本製 は26投稿・2アカウント、#madeinjapan は10投稿・2アカウントで使われていました。実測した自社ブランド5件は1投稿あたりのハッシュタグが平均3.4個・最大5個と少なく、上位を占めるのは自分のブランド名で、着こなしや素材の言葉を足している店もあります。プロフィールで何のブランドか言い切れていることが前提になる型です。

5. 客層を決めて売る店(年代・シーンで絞る)

扱うジャンルではなく「誰の服か」で選ばれたい店向け。古着・セレクトどちらでも使える。

名前欄

〈店名〉|〈30〉代からの〈きれいめカジュアル〉

自己紹介欄(98文字)

〈30〉代からの〈きれいめカジュアル〉を集めた〈市区町村〉のお店です。
〈子ども連れ〉でも来やすい〈駐車場あり〉のお店です。
着用写真はスタッフ身長〈158〉cmで撮っています。
お問い合わせはDMから

リンク欄

オンラインストアか店舗サイト1本

実測でいちばん独自性が出ていたのがこの型です。奈良のセレクトショップは #ママコーデ #30代コーデ #大人コーデ #ナラリサコーデ の4つをほぼ毎回付けており、扱っているブランド名のハッシュタグは使っていませんでした。誰の服かで絞ると、探す側は自分ごとになります。身長を書いておくのは、着画を見た人がサイズを自分に置き換えられるようにするためです。

  • 〈 〉で囲んだ部分だけが差し替え箇所です。それ以外はそのまま使えます。
  • 自己紹介欄は入力できる文字数に上限があるため、5例とも余白を残した長さにしています。表示している文字数は改行・空白を除いた実測値で、〈 〉を自分の言葉に置き換えると前後します。
  • 「日本一安い」「絶対に似合う」のような、客観的な根拠を出せない言い方は使わないでください。「〈2010〉年から〈15〉年」「毎週〈2〉回入荷」のように、数えられる事実に置き換えます。
  • プロフィールに「〈50〉%OFF」のような値引きの表示を置く場合は、下の「表示のルールは3つある」を先に読んでください。比較する前の価格をいつからいくらで売っていたかで、書けるかどうかが変わります。

自分の業態と客層に合わせたプロフィール文と投稿企画は、ヒアリングに答えると無料で作れます。

無料で診断を始める →

ハッシュタグ設計

アパレルが実際に付けているハッシュタグ

実際に運用されているアパレル22アカウントの投稿550件を集計しました。最初に出た結果は「量が思ったより少ない」です。1投稿あたりのハッシュタグは平均5.2個で、550投稿のうち64投稿はハッシュタグなし。ハッシュタグのある486投稿だけで見ても中央値は5個。1件だけ毎回25個を付けているアカウントがありましたが、それは店ではなくファッションメディアでした。以下は集計に出てきたハッシュタグを、使う枠ごとに分けたものです。

付け方の手順

  1. 自分の業態のハッシュタグを1個(#古着 #古着屋 #セレクトショップ など)
  2. 自分の店名・ブランド名のハッシュタグを1つ作る。日本語表記とアルファベット表記のどちらか拾われやすい方を選ぶ
  3. 実店舗なら地域のハッシュタグを1個。〈街の名前〉か〈街の名前〉+業態のどちらかを自分の地名で作る
  4. その投稿に写っている物のブランド名を1個(実際に在庫にある物だけ)
  5. 客層・着こなしのハッシュタグを1個。誰の服かで絞っている店ほど、他店と被らない
  6. 合計5個以内に収める。Instagramは2025年12月18日から1投稿の上限が5個になったため、上記の中から優先度の高いものを選ぶ形になる。実測での集計上の中央値も5個でした
  7. ハッシュタグを付けないという選択も実際にある(実測22件のうち、25投稿すべて未使用が1件、店名だけが1件)。ただし付けない場合、ハッシュタグ検索から新しく見つけてもらう経路は使えなくなる

業態を表すハッシュタグ

上位4つを複数の店が共通で使っていた枠。#古着 は88投稿・6アカウント、#vintage は96投稿・5アカウント、#古着屋 は46投稿・3アカウント、#セレクトショップ は39投稿・3アカウントです。それ以降は1アカウントだけが使っていた言い換えなので、自分の店に合うものを選びます。550投稿・482種類のうち、2アカウント以上が共通で使ったハッシュタグは25種しかなく、その上位がここです。

#古着 #vintage #古着屋 #セレクトショップ #usedclothing #vintageclothing #ヴィンテージ #ビンテージ #used #古着通販 #レディースファッション #メンズファッション #fashion

自分の業態をそのままハッシュタグにする枠です。#ヴィンテージ と #ビンテージ、#古着 と #vintage のように表記が割れているので、自分が使う表記を2つまで決めて毎回同じものを付けます。

地域のハッシュタグ

実店舗の古着屋・セレクトショップが使っていた枠。#高円寺 25投稿、#高円寺古着 25投稿、#koenji 24投稿、#草津市 23投稿、#南草津 23投稿、#吉祥寺 21投稿、#郡山 21投稿、#吉祥寺古着屋 17投稿、#滋賀県 15投稿、#下北沢古着屋 4投稿。

#高円寺 #高円寺古着 #koenji #吉祥寺 #吉祥寺古着屋 #吉祥寺古着 #下北沢 #下北沢古着屋 #shimokitazawa #草津市 #南草津 #滋賀県 #郡山 #郡山セレクトショップ #新潟

ここは自分の地域名に置き換える枠です。上のハッシュタグをそのまま使うのではなく、「〈街の名前〉」「〈街の名前〉古着屋」を自分の地名で作ります。実測では、街の名前だけのハッシュタグと「〈街の名前〉+業態」のハッシュタグを両方作っている店が複数ありました。オンライン中心の店には要らない枠です。

店名・ブランド名のハッシュタグ(自分の名前で1つ作る枠)

ハッシュタグを使っている21アカウントのうち17アカウントが、自分の店名・ブランド名そのもののハッシュタグを作っていました。ほとんどの投稿に付けているのが大半ですが、25投稿中10投稿・2投稿という店もあります。他店のハッシュタグを付けるためのリストではなく、「自分の名前でも1つ作る」と読む枠です。

#xvintage #古着屋CUBA #topofthehill #トップオブザヒル #ドラセナ #吉祥寺ドラセナ #dracaena_kichijoji #utashimokitazawa #ナトゥーラ #selectmoca #セレクトモカ #keuna #セレクトショップreal #スリークォーター #34threequarter #ユニクロ #UNIQLO #beams #ビームス #jouetie #ジュエティ #youthloser

#トップオブザヒル と #topofthehill、#ユニクロ と #UNIQLO のように、日本語表記とアルファベット表記の両方を作っている例が複数あります。#ドラセナ #吉祥寺ドラセナ #dracaena_kichijoji のように、店名だけ・地域名付き・ローマ字の3つを作っている例もありました。探す人がどれで書くか分からないので、2〜3種類を自分の投稿に付けておきます。

取扱ブランドのハッシュタグ(セレクトショップ・古着屋の枠)

他社のブランドを仕入れて売っている店が使っていた枠。実測では #SNIDEL 9投稿、#adidas 9投稿、#スナイデル 6投稿、#PoloRalphLauren 4投稿、#stussy 3投稿、#COCODEAL 3投稿、#frayid 3投稿という使われ方でした。

#SNIDEL #スナイデル #COCODEAL #ココディール #frayid #フレイアイディー #adidas #90sアディダス #stussy #carhartt #PoloRalphLauren #ポロラルフローレン #westcoastchoppers #rosh #wrangler #dolceandgabbana #miumiu #chloe

扱っているブランドの名前は、そのまま探されている言葉です。自分の店に実際にある物のブランド名だけを付けてください。在庫にない物のブランド名を付けるのは、来た人との間で食い違いが起きます。日本語表記とアルファベット表記の両方を使っている例が実測にもありました。

客層・着こなしを表すハッシュタグ

「誰の服か」「どんな雰囲気か」を表す枠。#大人コーデ 22投稿・2アカウント、#ナラリサコーデ 19投稿、#ママコーデ 19投稿、#大人カジュアル 16投稿・3アカウント、#きれいめカジュアル 16投稿・2アカウント、#30代コーデ 16投稿、#古着男子 41投稿・2アカウント、#古着女子 56投稿・3アカウント。

#古着女子 #古着男子 #古着コーデ #古着好き #古着スタイル #大人コーデ #大人カジュアル #きれいめカジュアル #30代コーデ #ママコーデ #オフィスカジュアル #シンプルコーデ #ストリートファッション #ストリートコーデ #ストリートスタイル #スポーツミックス #アメカジ #レトロファッション #90sファッション

投稿の中身に合わせて1〜2個選ぶ枠です。ここを全部付けると次の枠の話になります。年代や生活(30代・ママ)で絞っている店は実測でも独自性が出ていて、同じハッシュタグを使っている店がほとんどいませんでした。

素材・作り方を表すハッシュタグ(自社ブランド寄りの枠)

何にこだわって作っているかを表す枠。#日本製 26投稿・2アカウント、#madeinjapan 10投稿・2アカウント、#サステナブル 18投稿。

#日本製 #madeinjapan #サステナブル #オーダーメイド #リネン

作り方や素材で選ばれたい場合の枠です。実際にそうやって作っている場合だけ付けてください。古着の店が #サステナブル を使っている例もありました。

連載に付ける運用のハッシュタグ

続けて出す投稿に同じハッシュタグを付けて、あとからまとめて読めるようにする枠。実測では #店主のつぶやき が21投稿、#店主の商品紹介 が2投稿、#selectmocalive が4投稿でした。

#店主のつぶやき #店主の商品紹介 #selectmocalive

商品紹介・入荷告知・店主の話など、同じ形で続けて出す投稿に同じハッシュタグを付けておくと、ハッシュタグをタップしたときにその連載だけが並びます。自分の店名を入れた言い方(例:「〈店名〉の入荷」)にしておくと、店名でも拾われます。

大量に付ける枠(実測では店ではなくメディアの型)

毎回25個の同じハッシュタグを付けていたのは、22件のうち @furuzyo 1件だけです。これはショップではなくファッションメディアのアカウントでした。アパレルのInstagramというとこの印象がありますが、実測では店側にこの型はありません。

#今日のコーデ #ファッションコーデ #カジュアルコーデ #ゆるコーデ #モテコーデ #ガーリーコーデ #ラテカラーコーデ #プチプラコーデ #メンズライクコーデ #メンズライク #メンズライク女子 #ストリート系女子 #スト女 #着画 #置き画コーデ #服好きな人と繋がりたい #お洒落さんと繋がりたい #古着すきな人と繋がりたい #春コーデ #夏服 #秋コーデ #秋服

この枠を真似する前に2つ確認してください。1つは、実測で店側はこの付け方をしていないこと。もう1つは、商品を渡して誰かに投稿してもらうとき、その旨の表示を大量のハッシュタグに埋もれさせる形が、消費者庁の運用基準で「明瞭でない例」として名指しされていることです(下の「表示のルールは3つある」を参照)。自分の投稿でハッシュタグを増やすこと自体は問題ありませんが、PRであることの表示をここに混ぜてはいけません。

集計元: 実際に運用されているアパレル(自社ブランド・チェーン5件/古着屋・実店舗10件/セレクトショップ・実店舗6件/ファッションメディア1件)のInstagramアカウント22件の投稿550件(2026-08-06 取得)。1投稿あたり平均5.2個(ハッシュタグのある486投稿だけなら平均5.9個・中央値5個)、1投稿の最大は25個(同じものを2回書いた分を数えると26個)、未使用の投稿が64件、ユニーク482個。上に載せたハッシュタグはすべてこの集計に実際に出てきたもので、当サイトが作った例ではありません。地域名・店名・取扱ブランドのハッシュタグだけは、自分の地名・店名・在庫に置き換えて使う前提で載せています。この集計には2025年12月18日のInstagramの上限変更(1投稿5個まで)より前の投稿が含まれます。現在は5個までです。

自分の業態と地域に合うハッシュタグの組み合わせと、投稿する中身まで一緒に決めたい方へ。ヒアリングに答えると無料で設計レポートを作れます。

無料で診断を始める →

古着屋・セレクトショップ・自社ブランドで、Instagramの使い方はどう違うか

「アパレル」でひとくくりにすると、どれにも当てはまらない設計になります。実際に運用されている22アカウントを業態ごとに分けて見たときの違いを並べました。件数の少ない業態はそのまま件数を書いています。

  1. 古着屋(実測10件): ハッシュタグは平均4.9個。街の名前と1点物の出し方が軸

    実測した古着屋10件・250投稿では、1投稿あたりのハッシュタグは平均4.9個でした。250投稿のうち44投稿はハッシュタグなしです。この10件の中で共通して使われていたのは #vintage(96投稿・5アカウント)、#古着(87投稿・5アカウント)、#古着屋(46投稿・3アカウント)で、そこに街の名前(#高円寺 25投稿、#吉祥寺 21投稿など)が乗る形です。キャプションでは250投稿中72投稿に「入荷」の語が、45投稿に「DM」の語が出てきました。1点物なので、入荷を知らせることと、DMで押さえられることが投稿の役割になりやすい業態です。

    極端な2件が同居しているのもこの業態です。フォロワー33,000人台の下北沢の店は25投稿すべてで店名のハッシュタグ1つだけ、フォロワー16,000人台の新潟の店は25投稿すべてハッシュタグなしでした。始めたばかりでこれを真似すると、見つけてもらう経路が無い状態から始まることになります。

  2. セレクトショップ(実測6件): ハッシュタグは平均3.9個。取扱ブランドか客層で探される

    実測したセレクトショップ6件・150投稿では、1投稿あたりのハッシュタグは平均3.9個でした。使い方は2つに割れています。1つは取扱ブランドの名前をそのままハッシュタグにする形(#SNIDEL 9投稿、#スナイデル 6投稿、#COCODEAL 3投稿、#frayid 3投稿)。もう1つは客層をハッシュタグにする形(#ママコーデ 19投稿、#30代コーデ 16投稿、#大人コーデ 22投稿・2アカウント)です。地域名を毎回付けている店もあり、#草津市 23投稿・#南草津 23投稿・#滋賀県 15投稿、#郡山 21投稿という例がありました。

    キャプションに身長を書いていたのは、150投稿中23投稿でこの業態が最多です。仕入れた服を「自分に合うか」で選んでもらう業態なので、着画とサイズの情報が効きます。

  3. 自社ブランド・チェーン(実測5件): ハッシュタグは平均3.4個・最大5個。ほぼ自分の名前だけ

    実測した自社ブランド・チェーン5件・125投稿では、1投稿あたりのハッシュタグは平均3.4個、最大でも5個でした。上位はいずれも自分のブランド名のハッシュタグです(#UNIQLO 25投稿、#beams 24投稿、#threequarter 24投稿、#youthloser 24投稿、#jouetie 21投稿)。ブランド名以外を足している店もあります。1件は25投稿中15投稿に #きれいめカジュアル、12投稿に #日本製 を付けており、別の1件は19投稿に #ユニクロコーデ、13投稿に #LifeWear を付けていました。5件のうち1件は、25投稿中22投稿が自分のブランド名のハッシュタグ1つだけでした(それを含む投稿は24件、未使用は1件)。地域名も、他社ブランド名も、コーデ系のハッシュタグもほとんど使っていません。

    これは「ブランド名を知っている人が見に来る」状態が先にあって成立している型です。まだ名前が知られていない段階で同じ付け方をすると、誰にも見つからない投稿になります。始めたばかりなら、素材や作り方のハッシュタグ(#日本製 26投稿・2アカウント、#madeinjapan 10投稿・2アカウント)や客層のハッシュタグから入るほうが現実的です。

  4. ファッションメディア(実測1件): 毎回25個。これは店の型ではない

    22件のうち、25個の大量ハッシュタグを毎回付けていたのは1件だけでした。#今日のコーデ #ゆるコーデ #着画 #服好きな人と繋がりたい といったハッシュタグを、25投稿すべてに付けています。組み合わせは23個が固定で、季節のハッシュタグ2個(春夏か秋)だけを入れ替える形でした。ただしこのアカウントは店ではなく、ユーザーの投稿を集めて紹介するファッションメディアです。集める側と売る側では投稿の役割が違います。

  5. 4つの業態に共通していたこと

    22件のうち21件にプロフィールリンクがあり、行き先はいずれもショップ側でした(BASE系のオンラインストア7件、それ以外のECサイト・店舗サイト12件、ZOZOのショップページ1件、リンクまとめサービス1件、リンクなし1件)。採用ページを置いていた店は1件もありません。もうひとつ共通していたのは、ハッシュタグを使っている21件のうち17件が自分の店名・ブランド名そのもののハッシュタグを作って毎回付けていたことです。

自分の業態に合わせた投稿企画は、ヒアリングに答えると無料で作れます。

無料で診断を始める →

店に来てほしいのか、オンラインで買ってほしいのか

アパレルのInstagramにも、最初に分かれ道があります。実店舗へ足を運んでもらうのか、その場でオンラインで買ってもらうのか。実測では、後者に寄っているアカウントのほうが多い状態でした。

  1. 実測では、リンク先はほぼ全部ショップ側だった

    22件のうち21件にプロフィールリンクがあり、行き先はいずれもショップ側でした。実店舗を持つ古着屋・セレクトショップも例外ではなく、店の紹介ページではなくオンラインストアを置いています。BASE系のサービスを使っているのが7件で、実店舗の古着屋に集中していました。リンクを設定していなかったのは22件中1件だけです。

  2. オンラインで買ってほしいなら、実寸と入荷の時刻を書く

    実測550投稿のうち、キャプションに「オンライン」の語が出てきたのは111投稿、「通販」は68投稿(うち21投稿は #古着通販 というハッシュタグ)、「入荷」は121投稿でした。オンラインで売る場合、買う人は現物を見られないので、サイズが合うかどうかだけが不安として残ります。着画に身長と着用サイズを添え、実寸を投稿かハイライトに載せます。入荷の曜日と時刻を決めて毎回同じにすると、その時間に見に来る人ができます。

  3. 店に来てほしいなら、街の名前と営業日を先に固定する

    来店を目的にするなら、街の名前のハッシュタグを毎回付けます。実測でも #高円寺 25投稿、#高円寺古着 25投稿、#吉祥寺 21投稿、#吉祥寺古着屋 17投稿のように、街の名前だけのハッシュタグと「街+業態」のハッシュタグを両方作っている店がありました。プロフィールには営業時間と定休日を書きます。「行ったら閉まっていた」は、次に来てもらえなくなる理由として一番大きいものです。

  4. 1つのアカウントで両方やるなら、投稿単位で切り替える

    アカウントを2つに分けると、書く人の負担が2倍になります。1つにまとめ、ハッシュタグを来店してほしい投稿では街の名前、オンラインで売りたい投稿では業態と客層というように使い分けて、相手を切り替えるほうが続きます。プロフィールには実店舗の営業時間とオンラインストアの案内を1行ずつ書きます。

    1つの投稿で両方に向けて書くと、どちらにも刺さりません。切り替えるのは投稿単位です。

  5. どちらを先にやるかの決め方

    店に人が来ないのか、在庫が動かないのか、いま困っているほうを先にします。3か月続けてみて、問い合わせや注文がどちらから来たかで比重を変えるのが現実的です。

どちらを主目的にするか決まったら、その相手に向けた投稿企画を無料で作れます。

無料で診断を始める →

表示のルールは3つある。どこに書いてあるか

アパレルのInstagramで気をつけることは3つです。セール価格の書き方、商品を渡して投稿してもらうときの表示、古着を扱う場合の許可。以下は2026年8月6日に、e-Gov 法令検索の条文と消費者庁が公開している告示・ガイドラインの原文を実際に開いて確認した範囲だけを書いています。確認できなかったものは書いていません。

  1. セール価格: 「8週間」「過半」「2週間」という数字の線がある

    値引き前の価格を並べて出す書き方(二重価格表示)については、消費者庁の「不当な価格表示についての景品表示法上の考え方」に判断の目安が数字で書かれています。原文は、セール開始時点からさかのぼる8週間について検討し、その価格で販売されていた期間が販売期間の過半を占めていれば「最近相当期間にわたって販売されていた価格」とみてよい、としています。ただし、その価格で販売されていた期間が通算して2週間未満の場合、またはその価格で販売された最後の日から2週間以上経過している場合は、そうはいえないとも書かれています。

    同じ原文に「セール実施の決定後に販売を開始した商品」についての記述もあります。販売開始の時点でセール価格が既に決まっていた場合、セール前価格は実績作りとみられるため、その期間を正確に表示しても不当表示に当たるおそれがあるとされています。「先に高い値札を付けておいて、すぐ下げる」は原文で名指しされている形です。

  2. セール価格: メーカー希望小売価格を並べる場合の条件は2つ

    同じ考え方の中に、希望小売価格を比較対照価格に使う場合の記述もあります。原文が求めているのは、製造業者等により設定されていること、そしてあらかじめ公表されていることの2つです。原文には、衣料品店が「メーカー希望小売価格 29,000円の品」と表示していたが、メーカーが希望小売価格を設定していなかった場合が、不当表示に該当するおそれのある例として挙げられています。

    根拠となる法律は景品表示法第5条第2号(有利誤認表示)です。「価格その他の取引条件について、実際のものよりも取引の相手方に著しく有利であると一般消費者に誤認される表示」を禁じています。よく「第5条第1項第2号」と書かれますが、原文の第5条に項の区分はなく、正しくは第5条第2号です。

  3. PR表記: 「PR」と1語書けば済む、とは原文に書かれていない

    商品を渡して誰かに投稿してもらう場合の表示は、令和5年内閣府告示第19号(令和5年10月1日施行)と、消費者庁の運用基準に書かれています。運用基準は「広告」「宣伝」「プロモーション」「PR」といった文言による表示を例として挙げていますが、そのすぐ後に「これらの文言を使用していたとしても、表示内容全体から一般消費者にとって事業者の表示であることが明瞭となっていると認められない場合もある」と注記しています。判断されているのは特定のハッシュタグを付けたかどうかではなく、見た人が事業者の表示だと分かるかどうかです。

    運用基準は「明瞭でない例」も挙げています。表示の末尾に置く場合、周囲の文字より小さくする場合、薄い色にする場合、動画の冒頭以外にだけ置く場合、そして「大量のハッシュタグを付した文章の記載の中に当該事業者の表示である旨の表示を埋もれさせる場合」です。ハッシュタグをたくさん付ける運用とPR表記は、原文の中で正面から衝突しています。

  4. PR表記: 明示的に頼んでいなくても対象になりうる

    運用基準は、事業者が第三者のSNS上に自社の商品の表示をさせる場合を、事業者の表示となる例として挙げています。さらに「明示的に依頼・指示していない場合であっても、事業者と第三者との間に事業者が第三者の表示内容を決定できる程度の関係性があり」、第三者の自主的な意思による表示内容とは認められない関係性がある場合も対象になりうる、と書かれています。報酬を払っていない、指示していない、というだけでは外れません。

  5. 古着: 仕入れて売るなら古物商の許可がいる

    古物営業法第2条第1項は「古物」を、一度使用された物品、または使用されない物品で使用のために取引されたもの、もしくはこれらに幾分の手入れをしたもの、と定めています。同条第2項第1号が古物営業を定義し、第3条が「前条第二項第一号又は第二号に掲げる営業を営もうとする者は、都道府県公安委員会の許可を受けなければならない」と定めています。古物営業法施行規則第2条は古物の区分を13に分けており、第2号が「衣類(和服類、洋服類、その他の衣料品)」です。洋服は名指しで区分に入っています。

    同じ規則で、カバン・靴は第11号「皮革・ゴム製品類」という別の区分です。自分が扱う物がどの区分かは、許可を取るときに関わってきます。自分の物を売るだけ、あるいは自分が売った物を買い戻すだけの場合は、第2条第2項第1号の定義から外れます。

  6. 古着: ネットで売るなら、許可番号などを見られるようにする

    古物営業法第12条第2項は、古物商が「その氏名又は名称、許可をした公安委員会の名称及び許可証の番号」を、電気通信回線に接続して行う自動公衆送信により公衆の閲覧に供しなければならない、と定めています。オンラインストアの特定商取引法に基づく表記のページなどに、この3つを載せている店が多いのはこのためです。条文には「その事業の規模が著しく小さい場合その他の国家公安委員会規則で定める場合」を除く、という書き方があります。

    この除外がどこまでかは規則側の規定で、今回そこまでは原文を確認できていないため、このページでは書いていません。自分が除外に当たるかどうかは、許可を出す公安委員会に確認してください。

何のルールか根拠となる文書定めている機関条番号・告示番号
セール価格の書き方不当景品類及び不当表示防止法/不当な価格表示についての景品表示法上の考え方法律は国/考え方は公正取引委員会(平成12年)・消費者庁(平成28年改定)法 第5条第2号(有利誤認表示)
商品を渡して投稿してもらうとき一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示/同運用基準内閣府(告示)・消費者庁(運用基準)令和5年内閣府告示第19号(景品表示法第5条第3号に基づく)
古着を仕入れて売るとき古物営業法/古物営業法施行規則国/国家公安委員会(規則)法 第2条第1項・第2項第1号・第3条・第12条第2項、規則 第2条第2号

e-Gov 法令検索の条文と、消費者庁が公開している告示・ガイドラインの原文で確認(2026-08-06 取得)。

  • ここに書いた文書名・条番号・数字・条文は、2026年8月6日に e-Gov 法令検索と消費者庁の公開文書の原文を実際に開いて読めたものだけです。読めなかったものは書いていません。
  • 「最近相当期間」の8週間・過半・2週間という数字は、法律の条文ではなく消費者庁の「考え方」に書かれている判断の目安です。個別の表示が問題になるかどうかは、この目安だけで決まるものではありません。
  • 服の品質表示(家庭用品品質表示法・繊維製品品質表示規程)が、通信販売やSNSの広告表示にも及ぶのかは、今回原文で確認できませんでした。法律の条文にも規程にも「通信販売」「広告」の語が無く、規定は商品そのものへの表示を前提に書かれています。原文から言えるのはそこまでなので、このページでは「及ぶ」とも「及ばない」とも書いていません。
  • このページは、原文に書かれていることをそのまま引いているだけで、条文の解釈をこちらで断言することはしていません。個別の表示が問題になるかどうかは、消費者庁の窓口や所管の窓口に確認してください。
  • 実測の数字は、Instagram のキャプション本文に出てくる文字とハッシュタグだけを数えたものです。画像や動画の中に書かれている表示は数えられていません。「キャプションに書いていない」と「表示していない」は別の話です。

出典: e-Gov法令検索(不当景品類及び不当表示防止法)消費者庁(不当な価格表示についての景品表示法上の考え方)消費者庁(一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示・令和5年内閣府告示第19号)消費者庁(同告示の運用基準)e-Gov法令検索(古物営業法)e-Gov法令検索(古物営業法施行規則)

開設1週目から4週目にやること

4ステップを終えたあと、最初の1か月で手が止まらないように週ごとに分けました。

  1. 1.

    1週目: プロフィールと、店が分かる3投稿

    プロアカウントに切り替え、上のプロフィール実例をもとに名前欄・自己紹介・リンクを埋めます。投稿は外観(またはブランドの世界観が分かる1枚)、店内・什器、店主かスタッフの紹介の3本。この3本は商品の在庫に左右されないので、撮りためずに出せます。あわせて商品写真の色温度・アングル・余白を1パターンに決めます。

  2. 2.

    2週目: 商品を3本と、ハイライト3枠

    看板になる商品を1点、ディテールの寄りを1点、着用写真を1点の3本を出します。着用写真にはスタッフの身長と着用サイズを書きます。ハイライトは「新入荷」「コーディネート」「サイズ・実寸」の3枠を作ります。ハッシュタグは、業態・地域・店名の3枠を毎回付ける形にここで固定します。

  3. 3.

    3週目: 入荷の告知フォーマットを作る

    新入荷を知らせる投稿の型を1回作ります。曜日と時刻を決めて、プロフィールにも書きます。実測では古着屋の250投稿中72投稿、セレクトショップの150投稿中48投稿のキャプションに「入荷」の語が出てきており、繰り返し出される投稿です。ここで型を作っておくと、以降は中身を差し替えるだけになります。

  4. 4.

    4週目: リールを1本と、数字の確認

    1着を数パターンに着回すリール、または新入荷をまとめて見せるリールを30秒程度で1本出します。あわせてインサイトでプロフィール表示数を確認し、問い合わせが来店とオンラインのどちらから来たかを記録します。ここで来店とオンラインの比重を決め直します。

  • セール表示をこの1か月の中でやる予定があるなら、比較する前の価格をいつからいくらで売っていたかを、投稿を作る前に確認してください。上の「表示のルールは3つある」に、原文で確認できた数字の目安を書いています。

次に決めたいアパレルのSNS設計

着用写真を並べるだけでなく、購入までの流れを整える

プロフィール文とハッシュタグ、表示のルールまでそろったら、次は「誰に向けてどの投稿を出すか」です。ヒアリングに答えると、業態と客層に合わせた現状整理・運用戦略・アカウント見本・企画3本を無料プレビューで確認できます。

無料でアパレルの設計レポートを作る
アパレルのSNS戦略を見る

Instagram、TikTok、LINEをどう使い分け、購入導線を作るかを整理します。

アパレルの設計事例を見る

着用写真、商品紹介、スタッフ投稿を組み合わせる設計の考え方を確認できます。

SNS運用の基本を確認する

プロフィールと投稿を、見た人が次の行動へ進みやすい形に整える基本をまとめています。

最初の10投稿で何を出すか

フォロワー0の状態から見た人に「どんな店か・誰がやっているか」が伝わる10本。1日で揃える必要はなく、1〜2週間かけて順番に投稿すれば十分です。

  1. 1.

    外観・店舗入口の写真(オンライン中心ならブランドの1枚)

    初めて見た人が場所を把握できる外観・入口の写真。以降の商品写真の色温度・アングルの起点にもなります。実店舗がない場合は、ブランドの世界観が伝わる1枚に置き換えます。

  2. 2.

    看板商品(一押しアイテム)の写真

    物撮りでディテールが伝わる看板商品の写真。色温度・アングルを最初に決めた1パターンで撮影します。

  3. 3.

    コーディネート提案(全身1コーデ)

    スタッフまたはモデル着用の全身コーディネート写真。「どんなシーンで着るか」が伝わる構図を選びます。

  4. 4.

    素材・ディテールのクローズアップ

    生地の質感やステッチ等、全身写真だけでは伝わりにくい情報を寄りで撮影します。古着なら傷み・リペア跡もここで正直に出します。

  5. 5.

    店主・スタッフの紹介(着用イメージ含む)

    誰が選んでいる店かが伝わる紹介投稿。スタッフ自身の着用写真だとコーディネートの参考にもなります。実測でも #店主のつぶやき を21投稿で使っている古着屋がありました。

  6. 6.

    サイズ感がわかる着用写真

    身長・着用サイズを添えた着用写真。実測550投稿のうち身長を書いていたのは37投稿で、セレクトショップに多い形でした。購入前の「サイズが不安」を減らす投稿です。

  7. 7.

    新入荷の告知フォーマットを1回作る

    新入荷の告知を1回作っておくと、以降は中身を差し替えるだけになります。曜日と時刻を決めてプロフィールにも書きます。実測でいちばん繰り返されていた投稿の型です。

  8. 8.

    店内・ディスプレイの雰囲気

    陳列や什器の雰囲気が伝わる写真。来店動機につながります。

  9. 9.

    アクセス・営業時間の案内(オンライン中心なら買い方の案内)

    地図画像や最寄り駅からの道順、営業時間・定休日をまとめた投稿。ハイライトにも残します。オンライン中心なら、注文から発送までの流れとDMの受付時間に置き換えます。

  10. 10.

    初めてのリール(コーディネート紹介か新入荷まとめ)

    30秒程度で1着を数パターンに着回すリール、または新入荷をまとめて見せるリール。特別な機材は不要で、スマホの撮影で成立します。

最初の10投稿のネタが決まったら、アパレル専用の設計レポートを無料で作れます。

無料で診断を始める →

最初の10投稿を出したあとの運用リズム

フィード週3〜4本、ストーリーズ毎日、リール週1〜2本が目安

無理に毎日投稿する必要はありません。継続できるペースを優先してください。新入荷の曜日を決めている店は、その曜日だけは必ず出す形にすると読む側の習慣になります。セール・値引き表示をする際は、そのつど「比較する前の価格をいつからいくらで売っていたか」を見直してください。

月間のフォロワー・予約数の目安や90日の実行プランは アパレル SNS 戦略 で詳しく解説しています。

参考にしたいアパレルの実在アカウント

実際に運用されているアカウントを見ながら、投稿の雰囲気やプロフィールの書き方を確認できます。

@x_vintage_tokyo

X VINTAGE 下北沢古着屋

直近25投稿すべてで、自分の店名のハッシュタグ #xvintage 1つだけを付けている例。実測22件のなかでも極端に絞った付け方で、名前が知られている状態で成立している型です。始めたばかりの店がそのまま真似できる形ではありません。

@cuba.koenji

高円寺 古着屋 CUBA キューバ

街の名前と店名を毎回固定している例。#高円寺 と #高円寺古着 を25投稿すべてに、#古着屋CUBA を23投稿に付けています。街で探されることを前提にした付け方です。

@dracaena_net

古着屋ドラセナ(通販)

店名のハッシュタグを3種類(#ドラセナ/#吉祥寺ドラセナ/#dracaena_kichijoji)作って併用している例。あわせて #古着通販 #サステナブル を使い、通販で買ってもらう前提のハッシュタグ構成になっています。

@selectshop_real

セレクトショップreal

地域名と取扱ブランド名を組み合わせている例。#草津市 #南草津 を23投稿、#滋賀県 を15投稿に付けたうえで、扱っているブランド名(#SNIDEL #COCODEAL #frayid)をそのままハッシュタグにしています。

@selectshop_lisa

セレクトショップLisa@奈良(ナラリサ)公式

客層そのものをハッシュタグにしている例。#ママコーデ #大人コーデ #ナラリサコーデ を19投稿、#30代コーデ を16投稿に付けており、取扱ブランド名のハッシュタグは使っていません。誰の服かで絞ると他店と被りにくくなります。

@34threequarter

スリークォーター | 3/4three quarter

自社ブランドの例。1投稿あたりのハッシュタグは少なく、自分のブランド名(#threequarter #スリークォーター #34threequarter)に、作り方を表す #日本製 #madeinjapan と客層を表す #きれいめカジュアル を足す構成です。

@_vintage_shop2000

古着屋2000

直近25投稿すべてでハッシュタグを1つも使っていない例。プロフィールに次回の入荷日時と住所、オンラインストアへのリンクだけを置いています。ハッシュタグを使わない運用が実在することの実測例です。

開設直後にやりがちな失敗

1.

根拠のない「定価」からの値引きを表示してしまう

問題: 値引き前の価格として並べられるのは、消費者庁の「不当な価格表示についての景品表示法上の考え方」が示す条件を満たす価格です。原文は、セール開始からさかのぼる8週間で見て、その価格で売っていた期間が販売期間の過半を占めること、通算2週間未満でないこと、最後に売った日から2週間以上経っていないこと、を目安として挙げています。

対策: セールの前に、その価格でいつからいくらで売っていたかを確認する。条件を満たさない価格を並べる場合は、いつの時点でどのくらいの期間の価格かを正確に書く。根拠は本文の「表示のルールは3つある」にまとめています。

2.

設定されていない「メーカー希望小売価格」を並べてしまう

問題: 希望小売価格を比較対照価格に使えるのは、製造業者等が設定し、あらかじめ公表している場合です。ガイドラインの原文には、衣料品店がメーカー希望小売価格を表示していたが実際にはメーカーが設定していなかった例が、不当表示に該当するおそれのある例として載っています。

対策: 仕入れ先に、希望小売価格が設定され公表されているかを確認する。参考小売価格など別の名称の価格を使う場合は、希望小売価格以外の名称で書く。

3.

PR表記を大量のハッシュタグの中に埋もれさせてしまう

問題: 消費者庁の運用基準は、事業者の表示である旨を「大量のハッシュタグを付した文章の記載の中に埋もれさせる場合」を、明瞭でない例として名指しで挙げています。ハッシュタグの末尾に「PR」の一語を混ぜる形は、この例に正面から当たります。

対策: 商品を渡して投稿してもらう場合は、ハッシュタグではなく本文の冒頭で、見た人が読み飛ばさない大きさと位置に書いてもらう。依頼する前に、どこにどう書くかまで合意しておく。

4.

商品写真の色温度・アングルがバラバラになる

問題: 撮影のたびに色味や構図が変わると、グリッド一覧で統一感が失われ、何を扱う店か伝わりにくくなります。

対策: 色温度・アングル・余白の3点を最初に決めて全投稿で守る。撮る場所と時間帯も固定すると揃いやすくなります。

5.

店名のハッシュタグを作っていない

問題: 店名で検索したときに、自分の投稿がまとまって出てきません。実測でも、ハッシュタグを使っている21アカウントのうち17アカウントが自分の店名・ブランド名そのもののハッシュタグを持っていました。

対策: 店名だけのハッシュタグと、地域名またはローマ字表記を足したハッシュタグの両方を作り、毎回付ける。実測では3種類作っている店もありました。

6.

着用写真に身長・着用サイズを書かない

問題: 買う前の最後の不安はサイズです。オンラインで売る場合、現物を見られないぶんここだけが残ります。

対策: 着画にはスタッフの身長と着用サイズを毎回書く。実寸は投稿かハイライトに載せる。実測でも、着画を出す業態ほど身長を書いていました。

よくあるご質問

古着屋・セレクトショップ・自社ブランドで、始め方は変わりますか?

開設とプロフィールの手順は共通ですが、そのあとが変わります。実測した22アカウントでは、1投稿あたりのハッシュタグ数が古着屋10件で平均4.9個、セレクトショップ6件で平均3.9個、自社ブランド5件で平均3.4個でした。古着屋は街の名前と入荷、セレクトショップは取扱ブランドか客層、自社ブランドは自分のブランド名が軸です。本文で業態ごとに分けて書いています。

ハッシュタグは何個くらい付ければいいですか?

Instagramは2025年12月18日から、1投稿・1リールに付けられるハッシュタグの上限を5個に変更しました。実測したアパレル22アカウントの投稿550件(この上限変更より前の投稿を含む集計)でも、1投稿あたり平均5.2個・ハッシュタグのある486投稿だけで見ると平均5.9個・中央値5個でした。550投稿のうち64投稿はハッシュタグなしでした。まずは業態・地域・店名の3枠を固定し、投稿の中身に合わせて残りを足す形で上限5個以内に収めるのが実際に多い付け方です。

アパレルは30個くらいコーデのハッシュタグを付けるものだと思っていました

実測ではそうなっていませんでした。25個の大量ハッシュタグを毎回付けていたのは22件のうち1件だけで、それは店ではなくファッションメディアのアカウントです。店側は平均5.2個で、フォロワー33,000人台の古着屋は店名のハッシュタグ1つだけ、フォロワー16,000人台の古着屋はハッシュタグを1つも使っていませんでした。なお、この実測は2025年12月18日のInstagramの上限変更(1投稿5個まで)より前の投稿を含みます。現在は上限そのものが5個のため、30個は付けられません。

セール・値引き価格の表示で気をつけることは?

値引き前の価格として並べられるのは、実際に売っていた価格です。消費者庁の「不当な価格表示についての景品表示法上の考え方」は、セール開始からさかのぼる8週間で見て、その価格で売っていた期間が販売期間の過半を占めていれば「最近相当期間にわたって販売されていた価格」とみてよい、としています。ただし通算2週間未満の場合、または最後に売った日から2週間以上経っている場合はそうはいえない、とも書かれています。根拠となる法律は景品表示法第5条第2号です。

メーカー希望小売価格と比べて表示してもいいですか?

製造業者等が設定し、あらかじめ公表している価格であれば使えます。設定されていない価格を希望小売価格と称して並べることは、ガイドラインの原文で不当表示に該当するおそれのある例として挙げられています。原文には衣料品店の例がそのまま載っています。仕入れ先に確認してから使ってください。

インフルエンサーに商品を提供して投稿してもらう場合の注意点は?

消費者庁の運用基準は「広告」「宣伝」「プロモーション」「PR」といった文言を例として挙げていますが、その文言を使っていても表示内容全体から明瞭と認められない場合がある、と注記しています。特に、事業者の表示である旨を大量のハッシュタグの中に埋もれさせる形は、明瞭でない例として名指しで挙げられています。ハッシュタグではなく本文の冒頭に、読み飛ばされない大きさで書いてもらってください。報酬を払っていない場合でも、表示内容を決められる関係性があれば対象になりうると原文に書かれています。

古着を仕入れて売るのに許可はいりますか?

古物営業法第3条は、古物営業を営もうとする者は都道府県公安委員会の許可を受けなければならないと定めています。同法施行規則第2条の古物の区分では、第2号が「衣類(和服類、洋服類、その他の衣料品)」で、洋服は名指しで入っています。自分の物を売るだけの場合は営業の定義から外れます。取得の要否は所轄の警察署に確認してください。

オンラインで古着を売る場合、載せておく情報はありますか?

古物営業法第12条第2項は、氏名または名称・許可をした公安委員会の名称・許可証の番号を、インターネット上で見られるようにしなければならないと定めています。オンラインストアの表記のページに載せている店が多いのはこのためです。条文には事業規模が著しく小さい場合などの除外がありますが、その線引きは今回原文を確認できていないため、所轄の窓口に確認してください。

地域のハッシュタグはどう作ればいいですか?

〈街の名前〉と〈街の名前〉+業態を自分の地名で作ります。実測では #高円寺 と #高円寺古着 を25投稿ずつ、#吉祥寺 21投稿と #吉祥寺古着屋 17投稿のように、両方を作って毎回付けている店がありました。オンライン中心の店には要らない枠です。

プロフィールのリンクは何を入れるべきですか?

実測した22件のうち21件にリンクが設定されており、行き先はいずれもショップ側でした。内訳はBASE系のオンラインストアが7件、それ以外のECサイト・店舗サイトが12件、ZOZOのショップページが1件、リンクまとめサービスが1件です。実店舗を持つ古着屋・セレクトショップも、店の紹介ページではなくオンラインストアを置いていました。1本に絞るのが基本です。

Instagramのショッピング機能(投稿に商品タグを付ける)は使えますか?

使うにはMetaの審査が要ります。Instagramの公式ヘルプは審査について「Our review process can take up to 4 weeks.(最大4週間かかる場合があります)」と書いており、公式に出ている期間はこれだけです。利用資格として、自社サイトから直接購入できる商品リストがあること、短縮していない単一のドメインを提出することが挙げられています。また現行の手順にはチェックアウトURLの追加が必須工程として入っており、購入手続き自体は自分のサイト側で完結する設計です。まずは買えるページを1つ用意することが先になります。

着用写真には何を書けばいいですか?

スタッフの身長と着用サイズを書いてください。実測550投稿のうち身長を書いていたのは37投稿で、業態別ではセレクトショップが150投稿中23投稿と最多、自社ブランド・チェーンは125投稿中0投稿でした。着画で売る業態ほど書いています。実寸は投稿かハイライトに載せます。

投稿頻度はどのくらいが目安ですか?

フィード週3〜4本、ストーリーズ毎日が目安です。無理のないペースを優先してください。新入荷の曜日を決めている店は、その曜日だけは必ず出す形にすると読む側の習慣になります。

関連ページ

アパレル SNS 戦略

Instagram・LINE公式等の5プラットフォームの使い分け、月間の目標数値、90日実行プラン、景表法・薬機法・ステマ規制配慮を解説

アパレル・ファッションのInstagram設計

アパレルブランドがInstagramで売上に直結するアカウント設計。世界観の統一、着回しコーデ投稿、ショッピング機能連携まで解説。

業種別 Instagramハッシュタグ運用実態調査を見る

この業種のハッシュタグ実測データを、27業種横断で比較できます。

業種別 採用目的Instagram運用実態調査を見る

この業種を含む9業種で、採用目的の運用実態を比較。

Instagram 運用 完全ガイド

Instagram 軸の母艦・SNS 運用の判断材料を網羅

業種別アカウントデータベース

実在アカウントの投稿パターン・プロフィール設計を業種別に閲覧

アパレルのSNS設計を、ヒアリングで完成させる。

SNSはじめるくんの質問に答えるだけで、アパレル向けの現状整理・運用戦略・アカウント見本・企画3本を無料プレビューで確認できます。全24ページ・企画30本の編集できるスライドは¥2,980の買い切りです。

無料で診断を始める →